前田デザイン室とは、“祭り”のことである。
絵を描くのが好き。
文章を書くのが好き。
写真が好き。
ものづくりが昔から好きだった。
だから、将来はクリエイティブな仕事に就きたい。
そんなふうにいざ仕事についてみると、楽しかったのは妄想でやりたい仕事にたどり着けなかったり、仕事はシビアだし、「あれ、こんなはずじゃなかった」と嘆いている人も少なくないのではないでしょうか?
僕は20代のころ毎日、同年代の他人への才能と環境に嫉妬し、怠惰な自分に嫌悪した。仕事を作ることは人よりできるタイプだったし、クリエイティブが認められる環境だったので幸い仕事は楽しめていた。
ただ「他人への才能と環境に嫉妬」をもっと解消するには、会社の外に求めるしかなかった。会社で仕事しながら、作品のアイデアが浮かんだ。「次の土日に作ろう」と決意する。しかし、土曜日になると、お昼までやってる情報番組をダラダラ見て昼からドラクエXざんまい。気付いたら夜の23時。「ああ、今日もドラクエやって寝るだけ」の自己嫌悪。日曜日も同じ繰り返し。作りたいものは頭にあるのに動けない。
そんな、自己嫌悪を繰り返した。
動けるようになったのは、ひとりから「みんなで作る」に変わったことだ。今、前田デザイン室のみんなとならできるとわかった。
最近、盛り上がっているのが「デザインの必殺技カードゲーム」だ。これが今、熱い。前田デザイン室のクラウドファンディング史上、最速で「FIRST GOAL」100%を達成した。そして、これを書いているつい先ほど「2nd GOAL」も達成した。
このプロジェクトは半年以上前、2020年11月から本格スタートした。クラファンで、その集大成がお披露目になった。特に深く関わったメンバーは、案だし、デザイン、テストゲーム、クラファン、PR……と大量に時間と才能を注ぎ込んできた。
クラファン開始早々、「【CAMPFIRE】支援者が現れました!」のメールが止まらない。
プロジェクトメンバーからは歓喜の声があふれる。
「やったー!うれしい!すごい!」みんながやってきたことが報われた瞬間だ。僕も高揚した。こういうとき、室長じゃなくてメンバーだったらもっと深く関わっいて、もっともっと高揚するだろうなと想像している。それにしても、やっぱりうれしいものはうれしい。
前田デザイン室を3年以上やってきて何度も味わっているが、この瞬間のために前田デザイン室をやってきた節がある。
前田デザイン室が「仕事では味わえないクリエイティブを。」と謳っているが、それは「祭り」にすることだ。祭りゼーションだ。
バカバカしいこと、ゆるいこと、ふざけて楽しいだけではない。前デはそういう面ももちろんがるが、本質は「祭り」を味わう場所だ。
今年の年始に「前田デザイン室の原点に戻す」と書いた。今年のテーマは「バカ」だと。それは本質ではなかった。間違いではないけど浅かった。しかし、この「デザインの必殺技カードゲーム」が本質である「祭り」を実現した。実現できた。MAEDE is Back. あらためて、デザウィンチームのみんなに感謝しかない。
次は、プロダクト力をあげていこう。次の祭りへ。
ここからは、8月やっていくことを書きますね。優先度順です。準備中のは下の方になります。
「デザインの必殺技カードゲーム」完成プロジェクト
8月22日の入稿に向けて、ブラッシュアップしていきます。僕も極力早く見てクオリティアップに時間を注ぎます。その時どこを見ているのか、どうするのかの勉強にもなると思います。できあがったら、自分のポートフォリオにいれましょう。
「餃子包会」
8月の定例会は餃子を包みながら、放談会をします。餃子って世界一おいしいじゃないですか、そして、どうせならみんなで雑談しましょう。世界一ゆるいオンラインイベントです。
前田の本気授業 【8月】「コンセプトの作り方」
「イメージがわかない」「企画が通らない」「仕事がうまくいかない」「仕事が楽しくない」これはすべて“コンセプトが立てられない”からです。この講義だけで明日から実践できる前田流「コンセプトの作り方」を伝授します。
ぬけだ荘プロジェクト
「ぬけだ荘アートブック」を作ろうとしてたのですが、もっと良いモノ(コト)にりそうなので進化します。もっと良くするためにはやむを得ない。勇気を出して消しゴムで消す。『勝てるデザイン』のデッサンのところにも書きました。アートブックを作りたかった人、すいません。本作りは前田デザイン室の十八番。他のプロジェクトでも考えているのでお待ちを。
『お金交渉メガネ』(仮)プロデュース
『金持ち貧乏デザイナー』という伝説的なイベントから生まれたプロダクトです。シャイなクリエイターはお金の交渉が苦手。そんな人を救うプロダクトをパッケージ、写真、取説、ガイドブック、広告を作ります。ふざけた商品を「え、ほんとに発売したの?」「売れてる?」というパラレルワールドを作っていきます。
前デクエスト(仮)
誰しもが、昼休みにオリジナルゲームで妄想してことがある。童心はあの日のそのままで、できる表現は増えた。学校の昼休みに作ったRPGをもう一度。カードダスにして集められるようにします。
以上になります。
『24時間マエダテレビ』秋のイベントも準備していきます。おそらく、野外フェスになります。
祭りは行くより、作る方がいい。
僕のクリエイターとしての望みは、売れることでもなく、ヒットすることでもない。冒頭に書いた、ただクリエイティブを楽しみたいだけなのです。嫉妬や自己嫌悪の世界からぬけだしたら、こんなにも楽しいとわかった。
ものづくりの過程は一生の思い出。ただ、一生の思い出の数を増やしたい。
この夏、試しにクリエイティブの一生の思い出を作りませんか?共感してくれるあなたを待っています。
21時から前田デザイン室・説明会へ(※こちらのイベントは終了しました)
わっしょい!
前田デザイン室に入りたい方へ
CAMPFIREさんのページから、説明会動画(YOUTUBE)が見られます。まだ入室可能ですのでよかったらどうぞ!
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