徒然なるアナログ生活〜今日の1枚~VOL.4 22.06.02
暑い。とにかく暑い。
6月とはこんなに暑かっただろうか。
汗かきデブには辛い季節。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて今日の1枚はこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1654142852261-nj4YRybPwA.jpg?width=800)
The Velvet Under Ground & NICO/セルフタイトルアルバム
67年作。誰もが一度は目にしたことがあろうジャケット。
通称ヴェルヴェッツが世に放った奇跡の1枚。
彼らは間違いなく音楽の歴史を変えた。
ちなみに筆者はUNIQLOのバナナUTを持ってましたw
天才であり奇才、現代アート界の巨星 アンディ・ウォーホールプロデュースの本作。
プロデュースというよりは彼らを気に入ってパトロンになったと言った方が正確かも。金も出すが口も出すタイプ。NICOはウォーホールの当時のお気に入りモデル。音楽経験ゼロでボーカルに捩じ込んできた。その結果がこのバンド名というわけ。
そもそもジャケットにウォーホールの名前しかないって、ねぇ?笑
さて、作品について。
ジャケットは知っていても中身を聴いたことが無い、という人が大多数だと思う。
当時でいうオルタナティヴロックバンドがヴェルヴェッツだと個人的には認識している。プロトパンク、アートロックでもある。
天才ルー・リードが紡ぐ尖った歌詞、美しいメロディは同時代の音楽と一線を画していたし、タブーに切り込む曲もある。それが理由なのかどうかは判然としないが、発売当時は全く売れなかった。
67年当時は昨日も書いたが、サイケデリックムーヴメント真っ只中。
若者は鬱屈を抱え、ヒッピーが誕生した頃、アメリカではドアーズが「ハートに火をつけて」でデビュー、ビートルズは「ホワイトアルバム」の制作をして、ストーンズが「サタニックマジェスティーズ」、クリームが「カラフルクリーム」をリリースした年。
そりゃ売れるはずがない…
サイケ真っ只中に新進気鋭のオルタナティヴサウンドは流行らなかった。
しかしじわじわと、それこそアンダーグラウンドで、リスナーは増え、影響を受ける人間が増えていった。
ブライアン・イーノ曰く「これを買った7300人全員がバンドをはじめた。」
実は与えた影響は計り知れなかった。
それが分かるのは少し先の話になるのだが。
購入先は筆者行きつけのレコード店 ココナッツディスク池袋店。
飛びつくように買った。
盤の状態も、音質も良好。何よりジャケット状態が最高。
アナログならではの聴き心地が炸裂していた。
バンド始めたくなった笑
先日NHKにて放送中の「バタフライエフェクト~映像の世紀~」にて、チェコスロヴァキアの”ビロード革命”が取り上げられていた。
ビロード、英語でヴェルヴェット。
奇跡の無血革命の陰に、ヴェルヴェッツがいた。という内容。面白かったので再放送があればぜひ観てほしい。
そんなところで暑い日の今日はここまで。
あまりに暇なので職場でこのエントリーを書いているのは、内緒だ。
また明日、お会いしよう。
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