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海外で働きたい学生必見!東証一部企業の駐在員とベンチャー企業の本部長が語る「海外で働くための方法」

こんにちは!
株式会社ガイアックス インターンの野田です!

オンライン就活セミナーでは毎回、多彩なキャリアをお持ちの社会人ゲストをお迎えし、

「今後の人生を見据えた、ファーストキャリアの選び方って?」
「本当に自分に合った企業ってどうやって見つけるの?」
「初めてのオンライン面接で、ありのままの自分を出せるか不安...」

など、就活生の不安や疑問にお答えしながら、就活のノウハウやキャリア形成の極意などについてお話しいただきます。

オンライン就活セミナーの開催予定イベント
https://bit.ly/2RlQzfX

今回のテーマは将来海外で活躍したい学生におすすめです!

現在オランダで活躍されているゲストのお2人。
海外で働く経緯はそれぞれ違うので、より多くの手段を学んで将来のキャリアプランの参考にしていきましょう!


ゲスト紹介

【ゲスト】
管 大輔さん[株式会社ガイアックス 本部長]
管さんは新卒でガイアックスに入社されました。
そして7年目の昨年より、オランダに移住することを決められたそうです。
Twitter https://twitter.com/suga_neo
【ゲスト】
浜地さん[株式会社リコー オランダ駐在員]
浜地さんも新卒でリコーに入社し、今年で12年目になります。
現在はオランダにあるリコーの子会社で4年間活躍されています。


海外で活躍される人はどんな人なのか?

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お2人はどのように海外に出られたのですか?

管さん[ガイアックス]
僕のオランダ移住は駐在員ではなく、ガイアックスは全く関係ありません。
ただ自分がオランダに行きたいという思いで移住しましたw

なので会社からの補助はなく、全て自分でまかなっているという感じです。

就職するときに駅近のマンションを借りると思うんですけど、僕はオランダのマンションを選んだと思って頂けるとわかりやすいかと思いますw


浜地さん[リコー]
僕は管さんとは逆で、日本のリコーからの駐在員としてオランダで働いています。
駐在員の海外移住は会社の意向が強いため、補助とかはしっかり整っています。


もともと海外志向だったんですか?

浜地さん[リコー]
僕は学生の頃に留学をしていたので、海外で働く気はありませんでした。
でもそこで、海外駐在の方に出会いお話を伺う中で、将来は海外で働きたいと思うようになりました。
就活は海外駐在員を視野に入れて行なっていました。

20代の内に海外に出たいと思っていたので、そこは順番待ちという形でした。
30歳になってやっと駐在員になれました。


お2人の周りには結構海外志向の方は多いんですか?

管さん[ガイアックス]
ガイアアックスは人によりますが、そこまでいないかと思います。
というのも今までガイアックスは海外とあまり関係がなかったんですよね。


浜地さん[リコー]
リコーは部門と入社時の意思によるかなと思います。

やはり海外事業部に所属している人は、将来は海外駐在を目指している人が多いですね。

逆に国内部門や開発チームに所属している人は日本で働きたいという人が多いです。


なぜ海外志向なのに外資系企業ではなく日本企業なんですか?

浜地さん[リコー]
僕は日本の企業の軸足をおきながら、海外で活躍するというのを重視しています。

外資系企業であると海外で働くのは簡単だと思うんですけど、日本企業で駐在員になるのはかなり狭き門となっていて、そこに挑戦したい点。

あと、少し古くさいかもしれませんが、日本企業としてのプライドを持って働きたいという思いがあります。


駐在員のリアル

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駐在員って待遇ってどれくらいいいんですか?

浜地さん[リコー]
補助していただいている額は言えないんですけどw、
ある上限が決まっていて、その中であれば自分で負担することはありません。

首都のアムステルダムの2Lの2ベットの部屋が自己負担ゼロで借りられるくらいはありますねw
その他医療関係も補助していただいています。


駐在員になるためには英語力は必要なんですか?

浜地さん[リコー]
一応あります。
確か今だとTOEIC600点あたりだったと思います。
英語は最低限できればよかったのかなという感覚です。

どちらかというと、将来性や本人の意思が重視されていると思います。


海外にいくのにおすすめの業界ってあるんですか?

浜地さん[リコー]
多いのは商社・メーカー。先進国だと金融を多くなってきていると思います。最近サービス業でも海外進出されている会社は多いですかね。


管さん[ガイアックス]
全然違う視点でいうと、フリーランスの方は海外に行くほうがいいかもしれませんね。
単純に戦える武器が増えるんですよね。

フリーランスの方って会社に入っていないので、その人を表すモノがなにか分かりずらいし、ライターやプログラマーだけじゃ弱いと思うんですよ。

そこでオランダ在住のライターになって、オランダの記事を書くとか。
そうするとオランダの情報をサイトに載せたい企業などから声がかかったりするんですよ。


結果的に海外で働くにはどんな要素が必要ですか?

浜地さん[リコー]
海外駐在ですと、海外授業部の配属になる必要があると思います。
ただ1つ注意して頂きたいのは、『海外で働くことを目的にしない』
ということですね。

フリーランスですと海外で働くことがメリットとなるのもあるんですけど、海外駐在ですと海外駐在になって瞬間目的を失ってモチベーションが下がってしまうケースがたまにあるんですよね。

海外で働くことによってなにを得たいのか、どういったキャリアを歩みたいのかっていう部分を明確にする必要があると思います。


管さん[ガイアックス]
海外で働くことに限ってではないんですが、『優先事項を優先順位どおりできること』が重要なんじゃないかと思います。

僕の場合は海外移住をするには社内で実績を積むことがまず必要でした。


「グローバル人材」とはどんな人だと思いますか?

浜地さん[リコー]
僕が思っているのは『順応ができる人』かと思います。

その国の文化や流行に対応しないと、自分が苦しくなりますし、ビジネスが成り立たなくなると思います。

なので、自分とは違う要素を受け入れられることが要素の1つかなと思います。


管さん[ガイアックス]
『自分ごとの範囲』が広い人がグローバル人材なのかなと思います。

僕が世界を旅していたとき、海外に住居は持っていたけどグローバル人材っていう気はしませんでした。
でもオランダにきて、地球環境などを考慮した事業ができる人や生活スタイルを考える人ってすごいグローバルだなって気がしたんですよね。


海外移住のリアル

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自分の意思で移住された管さんは会社から反対はされなかったんですか?

管さん[ガイアックス]
本部長になり、意思決定を自分でできる立場にあったので大丈夫でしたね。

僕はもともと世界一周しながらガイアックスで仕事をしたかったんですが、たまたまオランダで住むことになり、

経営会議で「オランダに住むことにしました。以上。」
メールを送ったら、

社長から「安心しました。どこにいるかわからないより、拠点が固定されている方が会社のリスク減って助かります。」と返事が来ましたw


日本と海外で働く違いってなんですか?

浜地さん[リコー]
意思決定の速さや自由度が違うなと感じます。

日本の企業で働いていると人数も多く、会社の歯車の1部として働くことが多いと思います。
その点、駐在先の会社は人数が少ない分、意思決定ステップが圧倒的に少なく、スピード感があります。

あと僕は海外事業部なので、日本にいるより現場の海外にいる方が刺激もありますし、よりマーケットの理解度が上がりますね。


管さん[ガイアックス]
浜地さん場合は会社が子会社に変わっていたりと、組織や働くメンバーが違うと思うんですけど、
僕の場合は僕がオランダに移住しただけで、会社も働くメンバーも変わっていません。

なのでその面での変化は特にないのですが、大きく変化があるのは『時差』ですね。
オランダと日本では時差が8時間あるので、オランダの昼は日本の深夜なんですよねw
なので会議の時間が限られていますが、その分より濃い内容の会議になりました。

僕は時差を使って、午前中は日本との会議をして、午後は自分の作業に当てて日本から送られてきた課題を日本の翌朝までに返したりもしています。
逆もしかりです。僕が日本のメンバーに送った課題は翌朝までに返ってきています。
そうすることで僕が日本にいるよりも、圧倒的にチームのタスク処理が早くなりました。


浜地さん[リコー]
僕の会社でも時差を利用して日本とうまくコミュニケーションをとっています。

逆にネガティブな要因はないんですか?

浜地さん[リコー]
生活面では日本食がなかなか食べられないのはありますけど、仕事面ではないですね。

ただ駐在員はコストがかかっていますので、
会社からのプレッシャーはもちろんあります。
僕はそこを乗り切ってこそのキャリアかなと思っています。


管さん[ガイアックス]
確かにプレッシャーはあるなと思いました。

僕がオランダに移住してパフォーマンスが下がったら、ガイアックスで海外移住の許可が下りなくなると思います。

最初のチャレンジャーは後からチャレンジする人の未来も背負っているから、そういう面ではプレッシャーがあると思います。


海外で活躍されるお2人のキャリア計画

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今後のキャリアについてはどのように考えられているんですか?

管さん[ガイアックス]
オランダってすごい環境意識が強いんですよね。
再生エネルギーとかサーキュラーエコノミーとか。
そういう領域の投資家も多いですし、起業家の数も多いです。

地球環境事業に関わっている起業家の話とかを聞くと、スケールが大きいし、自分ごと化の範囲がすごい広いんですよね。

僕は教育事業にすごい興味があって、子供が大人になってワクワクできる社会がすごくいいなと思っています。

でもオランダにいる人達に
「教育も大事なんだけど、次の世代の子供達が気持ちよく生きていける環境を残すことが大前提だよね」
って言われて確かに!と思い、40代あたりでサーキュラーエコノミー事業をやっていけたらなと思っています。


浜地さん[リコー]
僕は明確に答えがなくてまだ悩んでいるんですけど、これからも日本のメーカーの駐在員として海外で活躍したいなと思っています。

実は次の駐在先が決まってるんで、そこで頑張りたいなと思っています。


まとめ・感想

お2人とも形式は違いますが、同じ海外で活躍されている共通点などある感じでしたね!
今回のテーマをまとめると

・海外で活躍される人はどんな人なのか?
菅さんは家をオランダにもちながら日本のメンバーと、浜地さんはオランダ駐在員として仕事をされている。
お2人ともオランダに住む前に何度か海外経験があるみたいですね!

・駐在員のリアル
駐在員はコストがかかっている分、プレッシャーも感じるとのことでした。駐在員の条件として英語力が重視されていないのは驚きでしたね!

・海外移住のリアル
海外で日本のメンバーとするのは不便かと思いきや、良い面ばかりでしたね!ただ時差は8時間程の地域が良さそうです。

・海外で活躍されるお2人のキャリア計画
菅さんは将来環境事業に、浜地さんは次の国で駐在員として成果を出したいとのことでした!

ネットに乗っている情報より、実際に海外で活躍されている人から生の声を聴けるというのは日本にいるとなかなか無い機会でしたね!

これもオンラインならではという感じですね!

海外に出る方法として、海外駐在員・移住・外資系企業に就職とありましたが、『海外に出る目的』を明確にすることが大切とのことで、学生もまずは就活を行う目的を考えてみると面白いんじゃないかと思いました。


次回のテーマは
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ゲストは長年採用活動に関わられてきた西島さんと、30回以上オンライン就活のイベントファシリテーターをされている吉川さんにお越しいただきます!

お楽しみに! 

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