freeeの取引データを、手動でkintoneに取り込むためにやったこと
個人事業の会計集計にFreeeを使っています。確定申告には十分なのですが、もう少し柔軟な集計をしたいと思いました。
そこで、Freeeから書き出したCSVファイルをkintoneに読み込み、kintone側で集計をしたいと思います。kintoneは家庭内の利用なら、チーム応援ライセンスを使った特別価格の契約が可能です。
では具体的な方法を紹介していきます!
freeeのcsvファイル
freeeの取引CSVデータは以下のデータ構造で書き出しされます。
ポイントはピンクで囲った空白のデータ。1つの取引に複数の明細があると共通項目は空白で書き出されます。
このデータをそのままkintoneに取り込むと、そのまま歯抜けのデータになってしまいます。何か対策を考えなければいけません。
テーブルのデータにする
そこで、kintoneのテーブルにデータが入るようにしたいと思います。具体的には、アプリの構造をこんな感じにしてあげます。
ただし、freeeから書き出したデータそのままでは、テーブルに読み込むことができません。少し手を加えてあげる必要があります。
CSVに一手間加える
テーブルとして読み込むには、一列加えてあげる必要があります。
先頭に「テーブルの開始行」の列を作り、セルA2に関数「=IF(B2<>"","*","")」を加えてオートフィルでコピーをします。関数は「隣のセルに何か書かれていたら*を入力する」というものです。
これで、kintoneの読み込みに必要な、テーブルの開始行には*入力というデータを作ることができます。
まとめ
Webを検索すると、kintone→freeeの連携プラグインはあるのですが、逆方向のものが見つけられませんでした。そこで試してみたのが今回の方法です。
freeeはAPIが充実しているので開発も可能だとは思うのですが、この規模であれば手動で十分だと思います。一手間はかかりますが、逆に言えばそれだけで読み込みが可能です。
同じような方法を探していた方は、ぜひお試しください。