お金を払って学ぶということ

はじめましての方、こんにちは。
タケやすと申します。

毎年、
クイズやるひとAdvent Calendar
https://adventar.org/calendars/6573
を作成しています。

今年も11月1日にAdventarをまずチェックして、
10日にはもう作ってあったのですが、告知が26日となってしまい、
まだ登録者がいないので、空は私が埋めたいと思います。
ネタはあるのよ。ネタは。

クイズをする以外にみんな語りたいでしょ?という目的で運営しています。
よかったらなんでもいいので登録してみてね。

このAdventCalendar用の記事は毎度ながら大変ラディカルなので、見たくない人はBack推奨です。

お金を払って学ぶということ

1.福利厚生はメッセージである
皆さん、会社の福利厚生は利用していますか?
私は新卒で入社した会社のリクルータの協力をし続けていて、学生に伝えることではあるのですが、会社の福利厚生は会社からの「メッセージ」です。
会社が交通費を支給せず(あるいは上限が低い)家賃補助を潤沢に出すような会社であれば、『会社の近くに住んで働きなさい。』というメッセージですし、副業を認めるのであれば、『自社から十分に給料を出せないから、適した稼ぎを各自で補充してね。』というメッセージが含まれていることになります。

福利厚生の把握と社則の確認は社会人として絶対にまずやるべきことです。

私の(ここでの私=タケやすではなく、「私」というフィクションの存在です)会社も幸いにして研修に力を入れている会社です。『業務に必要な知識 や技術を習得しなさい。』『会社の業務に適した成長をし続けなさい。』というメッセージを受け取っています。

仕事はIT系の業務なので、情報処理の資格他その他、たくさん取得させていただきましたが、元々、不安になると勉強したくなる(勉強でもしてないと自己崩壊する)性分が功を奏したこともあると思います。
ですが、会社も無駄遣いをしたいわけではないと思うので、どんな資格や研修でも補助してくれる訳ではなく、仕事に明らかに関係ない自己研鑽はもちろん補助してくれません。

2.自由な自己研鑽って楽しい
私が会社に入って、4年目ぐらいにちょっとうまくいかないときに、会社の補助とは全く関係なく、コミュニケーション能力検定の取得を自己負担で行いました。あまり詳しく覚えていないのですが、1日の研修&試験で数万円ぐらい払った覚えがあります。
もちろん、その資格を取ったことで給料が上がったり、何か明確にプラスになることはないのですが、会社の研修ではなく自分の興味がある研修を受けるというのはとても楽しく、有意義な研修でした。

さて、楽しいと有意義なのはなぜか。
それは楽しいから有意義という考え方もできますが、集中力の高さもその一因かと思います。
私も効率厨ではあるため、例えば65点/100点で合格の試験であれば、65点が取れる最低限の労力の注入で資格を取りたいです。
ですが、自分が興味があり集中力が高い状況であれば、好きなだけ学んで嫌なら罪悪感なく止められます。
止める判断をするには、その学習の全体像を把握する必要があるため、それだけでも大体役に立ちますが、結果的に効率的に80点、90点が気づいたら獲得出来ています。

3.学習の年次による推移
社会人になってから受ける研修は、初めの頃こそかけた時間に対して、新しく学ぶ割合は多いですが、年次を重ねるごとに新しく学ぶ割合は減衰していきます。
それは、初期、エントリーの研修は基礎であるのに対して、社会人として経験や役割を重ねた人間はそれぞれの立場や役職、また、その仕事に必要な技術や考え方。というものが固まってくるので、研修というパッケージでは適応率が減ってきます。

ですが、意味がないということはなく、業務においてこねくり回した知識を体系から再確認する。という意味もありますし、学んだことを実戦形式で活かす(プログラムもありますが、ない場合は妄想で補えます)意味もあります。そもそも、その研修を受けることを選択することで、各自に意味のある自己研鑽を弱く選別出来ているはずです。

4.社会人がする趣味って自己研鑽なの?
社会人になってから始める趣味は比較的お金がかかるものも多いと思います。(大学に気球サークルというサークルがありましたが、無茶苦茶お金がかかることで有名でした。どんなリッチパーソンが入るんだろうと思っていました。)
人脈を作ったり、身体を動かしたり。
健康のためにジムと契約したものの、結局あんまり行かないで結果的にお金を無駄にしてしまった。ということはよくありますが、ジムに通っているということで満足できるのは考え方によっては真っ当なお金の使い方です。少なくとも時間の無駄は全然ない。のですが、後ろめたかったりするともったいないですよね。

お金を持っている層にお金を使わせる趣味が確立していくのは当然のことなのですが、社会人は一般的には学生のときより時間がないと言いますので、効率的な時間とお金の使い方をするのは全員が持っている訳ではないセンスだったりします。

つまり、社会人の趣味は「時間・お金の面で効率的か」「それが自己研鑽であることを意識できているか」の2軸でプロット出来(ると仮定)ます。

5.じゃあ、クイズって自己研鑽としては効率的な趣味なの?
ようやくクイズの話になりますが、
クイズのポテンシャルの高さからすれば、クイズは学習と非常に親和性が高いです。知識が時間経過とともに増えていくのでこれは自明です。
例えば、資格試験の問題を「クイズみたいに聞いてくれたら答えられる」というナナマルサンバツの越山識くんみたいな学び方はクイズとしては表面的過ぎて原初も原初ですが、人によっては効果的だと思います。

競技クイズは競技なので、プレイヤーとして体験する自己研鑽力ももちろんあるのですが、何を競技クイズに求めるかは社会人である以上(部活なんかとは違い)自己責任による時間とお金の投資であり、効果を必死こいて回収する必要があります。(別に、しなくてもいいんだけど)
なので、各自競技クイズに期待するもの=リターンの設定をした方が、いい人生が送れるのではないですか?という提案です。

内容は何でもいいんです。前述した2軸の内「それが自己研鑽であることを意識できているか」の方が、いい訳が利きますし、使い勝手がいいからです。

一例として、私のクイズへの現在の向き合い方をご紹介します。
私も諸事情により、お金をかけて学ぶことをいくつも現在進行形で行っていますが、効率的なものに絞ることを心がけています。
ですので、今はクイズプレイヤーとして参加するには非効率が悪い大会には出ませんし、クイズ大会の運営力の向上をテーマにクイズと向き合っています。
極論を言えば、自分がクイズ大会で活躍する必要性を全く感じません。
クイズ大会で活躍すべき人に活躍のスポットライトを当てるよう取り計らうことこそが自分の求めていることかな。と考えます。

6.まとめ
あなたがもし、Adventarの一環としてこの記事を覗いて(読んで)いるのであれば、少なくともある種の気づきがある可能性があるので、その時は既に深淵もまたあなたを覗いています。

注意:しつこいですが、ここでの私は「私」というフィクションの存在なので悪しからず。











この文章は、フィクションではないタケやすの悲鳴でもあるのですが、勝ちたいクイズと今後出会えるのだろうか。そんなクイズ大会は世の中でもっとも価値のないクイズ大会かもしれない。

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