前田デザイン室がブレた原因は「やらなくなった7つ」かも。

こんにちは、ロゴとかWebなど、グラフィックのデザイン会社をやっている前田高志です。心は小5のまま、身体は45歳のデザイナーです。子供おっさんすぎて、年齢不詳と言われます。

15年ほど任天堂に勤めていました。今は株式会社NASUの代表やってます。

バック・トゥ・ザ・フューチャー』の中で出てくる「為せば成る」からの由来して株式会社NASUという社名です。死ぬまでに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな誰かに影響与えるものを作りたい。

2018年3月から「前田デザイン室」というオンラインコミュニティを始めました。最初の月は20人からスタートし、最大では364人。もう数えてないけど、累計1500人は超えているかも。前田デザイン室のおかげでいろんなクリエイターと知り合えました。

はじめまして、
前田デザイン室です。



あらためて、前田デザイン室のことを書きますね。前田デザイン室というのは、オンラインサロン、オンラインコミュニティと言っていたけど、最近は「クリエイター集団」でいいやと思っています。(ほんとは「作り手集団」「ものづくり集団」のほうが言いたいけど、クリエイターのほうがわかりやすいのかなーと思ったり…検討中です)

それも「永遠の童心」を持つクリエイター(これからなる人も含む)。

過去には、「サーカス団」とも言っていて、結構自分では気に入っています。(ちょっぴり小っ恥ずかしさもありますが……)

前田デザイン室はサーカス旅団。

はっきりって前デのメンバーは最高だ。やさしくて、楽しくて、そしてやる時はやる。奇跡的にそんな仲間が集まった。そんなぼくら前田デザイン室は、観客を喜ばせ、楽しみながらお互いのスキルを高め合う「サーカス旅団」という例えがふさわしい。
ただ、おままごとに楽しけりゃいいね!というのが前田デザイン室ではない。自分たちが楽しいことをやって、観客を魅了する。

〜前田デザイン室1周年を迎えての noteより〜

デザインで、観客を魅了していきたい。

いろんなクリエイターがいる

前デメンバー(最近、前トモと呼んでたりします)はいろんな人がいます。

グラフィック、イラスト、動画、編集・ライター、Web、Webディレクター、インテリアデザイナー、コーダー、アパレル、CM制作、漫画、営業、経理、営業、高校生、大学生、教師、マーケッター、造形師、ダンスインストラクター……ほんっとにさまざまなんです。

それでも仲良くやれるのは「同じ価値観」をもとに集まって来てくれているからです。

おもしろいこと、たのしいことが大好きな大人たち

不思議なことに最初からそんな前デ的な人が多いんですよね。ぼくの発信している情報だったり、前トモたちの発信だったり、前田デザイン室のグラフィックデザインのトンマナが効いてるのもあるのだと思います。あと、元任天堂というイメージ。ブランド力も。(元任天堂いいすぎと揶揄されたりしますが、残念ながら今のところ1番説明が早いんです。)

さて、前置きが長くなりました。

前田デザイン室の今後について

今回は「前田デザイン室の今後について」書こうと思ってnoteを開いたのですが、「やらなくなったこと」が今後において大事なんじゃないかと着目しました。それが7つもあったんです。

これらを初期のように戻そうと思います。

〜やらなくなったこと1〜 今後の話

ことあるごとに前田デザイン室についてnoteを書いていた。コミュニティマネージャーの浜田さんから「今後の指針の noteをお願いします」と言われてたから、最近それもあんまりやらなくなった。あかんなと。これからの前田デザイン室について書こうと思った。

前田デザイン室は「リニューアル」いや「リボーン」したわけで、原点回帰していきます。さっきも当時の note読んでたりしてました。

原点回帰とは、初期にやってたけど「やらなくなったこと」なのかもしれない。

〜やらなくなったこと2〜 前田高志の積極参加

ぼく、昔の方がプロジェクトに参加してるんですよね。もっと参加メンバーに近かったんですよね。打ち合わせも毎回出てたし、デザインもしてた。なんか上から好き放題いうようになって。自分もクリエイターストレス発散するって言ってたのに。(NASUができて解消できるようになった説もある)

いつからそんなえらくなったんだ。(HUNTER×HUNTER ネテロ風)

なので、次の大型プロジェクトは前田はがっつり制作に入ります。ぼくと、がっつりものづくりできることが、いい経験になると言ってくれる人もいます。書籍『鬼フィードバック』で大企業のディレクターからディレクションの仕方がすごいと褒められるのですが、そこも価値と言ってもいいですよね。

やっぱ、前田デザイン室は今までの自分の枠から飛び出せる。仕事ではできないことにチャレンジしていきたい。仕事じゃないし、失敗してもいいんだから。

〜やらなくなったこと3〜 「おもろ たのし いいな」を。

「おもろ たのし いいな」や「HAPPY LOOP」もそうですが、前田デザイン室の独自の文化ワードをあまり発しなくなったなぁと思った。

プロジェクトの魅力が前田デザイン室。よく誤解されるのですが、「ゆるふわ楽しい」楽しけりゃいいじゃんという意味ではないです。

立ち上げ時から変わらない前田デザイン室のスローガン「おもろ たのし いいな」は、実はそれこそ「ものづくりを楽しさ」を表している。おもしろさを見つけ、楽しむ。よくするためには苦労が必要。ただ楽しいとは違う。「ものづくりを楽しむ」とはそういうことと考えている。

最近、心底思うのが、自分で決めた「ズタボロ経験」どんだけあるかで40代が楽になると思うんですよ。ぼくはだから苦労してる(笑)

おもろ たのし いいな の意味。

“良いものを目指さないと楽しくならない。楽しまないと面白いものは生まれない。”

ただ、前田デザイン室を退会するベスト1の理由が「時間がなくて参加できない」です。時間がないのは誰も同じ。時間は平等。要は過ごし方なんです。

参加の5スタイルがあります。意識してみると気が楽になるはずです。

・ガチ参加
・ゆる参加
・ちょっとだけ参加
・ガヤ参加
・見るだけ参加

〜やらなくなったこと4〜 新しい企画の模索

本プロジェクトやっているときも、プロジェクト会議したり、スレッドでアイデアを持ち寄ったりしていた。行動もするけど、頭だけで考動もする。これは今後もやっていきたい。

〜やらなくなったこと5〜 みんなでバカなことをやる

やらなくなったわけじゃないけど、もっと一体感があった気がして。前トモが動いていることをキャッチしてピックアップしていかないとなぁと思っています。

前田デザイン室の魅力として、なんでもお祭りにすることが得意。過去にはうんちの缶バッジガチャを作ったり、ダサTをしたり、みんなの力を結集することで大きなことを成し遂げる。ちょっと違うかもだけど、バズったDOTOWN(ドッタウン)もみんなの力を結集したところではそうなのかもしれない。

〜やらなくなったこと6〜 レアな体験

4年間でレア体験を結構やってきて、マヒしているのかも。書店でトークイベントとかもっとメンバー主体でもいいかもしんない。

あとは、ギャラリーで展示したり、本業のことと真逆なことをしたり。今までやってこなかったことに踏み入れる。コンフォートゾーンから抜け出せるようなことをやっていきたい。海外で展示とかもやりたい。やったことないことだけど躊躇していることを募集してみようかな。

〜やらなくなったこと7〜 前田デザイン室をワールドワイドへ。

「ミラノサローネへ出品する」これももっと昔は言ってた気がする。いつの間にか言わなくなった。言わないとやっぱダメだ。もともと前田デザイン室のゴールは「海外でバズる」こと。非言語こそクリエイティブの実験を世界にリーチさせる。これ、まったく変わってません。ただ、ミラノサローネにこだわらなくなった。みんなでニューヨークで個展をやるとかもいいね。

〜おまけ〜 デザインが楽しくなる方法

「やらなくなった」というか、これはこれから新たにやっていきたいことです。「デザインが楽しくないのは実力不足だ」と思っていたときもあるけど、それは流石にランボーで乱暴よね。これまで前田デザイン室で過ごすことで「デザインの楽しさ」に気づいていたこと。これを言語化して、本にしていきたい。「デザインの楽しみ方」ぼくは得意なので。


最後に

前田デザイン室の皆さん、2023年が近づいてきました。来年はもっと楽しくしたいですよね。来年に向けておもいっきりデザインを楽しんでいきましょう。前田デザイン室は「居心地がいい」と言ってくれる人もいますがまだまだ。前田デザイン室に入ってることが誇りになるような場所にしたいと思います。

デザインを楽しさをスルメのように噛み締めていきます。

「デザインって何なん?」「ぜんぜん楽しくないよっていう人」がいたら、前田のLINEやTwitterDMなど気軽に声かけてください。かならず、返信します。

気になった方は、「前田デザイン室」へ。2022年、年内に入室できる最後の募集になります。(2022年8月21日 追記:募集は終了しました)

それじゃ、またね〜!

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