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安心安全なレトルトカレーお薦め商品と最強アレンジ

みんな大好きカレーライス。
中でも、手軽に調理できる市販のカレールーやカップラーメン感覚で食べられるレトルトカレーは、今や食卓に欠かせません。

ただ、カレールーやレトルトカレーは
気になるのが添付物、そして栄養価の低さです。

そこで今回は、
①注意すべき添付物は何と何か 
②比較的安心な商品3つ

(今回はレトルトカレーに絞ります) 
③栄養価を補う最強のアレンジ 

この3点について解説します。
(記事の文末に動画を添付しています。)

注意すべき添付物 ①カラメル色素

カラメル色素は着色剤として使用されます。
カラメル色素にはⅠからⅣまでの4種類があり、そのうち問題だと言われるのは
カラメルⅢとカラメルⅣです。

カラメルⅢは糖類にアンモニウム化合物を加えて加熱したもの。
カラメルⅣは糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えて加熱したものです。

カラメルⅢとカラメルⅣは、アンモニウム化合物を加えて製造する過程で、4-メチルイミダゾール(4-MEI)という副産物が、微量ながら生成されます。

4-メチルイミダゾールは、2007年にアメリカ国家毒性プログラム(NTP)から、マウス実験での発がん性が報告されています。

つまり、カラメルⅠとⅡであれば問題ないのですが・・・
成分表には「カラメル色素」としか表記されていないため、ⅢとⅣが含まれているのか、いないのか分かりません。 

こういうのを一括表示と言います。 
「カラメル色素」の表記がある場合は、念のため避けた方がいいかもしれません。

注意すべき添付物 ②乳化剤

乳化剤は、本来なら混じりにくい水と油を均一に混合させる薬剤であり、添付物です。
原材料表示に「乳化剤」と書いてある場合、複数の乳化剤を使っていることがほとんどで、それらを総称して「乳化剤」の表示です。

問題となるのは、
カルボキシメチルセルロース、および
ポリソルベート80という乳化剤です。

マウスの実験では、この2つの乳化剤を投与されたマウスは、腸の粘液を分解してしまう悪玉菌、ジスビオシスを増加させるという報告があります。
その結果、腸粘膜が破壊されて大腸に炎症を引き起こします。

しかし、成分表には「乳化剤」としか表記されていません。
カラメル色素同様に、カルボキシメチルセルロースとポリソルベート80が含まれているのかどうかは、消費者には分かりません。

心配な人は、乳化剤なしの商品にこだわるのがいいかもしれません。

カラメル色素&乳化剤なしレトルトカレー3選

最初はセブンイレブン / グリーンカレー

「コンビニ商品は添加物の塊」と言われたのも今は昔。とくにセブンイレブンは、安心安全な商品開発の先陣を切っています。

念のため成分表をお見せします。

字が小さくて分かりにくいと思いますが、カラメル色素も乳化剤も使っていません。
添加物が全くないわけではありませんが、レトルトカレーということを考えると、相当な努力のあとが見られます。

2つ目は、無印良品 / ほうれん草のキーマカレー

無印良品は近年、食品部門に力を入れているようですが、カレーに限らず全体的に添加物の少ないシンプルな商品が多い気がします。
添加物てんこ盛りだと、店舗イメージにも合わないですよね。

無印良品からは多くのレトルトカレーが販売されています。
このキーマカレーを含めて、ほとんどの商品にカラメル色素と乳化剤が入っていません。

が、中には入っている商品もあります。
購入の際は、必ず成分表を確認するようにして下さい。

3つ目は、創健社 / ベジタブルカレー

創健社は、
「不自然なものを使わない」
「やさしい原料を使う」
「いい商品を広める」
ことを心がけて商品づくりに取り組んでいるメーカーです。

ベジタブルカレー以外にも、
植物素材オーガニックカレー
チキンカレー
バターチキン風カレー

など、添加物のない、または最少に抑えた商品をラインナップしています。 

創健社のレトルトカレーは、KALDIなどで入手することができます。

3社のレトルトカレーを紹介しましたが、いずれのメーカーも定期的な商品の入れ替えは予想されます。
今回紹介した商品がいつまであるかは分かりませんし、逆にお薦めしたい新商品が登場することもあります。

それもあるので、どの商品であっても、普段から商品の成分表をチェックする習慣をつけるようにしてください。

栄養価を補う最強アレンジ方法3選

①ご飯の見直し

食べやすく、短時間で平らげてしまうのがカレーライスです。
そのライスが食物繊維のない白米だと、血糖値が上がりやすくなり、さまざまな健康への悪影響が懸念されます。

そこで食物繊維が豊富な雑穀、大麦、発芽玄米などを混ぜることで、血糖値の上昇を抑え、栄養価も高くなります。

②タンパク質のプラスα

レトルトカレーにも申し訳程度のビーフやチキンが入っていますが、タンパク質の量的には全く足りません。
そこで、同じお肉を加えたり、玉子をトッピングするなどして、タンパク質が不足しないよう工夫してください。

肉であれば、事前に麹漬けすることで柔らかくなり消化もよくなります。

玉子を加える場合は、スクランブルエッグでもいいですし、半熟玉子(温泉玉子)であれば100%近い消化率です。

ソーセージやベーコンもカレーによく合いますが、下の記事で解説した理由からあまりお薦めできません。

③野菜のプラスα

肉と同様に、入っていたとしても
「見つけるのがむずかしい」レベルの量です。
自分で野菜を加えましょう。

最低でも玉ねぎ、可能であればニンジン、じゃがいも、ナス、ほうれん草など、旬の野菜を1品でも加えてください。   


ここまでくると、手軽にすぐ食べられるカレーとは言えないかもしれません。

が、たとえ一食でも大切な食事。
ご飯にカレーをぶっ掛けただけの、栄養に乏しい炭水化物食にはならないようにしてください。

まとめ

カレールーとレトルトカレーの注意すべき添付物は、カラメル色素乳化剤です。

カラメル色素には発がん性が疑われるもの、乳化剤には大腸炎を引き起こす可能性のあるものが存在します。

しかし、いずれも全部の総称である一括表示のため、含まれているのかいないのか、消費者には分かりません。

カラメル色素も乳化剤も使っていない比較的安全なレトルトカレーは、
①セブンイレブンのグリーンカレー 
②無印良品のほうれん草のキーマカレー 
③創健社のベジタブルカレー など
 
以上3つです。

栄養価を補う最強アレンジは、
①ご飯に雑穀、大麦、発芽玄米等を混ぜる  
②肉や玉子でタンパク質をプラスαする 
③玉ねぎなど、野菜を1つか2つは加える
 
ことがポイントです。

この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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