10月例会
すでに11月ですが…10月と11月の例会をあげていきます。まずは10月例会から。
読書「詩と田」
「詩と田」は羽仁もと子著作集20巻『自由・協力・愛』に編纂されている著作です。例会でうたった讃美歌372番と共に、今月選んだ著作集の言葉から感じたことを総リーダーが話しました。
Fさん(60代)
これから先、夫と義理の母と私の3人の生活の中でどんな詩を作り出すのかと考えたときに、健康寿命を延ばし、穏やかな日々を過ごせるようにすることだと考えています。
友の会の例会や最寄会の生活勉強は家計を整え、無駄をなくし、食事バランスを考えること、家の整理や清掃など様々な学びがあります。食事の単価や光熱費の調べは数字として表すことで改善を意識するようにできました。不用品をオークションサイトに出したり、セルフのガソリンスタンドを使うようになったり、食材も今まで手にしたことないのようなものを調理してみたりと些細なことですが、日々いろいろなことに興味を持って生活できるようになりました。
予算や家計に関してはこれから徐々に改善していこうと思っています。年末には、以前は来年はどんな年になるのかなと漠然と考えていましたが、最近ではどんな年にしようかと能動的に考えるようになっています。
著作集の読書をしながら、羽仁先生の思いや最近の身の回りの状況に静かに思いをはせ、立ち止まる時間があるのはとても心地よいものだと感じています。実生活を良くすることが文化の基礎であるという言葉を心に刻み、今後とも友の会の活動を通して様々な知識を提言を高め、深めていきたいです。
Nさん(40代)
友の会に入会して4年目。
9月からは家事家計講習会の準備が始まりました。武蔵野エリアの合同最寄会に向けて、8か月平均の収支と純生活費を見合うことになり、準備をしました。私は光熱費年比較のグラフを用意しました。以前よりグラフを使って比べてみたかったので、これを機に取り組んでみました。1回目の合同最寄会で、出席された方々が光熱費のグラフを見て感激してくださったようで、皆さんで光熱費の年比較をやってみることに。自分でもいいものが作れてよかったと思い、さらに尊敬している先輩方にも興味を持って取り組んでいただけるものを作れたことが本当に嬉しかったです。
専業主婦の私にとって、何かをやって褒めていただける機会は日常あまりなく、友の会にいると先輩方に本当に多く認めていただき、褒めていただくと嬉しくて、また頑張っていい仕事をしようという気持ちになります。このような繰り返しで本気になって働くことができるのかと思いました。
私はまだ40代ですが、常々興味を持ったことは学んでみよう、やってみよう、できないことはできるように努めてみようと思っています。私も羽仁先生のようにいつまでも進歩し続けられる人でありたいと思います。友の会にいて思うことは、高年の先輩方が新しいことに前向きにチャレンジされている姿が本当に素晴らしいということ。
私は興味のないこと、面倒で難しそうなことは特に気が進まず、遠慮したくなるのですが、目を輝かして取り組む先輩方に私も背中を押されて一歩踏み出す勇気をいただき頑張れています。歳を重ねていてもわからないことを素直に尋ねられて、わかったときにできたときに喜ばれる姿を拝見すると、いくつになっても学ぶ喜びを得られることは幸せなことだと実感しています。
総リーダー Nさん(60代)
今日皆さんと一緒に歌った讃美歌372番に注目しました。先生は「(この讃美歌)を畠で共に汗を流して働きはしなかった私も、きょう一日自分の流した血と汗は、どんな実にどんな垂穂になるのであろうと、心いっぱい身体いっぱい、声を合わせて共に歌った」と情景が目に浮かび感動が伝わってくるところです。いま家事家計講習会の田を一生懸命耕してくださっていることと思います。ひとりひとりの小さな力をささげてつくられ集まってできていく大きな田はどんな垂穂や実になるでしょうか。「祈りつつ本気に働くのが、全同胞の田をつくることである。…ただ一身一家が食べて生きるのでなく同胞手を携えてする平和日本の創建は、今われわれに与えられている田である。大いなる困難を本気に祈りつつ働き通す所に、真に人間らしい輝かしい詩がある。」先生の力強い熱のある文章に心が動きます。この先、明るい平和な社会が訪れることを祈りながら今月末から始まる家事家計講習会。予算のある家計簿を広めるため友の会を知ってもらうためいっしょに働きかけていきましょう。
内容から
南関東部会報告
9月21日オンラインによる南関東部会が開催。今回の部会では会員の交わり、地域への働きかけ、家事家計講習会、読書についてと大きく4つのテーマがありました。
会員の交わり
40~60代会員の有職率が高く、多くの会員が仕事を持ちながら友の会で生活力アップのための学び合いをしています。各地の様子から運営や交わりの工夫をきき合った後、5、6人の小人数のブレイクアウトルームで話し合いが持たれました。誰もが発言する部会を願って出席者全員が各自、意見を述べ主体的に関わり他友の会の情報も知ることでき有意義な時間でした。
地域に働きかける
地域の活動のために友の家を開放している実例が紹介されました。地域の乳幼児と親のための友の家開放、行政を通し友の家の活用の検討、地方自治体のSDGsパートナーなど積極的に友の家の解放や地域のつながりを大切にする活動が紹介されました。
家事家計講習会に向けて
コロナ禍3年目の秋。家事家計講習会は従来の対面開催で行う友の会が多くありました。各地友の会16人の総リーダーから1分スピーチ、講習会への意気込み、集客の工夫などをききました。
集客の工夫について東京第三で取り組んでいるインスタグラムを使った広報活動をお話しさせていただきました。
著作集を真ん中に話したい事、聞きたいこと
オンラインで毎月1回土曜日にZoom読書会をはじめた友の会からNさんのお話をうかがいました。友の会では若い世代はもちろん、ベテラン会員もオンラインを利用して読書の学びを深める時間を持っています。読書は友の会活動の大元。大切にしていきたいことと改めて感じました。
拡大家計調査勉強会報告
9月28日南関東部拡大家計調査勉強会がオンラインで行われました。家計調査は南関東部が取り組んでいる会員各家庭の1年間の収支の数字の報告です。57回目を迎えた2021年家計調査はしらべ用紙をリニューアル、全員参加を呼びかけました。勉強会当日は、集計担当の東京第三友の会からパンフレットができるまでの経緯、家計調査勉強会の2名も加わり内容の説明、トピックとして社会保険料の深堀解説をお話ししました。
例会では家計グループリーダーよりパンフレットの説明をしてもらいました。
その他報告から抜粋
・家事家計講習会・勉強会について
武蔵野エリア(3最寄合同)、調布最寄からお知らせがありました。
・12月8日木曜日クリスマス礼拝
元ACEF事務局長・現理事の小田哲郎さんに礼拝をしていただきます。婦人之友2022年2月号「聖書今日のいのり」に小田先生のお話が掲載されています。
・会員報告、食費しらべ、本日の出席報告など
東京第三友の会の活動にご興味のある方はホームページをご覧ください。
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