JSTQB ALTM リスク識別方法の考察

JSTQB ALTMのシラバスには、以下の記述がある。

ステークホルダは、次の技法の 1 つまたは複数を使用して、リスクを識別できる。
・専門家へのインタビュー
・第三者によるアセスメント
・リスクテンプレートの使用
・プロジェクトの振り返り
・リスクに関するワークショップ
・ブレインストーミング
・チェックリスト
・過去の経験の活用

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス 日本語版 テストマネージャ Version2012.J04

2.3.1.1 リスク識別

では実際に何を選択すべきか考える。

先日あるミドルウェアのメジャーバージョンアップに伴うテストプロジェクトがあった。
この際は、
・専門家へのインタビュー
・リスクテンプレートの使用
・過去の経験の活用
の3つを(結果的に)選択した。

絞り込みの際に意識したのは
・自身が選択可能な方法より、より短期間で効率的にリスクを検出すること
だった。

所感としては、選択するとしても2~3つ程度が適切と考える。これ以上インプットを増やしても情報に埋もれ逆効果な印象。

反省点としては、洗い出したリスクの内容の抽象度が高いものとなったこと。あまり具体的だと、リスクベースドでテストを考えるときに煩わしいと思ったが、あまり抽象的すぎると意識が弱い印象。(この文章が抽象的で。。。)

テストの結果、リスクの洗い出しに不十分な点があったと感じた。
そこはまた別のフェーズで考察する。

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