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【思考法の結論】20年間は変わらない! 学ぶべき●●シンキング3選【大学生〜ビジネスパーソン向け】

たかゆきです。
一般的に物事や事象を考える際の「思考法」や「話し方」として、何を学ぶべきかを最近よく聞かれます。個々人の課題意識としてのニーズは、「論理性を高めて業務に役立てたい」「課題解決の際に正しいアプローチで解決力を高めたい」「業務の中で正しく議論したい」ことがモチベーションになっているようですが、どのように思考法や論理性を高めて、仕事で活躍できるための学習のロードマップを示したいと思います。

学生から数年目くらいのビジネスパーソン
・社会人としての基本的な思考法を学びたい
・ロジカルに説得力のある分析やプレゼンをしたい
中堅以上のビジネスパーソン
・会議中にトピックに対して、有効なフィードバックや示唆を与えたい
・難しい課題を適切に解決する手順を学びたい

1. 【結論】3種の思考法を上から順番に習得する

・ロジカルシンキング
・クリティカルシンキング
・デザインシンキング※この記事では取り上げません

〇〇思考などいろいろな書籍が出ていますが、学ぶべき思考方法は、大抵のビジネスマンで共通です。多少の流行りはありますが、基本の上記3系統は変わりません。ロジカルシンキングは全ての思考法の基礎として活用でき、その発展形として、MBAの授業でも活用されるクリティカルシンキングや、さらに最近トレンドとなっており、GAFAでも思考法として採用されているデザインシンキングまでカバーすれば十分で、問題解決の思考法としてこれ以上は(ビジネスという文脈で活用する限りは)必要ありません。むしろこれら3つの基礎を習得した上で、あなたの現実の課題の中で具体的実践的に考えていくプラクティスが重要となります。

2. 各思考法の概要

a. ロジカルシンキング(論理的思考)

ロジカルシンキングとは、「一貫していて筋が通っている考え方、あるいはその説明の仕方の方法論」のことである。具体的には、「ものごとを論理的な要素ブロックに分解して分析・解決していく手法」である。由来は、論理学などアカデミックな世界から来ているが、ビジネスでは主にコンサルタント職の基礎フレームワークとして用いられることが多く、重要な構成要素は以下の6点に集約されます。

ロジカルシンキングの重要な構成要素6つ:
・主張と根拠に筋道が通っている
・バイアスにとらわれていない
・合理的である
・物事を適切に分解できる
・因果関係を正しく把握できる
・言葉や数字を適切に扱える
※出典:グロービス「ロジカルシンキングとは?

ロジカルシンキングの手法の一例としては、ひとつのトピックについて「漏れなく・ダブりなく」分析するMECE(ミーシー)という分析手法があります。例えば上司に「その分析はMECE(ミーシー)じゃないね」と言われたらそれはトピックの要素の網羅性を欠いていて、論理的合理性が低いと指摘されているということになります。MECEの詳細は割愛、別途解説予定。

ロジカルシンキングの訓練や整理のためのツール

概要は理解できたと思いますが、日常業務でどのように使えばよいのでしょうか? 訓練方法としては、業務上の課題が発生した時に、課題を要素分解していく手法で継続的に分析していくことが重要です。まずは紙とペン(もしくはエクセル)で作ってみてください。

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ツールとしては、Mindermeister(マインドマイスター)という、マインドマップ≒ロジカルツリーをオンラインで作成して、アプリでも同期できるツールがおすすめです。上記の図もMindmeisterで作成しました。

この手の思考法は、継続して練習することや練習した結果を客観的に確認することが難しく、ひとりで紙とペンだけで思考を巡らすには限界があります。Mindmeisterのようなツールを併用して、PCで作ったマップが自動的に保存され、複数のプラットフォームで同期されることで、隙間時間にスマホで確認するといった使い方ができるようになります。結果として、日常にロジカルシンキングのフレームワークが自然に溶け込んでいくという習慣づけをツールを用いてやってみることで思考法が定着していきます。

b. クリティカルシンキング(本質的思考)

クリティカルシンキングとは、「物事に対して、本質を見極める為に、否定ではなく、批判的な観点でニュートラルになぜを問い続ける思考法」のことです。直訳すると批判的思考と言われることが多いですが、私はクリティカルシンキングの基本書の説明に従い、本質的思考と訳します。

クリティカルという言葉は、「分ける」「判断する」という意味を表すギリシャ語を語源とし、本来の意味は「ものごとを規準に照らして判断する」ことである。派生した言葉として、「クリティック」(評論家・批判者)が挙げられるが、その批判的という意味合いよりも、クリティカルの元々の判断するという意味合いが、クリティカルシンキングの正しい意味に近いと解釈している。

クリティカルシンキングとは、課題解決のためのフレームワーク

実行手順は以下のとおりとなります。
1) 課題を特定して、2) 要素に分解して、3) 現状を分析する。
分析の際には、4) ロジックツリーやMECEなどのフレームワークを用いる。
分析に基づき、5) あるべき姿やゴールを仮説として立案する。
6) 仮説を検証しながら、7) アクションプランを構築して実行する。

以下の書籍がおすすめです。古典的名著で、私も度々読み返してます!

c. デザインシンキング(デザイン思考)

割愛。ここのサイトが参考になります。

3. まとめと活用

・3つの思考法を訓練する
  1. ロジカルシンキング(wikipedia)
  2. クリティカルシンキング(wikipedia)
  3. デザインシンキング(wikipedia)
・クリティカルシンキングについては、ちゃんと本を1冊読んでみる
  →クリティカルシンキング入門編
・日常的に訓練できる習慣づけをする
  →まずは紙とペンで!
・定着には専用のツールも活用してみる
  →Mindmeister(マインドマイスター)などのツールがおすすめ

専門書を読んでいくことも重要ですが、まずはこの3つの考え方をWikipediaで調べてみて、理解した上で実践してみてください。

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