音楽ライブをワンオペで印象的にLive配信する!ATV A-PRO-1を活用した、あけさんの配信事例紹介
今回はコミュニティメンバー あけさんの配信事例紹介です。
先日のオフ会で発表してくださった内容が素晴らしいもので、改めて個別の記事として紹介をさせてください。
内容は音楽ライブ配信だったのですが、4K切り出しスイッチャーとWebカメラを使い、印象的かつ効率的なライブ配信環境を作っていました。
実際の事例動画も公開してくださっているので、そちらと一緒にご紹介をさせていただきます!
実際の事例動画
今回の事例はギタリスト「王様」の音楽ライブ配信です。
以前もあけさんは王様の配信をしていましたが、今回は4K切り出しスイッチャー「ATV A-PRO-1」と、Webカメラ「Insta360 Link」を組み合わせて、印象的な映像に演出されていました。
大変ありがたいことに、今回はその配信風景をマルチビュー付きで撮影してくださっています。これがまた、噛めば噛むほど味わいが出てくる面白い動画なんです。
今回はその内の1つを元に紹介しますが、合計4つの動画が公開されているので、ぜひご覧くださいませ^^
▼今回紹介する動画▼
▼他の動画も含めた動画リスト▼
切り出しスイッチャーによる効率化
この事例で、特に私が眼を見張ったポイントが3つあります。
一つ目のポイントは、4K切り出しスイッチャーでカメラの台数を削減しつつ、動きのある演出を実現していた点です。
切り出しスイッチャーとは、4Kの映像からフルHDの映像を切り出すことで、まるで複数のカメラを使っているような画角を作れる機材です。
この機能を「ROI(Region of Interestの略)」と言います。例えば引きの映像から一人ずつのピンを抜き出すなんてこともできます。
あけさんは更にこれをうまく演出しています。
引きのカメラをただ切り出すだけでなく、まるで別カメラのように敢えて画角をズラしたんですね。
以下の場面、Camera 1とCamera 2は同じ映像だなんて、ぱっと見で気が付かくでしょうか!?これだけ自然な切り出しに仕上げているのは素晴らしいですね。
動きのある映像にする!
もう一つ素晴らしいROIの活用は、動きのある映像です。
事例の1:10からのギターを舐めるこのカメラワーク、まるでカメラ担当がいるみたいじゃないですか?
なんとこれ、ROIを活用した操作なんですね。なんて自然な動きなんでしょうか!
あけさんが使った「ATV A-PRO-1」という機材では、ただ切り出すだけでなく、↑のような慣性の効いたような動きを演出することも可能なんですね。
しかも外部キーボード「Stream Deck」が使えるので、直感的な操作が可能です。この入力感がまたいい感じの体験なんですよね…!
事例映像でもあけさんが2回ボタンを押しているのが分かると思います。2つの位置を記憶させておき、移動途中で次の位置に向かわせて「ぎゅい〜ん」という動きにしているんですね。
ボーカルのアップはWebカメラ!
最後のポイントは、ボーカルに寄ったアップのカメラです。
この映像、なんとWebカメラなんです。あけさんが愛用している「Insta360 Link」を設置しています。
驚くのは映像の綺麗さだけでなく、その目立たなさでした。ボーカルの前にマジックアームで伸ばしていますが、よく見ないと気が付きません。これが普通のカメラだと参加者や演者の邪魔になりそうですよね。
また、Insta360 Linkはいわゆる「PTZカメラ」で、カメラが自動的に水平感を整えてくれます。なので、この映像も起動したそのままの画角だそうです。いや〜素ん晴らしい。
続きはZoomオフ会もご覧ください
この事例のより詳しい内容は、2月のZoomオフ会であけさん自ら紹介をしてくださっています。
そちらでは機材構成やその他のポイントについても紹介されていました。アーカイブも公開されていますので、以下のリンクからご覧ください。
あけさんについて
今回事例を紹介してくださったあけさんは、東大阪でバーを営みながらライブ配信の支援を行っています。
これまでも様々な事例を紹介してくださり、またお店に行って配信トークを楽しむコミュニティメンバーの方も多数いらっしゃいます。
関西地域の方はぜひ繋がり&お店に伺ってみていただければと思います!
この記事もあけさんん了承をいただいて作成しました。いつもご協力をいただきありがとうございます!