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#哲学

穴をあれこれ考える

穴をあれこれ考える

「穴」とはないものである。
しかし認識することができる。

僕らにドーナツの穴が分かるのとおなじ。

“存在している”との比較をすることができるような
“ない”という状態であれば穴なのだろうか。

つまり“無”単体は穴になり得ない。

3×3に並べられた椅子に初めから1人も座っていなければ穴は生まれていない。
皆が座っている中に空席(真ん中に限定する必要はなく)が生まれた時に、それが「穴」と言われ

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