5 新井英樹・入江喜和 画業30周年原画展トークショー 錦糸町編
吉田:桜ちゃんてあの、結構、何だろう本当に無名というか全然誰も知らない女優さんなんだけど…その琴美ちゃんて結構でかい役みたいな
新井:そうそうそう。
吉田:そう、そのキャラクターが割と何だろうなちょっと漫画の中でも特殊じゃないですか。
新井:かなり特殊な。
吉田:ちょっとリアリティでいうと少し特殊な部類だから、あんまこんなリアリティで演じれる人いないなって時に、何かそこらへんのネームのある人が来ちゃうと何か芸能人大集合みたいな映画になっちゃうんで何かリアルな琴美みたいなの居ないかなって思った時にリアルなちょっとヤバめの人を見つけたんで連れてきて…
新井:あの、見てる方居たらあれだからもしんないけど、ドラマの方の『宮本から君へ』でワカムラ文具の…
桜:富永ちゃんを。
新井:富永ちゃんつって、えーと何さんだっけあの…
桜:島貫部長の
新井:島貫部長のすぐ横に居た役を演っててもらった子で…
桜:はい、そうですね、だから2作品なんか新井さんの漫画私も大好きなので『キーチ!!』も『シュガー』も『RIN』も全部読ませてもらってるんですけど、本当に2作品も出れると思ってなかったから、すごく幸せです。
新井:一応だから、俺共演者なんだもんね。
桜:そうでよすね。
吉田:一応、一応はって…一応付きだったんですか…ウフフ
桜:うーん、何しに来たの?て感じでしたよね琴美として合ってるからその前に。
新井:それもあって、さっき紹介する時にオナニーて言葉を使ったんだけど『宮本から君へ』のドラマあれ何のときだっけ?『宮本から君へ』のドラマ…
桜:えーと、あ、島貫部長の所に宮本が来るってシーンの時…
新井:何かの時にだから、俺、あ、違うわ…何かの時に誘われたんだよね。
桜:そうです撮影中です『宮本から君へ』のドラマの。
新井:そう、ドラマの撮影中の、何かドラマの打ち上げか何かの時に俺『愛しのアイリーン』の夏場のロケを見に行って新潟の長岡の奥の方まで。で、すげー出来良さそうっていうかコレ冬行くのもったいから行かないって決めて吉田監督にも俺多分冬行かないと思うっていうような話をしてたら、その『宮本から君へ』の打ち上げで
「新井さん、1月の30日か31日に私のオナニーシーンがあるから来てくださいよ」
て言われて…女の人にオナニーシーンがあるから来てくださいって言われたら、ヤダって言ったらお前のオナニーは見たくないってことになっちゃうんでどう返事していいか分からないから
「分かりました行きます」
て…それで冬場のロケを。
桜:そうですね、今思うとテンションがすごい上がってて、一日目のロケの時に
「桜の撮影の時に新井さんが見に来て下さるって言ってるよ」
ていうのをスタッフさんが言ってくださってて、そんなことないだろうと思ってたら本当に来て下さるお優しい方で、それでつい嬉しくてテンションが上がってたんだと思います。
吉田:だってあの…
「あの、吉田さん、新井さんが私のオナニーに見来てくれるって言ってます」
て喜んでるから、ああそうなんだって…っていうか何だろうな優しいんだかスケベおじさんなのかどっちか良くわからないって、あ、そうなんだ…楽しそうだなって。
新井:…行かざるを得ない…