編集辛いを分析する

はじめましての方、こんにちは。
タケやすと申します。

毎年、
クイズやるひとAdvent Calendar
https://adventar.org/calendars/6573
を作成しています。

今年も11月1日にAdventarをまずチェックして、
10日にはもう作ってあったのですが、告知が26日となってしまい、
まだ登録者がいないので、空は私が埋めたいと思います。
ネタはあるのよ。ネタは。

クイズをする以外にみんな語りたいでしょ?という目的で運営しています。
よかったらなんでもいいので登録してみてね。

このAdventCalendar用の記事は毎度ながら大変ラディカルなので、見たくない人はBack推奨です。


1.編集って何をするの?

編集辛いはただの感情(感情が現れた結果が昨日です)なので、具体的になにが辛いのか分析します。

編集ってなんでしょう。
編集と言えば『重版出来』や『忘却のサチ子』、『美味しんぼ』を想像してしまいますが、当然、編集は動画編集のことです。

うちのチャンネルは、○○する芸能ちゃん(まる芸ちゃん)はエース編集者である海山カワオさんの編集力(と、チャンネルマスターのさくどーさんの企画力や夜中のリプ力)によって保たれているようですが、私も編集の末席に座っています。
1位に大差をつけられた、2番目の編集数だと思います。
スノーボードならショーンホワイトを除けば金メダルです。

まる芸ちゃんの動画だけじゃなくて、自分の動画も作っているので、いろいろ自由にやらせてもらっているのですが、さくどーさんには大変ご迷惑をかけています。いつもフォローありがとうございます。

東海オンエアの虫眼鏡さんがラジオで言っていたのですが、編集ってそんなに時間がかかるの?というお便りに対して、編集は次のステップがあると。

①カット
②コメントフォロー
③SEなどの追加

ちゃんと覚えてなくて、記憶が曖昧なのですが、ステップ数は3つぐらいしかないんだな~という感想を持った記憶があります。
ちなみに、虫眼鏡さんはてつやさんのコメントフォロー力をべた褒めしてましたね。

実際には、①の前に素材の確認、全体構成の検討などが入ってくると思いますし、カワオさんはパロディ用の部品を先に作り込んでいるような気がします。

2.ルッキズム対象の拡大

『自分の見え方を客観的に見ることが苦手な人』が例えば『YouTube』で動画になるというのは、自分を客観的に見ることになります。
自分の声を初めて聞いたときに、自分が思っている声よりも低く聞こえる(自分で思っている声は骨伝導で聞こえてくる声と混ざるからちがって聞こえてくるらしい)
昔の人たちは動画はおろか画像すらなくて、なんなら鏡すらなかったら、自分がどんな顔をしてるのかすらわからなかった訳で。
そういう意味では客観的に切り取って残すことが増えたことによるルッキズム(さらにはルッキズムが自己に影響する度合い)の頻度や奥行きの増大に繋がっている。

ルッキズムというのは外見に対する差別のことだが、これが動画を残すことが浸透していることによって外見が広義になり、見える内面にまで含まれて来ていると思う。

喋らなければ美人(あるいは美男、またはその他)なのに…
という言葉の喋る部分がこの部分に当たる。
喋らなければ美人という言葉も死語になりつつあるのかもしれないけど、喋らない外見は容易に写真に残しやすいが、喋る部分は実際に当事者がいないところで確認することはこんなんである(あった)ことから、こういう条件の言葉が生まれて、そして消えつつあるのだと考えている。

3.空気読み。の客観化

産まれたばかりの赤ちゃんはは空気を読む力はない。空気を読めない。というのは、多くの場合、空気の読み方を経験的に学んでいない(あるいは機会はあったが、非効率な学習になってしまっている)ことによるもので、程度の差はあれ改善されうるものだと思う。

私だって人に言えない黒歴史もいくつもあるし、今から考えたらなんであの時、あんなアウトプットしたんだ…ということも掃いて捨てるほどある。

空気読み。の学習が困難である理由として、自分の客観視する必要がある他に、自分を見ている人がどのように受け取るかを考える必要があるからである。

映像になった自分の振る舞いをみることで、空気読み能力の訓練に効果的なのは、自分の客観視が容易であるということの他に、上記の後者(自分を見ている人)を自分の感想に出来るところだと思う。

世の中のYouTuberがみんな一発撮りで面白い訳じゃなくて、編集で面白く(あるいは見れるように)されているので編集の力は凄い。
編集すると空気を読めないシーンはカットされるから、空気が読めないシーンがあってもよくて、むしろ撮れ高が沢山あってとても面白い人間に見えるので向いてるかもしれない。

結局、編集前提のYouTubeなら、空気なんて読まなくても面白いものが出来る。という結論になってしまいました。

4.編集中の苦痛

編集をする時に、苦痛を感じるのはこの客観的な動いてる自分を素材状態で、見ないといけないし、なんならそれを面白くしなければならない。あるいはつまらないところをカットするという判断をする。

一番効率的なのは、編集時のカットの手間をかけないよう、撮影時に無駄のない動きをすることだが、クイズYouTuberは特にどんな企画なのか、どんな問題が出るのかを事前に知らされないことが多いので、限界があるし、撮ってみたら全く面白くなかったということになるかもしれない。

まる芸ちゃんは、脱線トークが豊富なのですが、段々いつ誰が喋るかの気配読みの意識が出来てきてるのではないかと思います。実際には動画になったらどう写るかをみんな観てるので、当初のただの素人よりはどう演じたらいいかがわかってきた気がします。
各所のぶっこみの濃度は変わらないし撮影後の疲労度も変わらないので、編集は変わらず大変だとは思いますが。

自分もあまり長い間集中して編集に時間をかけることが出来ていないので、途切れ途切れになりがちで、さくどーさんやカワオさんにもご迷惑をかけながら編集していますが、現状、編集がしんどいと思うことはこんなところかなと思います。

①自分の生素材を観るのが辛い
②素材をカット、使う部分を都度判断するのが辛い
③効率的な編集になっておらず、無駄作業が多くて辛い
④作業の見積りが出来ず、見通しが立たなくて辛い

羅列したからには対策を打とうと思います。
①はちゃんと編集イメージを持って撮影に臨むこと
②は割り切ってカット出来るように数をこなすこと
③は効率的な編集をするための勉強をすること(いくらでもあるはず)、カワオさんや他の編集者の編集と編集に対してのスキルトランスファーすること
④は全体のタスクを考えてから作業すること、タスクの品質には上限を決めること

なんだよ、仕事と変わんないじゃん

少しずつ動かし方や出来ることが増えてきたから、辛いことがわかってきたのだと思うので、今後も色々動画の編集をしていきたいと思います。

慣れ始めてきてから辛いのは何事も同じですね。

あー編集辛い。

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