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仮面ライダーバルカン&バルキリー:BD視聴了【ゼロワンOthers完結】

 仮面ライダーゼロワンOST収録の「仮面ライダーバルカン&バルキリー」を聞きながら書いています。


 ゼロワンOthers仮面ライダー滅亡迅雷の衝撃的なラストから約4~5か月。ついにこの時が来ました。

ゼロワンOthers
仮面ライダーバルカン&バルキリー

 劇場版仮面ライダーゼロワンREAL×TIMEのその後を描いたゼロワンOthersの完結編。滅亡迅雷が起こした事件の後のお話となっています。

 滅亡迅雷が人類へ宣戦布告を行ない、軍事利用されるはずだった新たなヒューマギアのソルドたちは解放されて自由意思を手に入れる。そして彼らは滅亡迅雷の意思を継ぎ次々とエイムズを襲っていく…。

 テレビ本編の主要な悪役であり、テレビ本編で最終的に仮面ライダーゼロワンたちと和解し”悪を滅ぼす道”を行っていた滅亡迅雷が再び人類に対して脅威となった姿は見ていて哀しさがありました。

 仮面ライダーバルキリーこと唯阿(ユア)さんは滅亡迅雷のことを信じているからこそ躊躇いがあり、仮面ライダーバルカンこと不破(フワ)さんもそれは同じで…。

 その二人の元に、意見が対立し去ったソルド9とソルド20が現れます。そしてソルド20はユアさんの信念から「命を守ること」をラーニングし、ソルド9は不破さんの「俺がルールだ(自分の意志は自分で決める)」をラーニングし、彼らに所持していたプログライズキーを託しました。

 ほんと、この二人の想いがとてもエモくて熱くて…。


 仮面ライダー滅亡迅雷がなぜ再び人類に対して牙を剥いたのか察して最終決戦に向かう不破さんがとても熱かった…。

 仮面ライダーゼロワンことアルト社長とイズとの掛け合いもとても良かった…。微笑むアルト社長…。もうこれで泣きました。

「命を張る覚悟」

 不破さんを見ていた感じたのは、『仮面ライダーだけでなく、「仮面ライダー道(どう)」を貫き通した男』ということでした。自由と正義のために戦う全ての仮面ライダーは、仮面ライダーという存在を貫き通していたわけですが、不破さんはそれだけでなく「仮面ライダー道」というものを自ら築き上げて突き進んだ男でした。

 滅亡迅雷の想いに気づいたからこそ命を捨てるのではなく、命を張る覚悟で最終決戦に臨む。不破さんは本当に熱く愚直な男だ…。

「正義で世界を良くしようなんてただの詭弁だ」とか、まさか仮面ライダーが言うなんて思わないじゃないですか…。
 仮面ライダーという存在を改めて深く掘り下げているからこそ、ゼロワンのおもしろさが加速するんですよね。

 この作品の不破さんの姿を見ていて、仮面ライダー龍騎の城戸真司を思い出しました。きっとこの二人には通じる何かがあるのでしょう。


「くだらないジョークで腹の底から笑っていりゃあ、それでよかったんだ!」

 仮面ライダー滅亡迅雷との戦いでの不破さんのセリフ。このセリフで涙腺に来ました。
 滅亡迅雷が自ら人類の敵となって立ちはだかったからこそ、不破さんから滅亡迅雷への溢れた想いだったのでしょう。

 テレビ本編で不破さんはヒューマギア(特に滅亡迅雷)を、滅亡迅雷は人類を敵視していたからこそ、そしてそれを経て戦友ともいうべき存在になったからこそ…。

 そして命を張り滅亡迅雷の想いを全力で受け止めた不破さんは、ついに滅亡迅雷を止めることになります。
 中盤での滅亡迅雷がユアさんの新フォームとの必殺技の打ち合いで傷ついた姿、最終決戦の滅亡迅雷のうめき声…。どれも辛かった…。

 みんなには、ただただくだらないジョークで笑っていてほしかった。


 もう何といいますか…。

ん"…ッ(◞‸◟)

 としか言えなくなりました。


 仮面ライダー滅亡迅雷からの仮面ライダーバルカン&バルキリー。滅亡迅雷を経たからこそ、この終わり方はとても良かった…。

 本当にゼロワンOthersは完結するんだな…という。

 これはもう本当に完結だわ…という。


 仮面ライダーバルカンこと不破さんは、私が幼いころよりずっと見てきた仮面ライダー作品の中で初めて主人公を飛び越して大好きになった仮面ライダーにして人物像でした。主人公を飛びぬけて好きになったのは、仮面ライダーゴーストの御成(おなり)以来ですね。

 生き様、信念、誰も笑わないアルト社長(ゼロワン)のギャグで笑う親しみやすさ。すべてが大好きだった。

 不破さん…。ん"…ッ(◞‸◟)

 やっぱり不破さんは主人公向きの人物だ…。

 ダメだ…泣く…。もう無理…。

 だが!!! だからこそこの作品はとても良い!!!!!!


ゼロワンthers 完結

 ゼロワンOthersは終わったけど、ゼロワンそのものはまだ続かないかなぁ…。でも無理だろうな…。

 それはさておきバルキリー。今回も噛ませ犬扱いか…。

 いやまぁ、熱い展開だし大好きですよ。シチュエーションも全部よかった。後々の理由も含めて、話の都合上ものすごく納得はいきました。
 でも、彼女にも活躍させてほしかったw 滅亡迅雷からも噛ませ犬扱いかと…w
 これじゃまるでゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクターの時のアラン様じゃないか…w

 まあ、バルカンとバルキリーが単独作品じゃなくてセットの時点で察してはいましたけども!w


 バルキリーの扱いはともかくとして、仮面ライダーバルカン&バルキリーはとても良い作品でした。
 なんと言いますか、仮面ライダードライブのロイミュードを思い出すような部分もあり…。

 次世代のヒューマギアであるソルドたちのその後も気になりますね。イズの仮面ライダーゼロツ―としての活躍も見てみたいけど、これは蛇足になる可能性…。

 10周年には、そのあたりも描いて欲しいな。


 10周年といえば、『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』が発表されましたね。
 ついに「いつかの明日」が来る…。それはきっと、真の意味での完結になるのでしょう。
 通常版のBDを予約しました。


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p.s.

 MONKEY MAJIKさんが担当された仮面ライダー滅亡迅雷の主題歌「S.O.S」とバルカン&バルキリー主題歌「Frontier」購入しました。
 物語の締めくくりにふさわしい映画を観終わった後の余韻をかみしめられるしっとりとした曲がとても良い…。

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