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NO.19 久しぶりに聴くフォーレの《レクイエム》は
昨日は少し胃が痛み早めに横になる。
早くも夏バテの症状かも知れない。
こんな時はあまり元気な音楽を聴くのはしんどいから少し静かな音楽を聴こうと久しぶりにフォーレの《レクイエム》を聴き始めた。
演奏はフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮アンサンブル・ミュジック・オブリクによる1988年の録音。
これは従来のオーケストラ稿とは異なる1893年の室内楽稿によるもので、まるで森の奥にひっそりと佇む小さな教会で微かな灯りの下で小人数で行われる秘儀を垣間見るようなひそやかな雰囲気が好ましい。
僕はフォーレの《レクイエム》が昔から好きで色々な演奏を聴いてきたけれど一番手に取る回数が多いのはこのアルバムかも知れない。
ジャケット写真の二人の彫像がうつむいて主に祈りを捧げているような姿もまたこの演奏の持つ敬虔で清澄な味わいにふさわしいようです。
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