【マネーのまなびを学ぶ】貯蓄から投資へ

2021年5月27日放送のBSテレ東「マネーのまなび」では"貯蓄から投資へ"について取り扱われました。
よく言われている"貯蓄から投資へ"ですが、番組では和田義明議員(内閣府大臣政務官(金融庁担当))とのインタビューを軸に展開されました。

1. 金融資産構成

まずはこのテーマの際に必ずと言っていいほど紹介されるデータですが、諸外国との家計の金融資産構成の比較です。

家計の金融資産構成
      現金・預金  株式・投信
日本     54.2%    13.0%
米国     13.7%    44.8%
ヨーロッパ  34.9%    25.9%
(年金など、その他は省略)

日本では株式・投信が13.0%と欧米諸国に比べて低い水準となっています。投資が浸透していないことが分かります。

2. つみたてNISA

つみたてNISAは長期・積立・分散投資となり、必ずしも元本は保証されないが、少しずつ資産を増やしていく最初の一歩として有効だと説明されてます。

つみたてNISAは2018年1月から開始され、利用者は3年で300万人を突破。6,800億円以上が買い付けられいて、年代別に見ると20-40代が約7割を占めているようです。

3. 金融教育

学校の教育現場において、例えば教師を派遣したり、YouTubeで高校生や社会人に向けて動画を配信したりしているそうです。

小学生向けには「うんこお金ドリル」を金融庁Webサイトが公開されています。

それ以外にも高校生向けなどの動画などもあるそうです。

また、金融教育を広めるために、地銀などの金融機関のOBなどが金融教育をできる仕組みが必要、とのことです。

4. 個人的な感想

投資が浸透していくには地味でも良いので、再現性が高くしっかりと資産運用ができている人の例が色々と出てくれば良いのではないかと思います。
個人的には資産運用の例が少ないと感じます。ライフプランが多様化していて、またプランのどのステージにいるかによってお金に対する考え方も異なってきます。皆さん自分に合った運用方法が分からないことも要因の1つだと思います。

ただ、資産運用がうまくいっていて「儲かっている」と、普通はなかなか他の人には言わないものです。宝くじが当たっても他の人に言わないように。
資産運用で資産を増やすということが一般的となり、資産運用についてより情報交換できるようになると、資産運用する方も増えてきて良い循環になるのかなとも思いました。

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