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リモートワークで人生の選択肢が増えた話

コロナですっかり話題のリモートワーク。
私も2020年5月にサイボウズへ転職し、すっかりこのリモートワークにも慣れてきました。

そんなリモートワークは
「理想的な働き方や生き方の選択肢を増やしてくれるのでは?」
「そしてその選択肢は自分を充実感や幸福感に導いてくれるのでは?」

とこの半年で学びました。その学び・気付きを書いていきます。

「働くことで仕方なく故郷を離れた」という選択をしている方には
特に共感していただけるのではないかなと思っています😁

どんな選択肢が増えたのか?
私の場合は「リモートワーク×故郷」という選択肢が増えました。
その結果「やりたい仕事×好きな場所&大切な人と生きる」
ことが選べるようになりました。(まだ模索中ですが)

なぜこの選択肢が私にとって重要なのか。
冒頭で「働くことで仕方なく故郷を離れた選択」と記載しましたが、
まさに私が大学4年の就活の際にそういった選択をしました。

この選択をする時、私は泣きながらその想いを両親に伝えました。
「故郷に残ってほしい」
という両親の強い気持ちを知っていましたし、
「長男なのに、何かあっても近くにいてあげられない」
覚悟しなければならなかったのです。
あの頃の自分にとっては本当に苦しい判断でした。
(長男意識高めなので、炭次郎には共感ポイントが多めです)

それからは
「仕事で成果を出すことで恩返しをするんだ」
と胸に刻みながら働き続けました。
しかしそんな順調ではありません。
特に父親が病に倒れた時は本当に悩みました。

「こうなることはわかっていたはず。自分で選んだ道。批判は覚悟の上」


とその時は割り切っていましたが、あれは今思えば自分の感情に蓋をしていたのだと思います。

あの時はリモートワークなんて思いつかず、
「地元だとやりたいことはできない。最低限のサポートだけでも」
と考え、半年近く毎週末に故郷と東京を行き来していました。
電車で片道2時間半、駅から病院までは車で2時間弱。。
プライベートは全て捨てて父の回復を祈りました。
父が徐々に元気になることが、あの頃の自分を支えていました。

あの時リモートワークという選択肢があれば、当時の自分に
「無理に頑張るな」と言ってあげられたんじゃないかと思います。

しかしあの頃は、「やりたいことのために故郷を離れるor故郷のためにやりたいことを捨てる」という選択肢しかありませんでした。
やりたいことをして、好きな場所で働くのは私にとってとなりました。
(前職は支社で働かせてくれるサポートをしてくれました。異例の対応です。本当に感謝しています🙇‍♂️)

そんな中、サイボウズへ転職をしました。
そこには故郷、旅行先、好きな場所で自由に働く人達ばかり。
自分も故郷に帰って仕事をしてみましたが、一切問題なし。
自分の部屋に籠って仕事をするのは何だか変な感じでしたね。

その帰省中に、たまたまサイボウズのCM「がんばるな、ニッポン」が流れました。そのCMを見た両親から意外な言葉がでてきました。

「東京の会社行っちゃって寂しさあったけど、
こうして実家でリモートできるなら平日も帰ってこれるからいいね。
東京に出ること=地元を捨てるみたいな考えが古くなるといいね」

これまで抱えていた後ろめたさが無くなっていくのを感じました。
やりたいことのために、大切な人や場所と分断しなくちゃいけないなんて悲しですよね。

しかしまだまだ世の中的には
・東京で働くこと=故郷との繋がりを断つ。
・故郷に残らないといけない=東京で働くなんて無理。
このように選択肢が無いために、諦めなければならない人がいるのも知っています。そして業界によって、リモートワークへの移行がどれだけ大変かも知っています。1年前の自分がそうでしたから。

もっとリモートワークが広まり「理想的な働き方や生き方の選択肢を増える」ようになること。サイボウズにいるからこそ、その大切さを訴えていきたいし、変わりたい人達の手助けをしてあげたい。

特にこのコロナで故郷との分断は進んでいます。
大切な人との繫がりを守るためにも、今一度頑張り方を見直したいですね。

2020年もあと少しですが、この気持ちを忘れずに日々頑張ります😁
※余談ですが、私の故郷は群馬県前橋市です。とても素敵なところなので、今度紹介記事でも書いてみようかな。

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