#32 Visual Basic
Windows関連が続きます。今週は、Visual Basicについて。
Visual Basic
現在、Visual Basicというと後述のVB.NETを指すことが多いのではないかと思います。.NET非対応の旧Visual Basicは、プログラミング言語BASICをもとにMicrosoftによって開発されました。初心者向けに設計されたBASICから派生しており、また、視覚的にフォームの作成ができるなど誰でも簡単にアプリケーションの開発に取り組めるという特徴があります。もうサポートされていません。
VB.NET
Visual Basicの後継として、開発されました。.NETに対応しており、旧Visual Basicとは互換性がありません。
VBA
Visual Basic for Applicationの略で、Microsoft Officeのマクロなどで使われています。アプリケーション内の要素をオブジェクトとして扱うことができ、Windowsアプリのようなフォームやボタンの配置もできます。
VBScript
Windows上で動作するスクリプト言語で、JavaScriptのように使うことができます。ASPで標準の言語として採用されていますが、ブラウザはInternet Explorerでしか動作しません。
Hello World
習うより慣れろ。Hello Worldやっときます。
Visual Studio2022をインストールしました。
新規プロジェクトを作成して、Visual Basicのコンソールアプリテンプレートを選択すると、
// Program.vb
Imports System
Module Program
Sub Main(args As String())
Console.WriteLine("Hello World!")
End Sub
End Module
もうできています…
せっかく立ちあげたので、少しいじります。
// Program.vb
Imports System
Dim hello
Module Program
Sub Main(args As String())
hello = "Hello World!"
Console.WriteLine(hello)
Console.WriteLine(Bonjour())
End Sub
Function Bonjour()
Return "Bonjour le Monde!"
End Function
End Module
実行すると
Hello World!
Bonjour le Monde!
2カ国語対応できました。
まとめ
VB系列の言語は、耳にすることは多かったのですが、実際に触る機会がなく良い勉強になりました。Visual Studioでプログラムを書くと、自動補完をしてくれたりタイプミスを修正してくれたりと、至れり尽くせりです。テンプレートを選択するだけでプロジェクトが始められるのもいいですね。
EOF
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?