アイデンティティの喪失。

31歳にして自分を見失うなんて。

まさかまさかの展開だ。

きっかけはドラッグクイーンの方達がテレビ出演されているのを観た時。

「私たちこんな格好してるけど、脱いだらオトコですよ」

と、こんなニュアンスの言葉を一様に言っていた。

その時私の心の中で何か違和感が生じた。

というのも、私はそれまで勝手にドラッグクイーンの方達は心も女性に近いんだと思っていた。しかし、本当は女装はまた別枠であって、武装であることを知った。

結局、ゲイの大半は心はしっかりとオトコなのである。

なのに自分は100%そっちに行けなくて、半ば女性のような心も持ち合わせている中途半端な人間であると認識した。じゃあ、私はゲイの中でもどのカテゴリーに入るの??マイノリティーの中のさらにマイノリティーだ。

そんな感情を抱き始めてから、不思議とそれに対するヒントを与えてくれる本だったり、映画だったり、言葉だったりに出会うようになった。

それを今後記録していきたいと思う。


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