Other options for Suicide

ここ最近の1ヶ月とちょっとで、芸能人が自殺したニュースが立て続けに入ってきたので、それについて書きたいと思います。

結論からいうと、自殺には反対ですし、自殺した人をある程度バッシングする社会にしたほうがよいと思っています。

1. 人に迷惑をかけるから

自殺をすることは自分を傷つける以上に、人の心を傷つけることになる。

第一発見者の人はその光景を見てトラウマを受けるだろうし、遺体を運ぶ作業も愉快なものではない。人が亡くなるとなると警察も出動する必要がでてくる。

自宅での出来事なら、部屋のオーナーにも迷惑がかかる。事故物件として扱われて、商売があがったりだ。

一番傷つくのが親である。ひどく悲しむだろう。そらは言葉にできないほどの辛さ。兄弟がいれば同じく虚しかったり悔しかったりするだろうし、その家族も悲しみで溢れる。恋人、友人や近しい仕事関係者だってひどく心を痛めるだろう。

彼らの多くは「なんで気づけてやれなかったんだろう」「どうして支えてやれなかったんだろう」という思いを持つ。もしかしたら、その考えを一生背負い続けるかもしれない。

当人は死ねば「無」に還り現実の苦しみから逃げられるかもしれないが、残されたものは逃げられないわけで。彼らの心を傷となってずっとのしかかってくる。

命を断つことはそれだけ大きな影響をまわりに及ぼす。だから変な行動を起こしてしまう前に、そういった周りのことを考えるべきなのだ。自分がいなくなった死後の現実世界を。

2. 逃げ道のひとつとして確立されてしまう可能性があるから

特にセレブリティとなると、影響は関係者以外にもおよぶ。今回のように報道され、多くの一般人が知ることになる。

仮に、現実世界に苦しんでいる20歳の若者がいた場合、この報道が自殺への後押しになるかもしれない。

「みんながしてるから自分もやろう」という考えになり、逃げ道のひとつとして確立されてしまうのだ。

おそらくこれを機に、今回の自殺を扱ったワイドショーが増える。あまりにもセンセーショナルなニュースなのでそれは仕方ない。ワイドショーは視聴率を稼いでなんぼなのだから。

そういった番組では、推測で原因を突き詰めようとするだろうし、交流のあったコメンテーターが出てきて「彼はいい子だった」「優しい子だったのになぜ」などと発言するんだろう。

こういったことが起こらないように社会は変わらなければならない、なんて話にもなるんだろう。

しかし、一瞬で人の心なんて変わらないし、ましてや社会の仕組みを変えて、自殺が起こらない世界にはすぐには実現できない。だからこれからも自分で命を断つ若者は後を立たないと思う。

そこで今できることは、死ぬほど辛いと感じたときに逃げられる道が、命を断つ他にもあるということを繰り返し示すことなんじゃないだろうか。それが短期的に自殺を少なくできるかもしれない唯一の方法だと思う。

そう、辛かったら逃げちゃえばいいんです。でも人に迷惑をかける逃げ方は良くない。特に大切な人を悲しませる逃げ方はもっての他です。

個人的には海外旅行や海外長期滞在なんてオススメです。想定してなかったことばっかり起こるので、悩んでる暇さえなくなるかもしれません。

およそ20,000人の日本人が毎年自殺していると言われていますが、少しでもこの人数が減ることを願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?