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22年目
18日。今日22歳になりました。
ただ、まだ社会人にもなりきれていない。
かといって、青くさく野を駆ける少年にも戻れない。
メガネをなくしたら、
なにも見えなくなっちゃいそうな大学生です。
ギターをなくしたら、
なにも唄えなくなっちゃいそうな大学生です。
ペンをなくしたら、
なにも想わなくなっちゃいそうな大学生です。
それでもこの8月からの今年1年。
社会人になるまでの半年。
時間と心とどう向き合うかが本当に重要になってくる期間だと思っています。
この22歳を僕にとって重要な期間にしている要因の一つ。
それは恋人が1年間、
海の向こうにいるということです。
正確には”僕ら”にとってのなのかもしれません。
もちろん会えないのはさみしい。
その手に触れることができないのはさみしい。
同じものを食べておいしいねって言えないのはさみしい。
横を並んで空を見上げられないのはさみしいです。
でも、せっかく二人にあたえられたこの状況は、
この1年があってよかったって思える1年にしたいと思っています。
まずは精神的に自立/自律できる期間にしたいです。
今年から一人暮らしを始めました。
生活のなかの判断を自分でしていく力をつけていきたいです。
そして最終的にそんな自律したものの中で育まれる愛にこそ安定感があるのだと思っています。
ここからはただただ、
思ったやりたいことを羅列してみるだけになるかもしれないですが、
まずスキル的な面でいえば、
税理士の資格がまずは2科目まで合格できる状態になりたいです。
事務所で働きながら手を動かして学んでいこう。
卒論という大学での最後の課題にもまっすぐ向き合いたいと思っています。
もっと会計という分野を知って、
専門性を高めたいのです。
そして、自分がやっていて楽しい、読んだ人が驚くような論文を書きます。
所属しているNPOの学生団体。
悔いなく、僕が伝えられるものを届けていきたいです。
本をたくさん読みたいです。
僕がこの期間にできる旅は本の中にたくさんあると思っています。
人の書く文章を読んでいたい。
そして、言葉にもっと触れたいのです。
花も、空も、海も、
僕の暮らすこの空間の彩りを広げるものは言葉だと思っています。
曲をつくりたいです。
自分の心を吐露した詩も、人を想ってつくった詩も、
音にのせて表現できたらすてきだと思っています。
いろんな器を使ってみたいです。
いろんな日本酒を飲みたいです。
なんとなく恋人と話したことで僕が地味に楽しみにしていることがあります。
いつか、北欧の地で昼は和菓子、夜は日本酒のお店がやってみたいねっていうこと。
あのときはどこまで本気で話していたのかわからないけど、
いつかひっそりとできるお店の構想を形にできたら嬉しいなって思います。
そして最後にデンマークにいきたいです。
あなたに会いに。
目的はそれだけで充分すぎるくらいです。
欲を言えば、
すてきな街並みを眺めながらベンチに座ってひなたぼっこでもしましょう。
さて、どんな1年にできるんでしょうか。
1年後この文章を読んで微笑んでいられるといいですね。
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