【MCU】『ソー:ラブ&サンダー』観ました【テーマは愛と哀】
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の衝撃的な姿から3年。
ソーの単独映画を映画館で観たいと思い続けて10年。ついにこの時がやってきました。
エンドゲームでのあの衝撃的な姿から3年がたち、今のソーはどうなっているのか気が気でありませんでした。
様々な困難を乗り越えたと思いきや…。トニーといいストレンジといいソーといい、正確にやや難がある人物は内面が繊細なようですね…。
〇今作のテーマは『愛と哀』
今回の全体を通してのテーマは「愛、そして愛する人を失う苦しみと辛さ」でした。
それぞれが愛にまつわる経験をしているんですね。その苦しみを抱えながらも生き続けている人たちの物語でした。
ソーのように神話をモチーフにしているアメコミ映画は、他社DCコミックのワンダーウーマンがあります。そしてDCEUのワンダーウーマンは1作目から”愛”をテーマに据えられているんですよね。奇しくも今回のソーも”愛”がメインテーマとして扱われていました。
ワンダーウーマンの監督が掲げる愛というテーマは好きなのですが、やはり武力と愛というのはいまいちかみ合わせが悪く感じることが2作通じてありました。もちろんDCEUワンダーウーマンの1作目も大好きですし、2作目の事態の収束のさせ方も大好きです。
しかしソー:ラブ&サンダーは武力による演出はもちろん、その決着のつけ方、そして愛の見せ方というのもとても自然で、無理なく込められていました。
今作はソー初の決着のつけ方でしたね。私はとても衝撃を受けました。武力で勝ったが愛に負けた、という感じ。
それが切なくも、それでもソーの決断には納得のいくものとなっていました。
余談ですが昨夜、七夕の夜に登山系Vtuber竜田万秋さんの同時視聴配信で見た映画ポケモン七夜の願い星ジラーチのセリフ「こんな思いするくらいなら出会わなければよかった!」からの「出会えてよかった」という言葉を思い出しました。
〇神はやっぱりクソ
やはり神や他者にすがるものじゃないですね。マジで神がクソでした。まあ、神様だしなぁ。神様ってそういうものだよねってわかり切ってはいましたが…。
この衝撃は、小学生の頃に読んだ石井桃子さん翻訳による『ギリシア神話』という本で神々に幻滅したことを思い出すほどの醜悪さでした。
だがそれが良い…。神というものはそういうものですからね。
心の底から神を一度ぶん殴ってやりたいと思えるので、今回のヴィランの気持ちも理解と同情ができます。とはいえヴィランがやっていることは許されざることですが…。
人間を省みず遊び惚けている神は滅ぼしていいんじゃないかな…。
〇神々の醜悪さと人々の心が生み出す愛の物語
ソー:ラブ&サンダーは、そういうお話でした。
やっぱソーがかっこいい…。あとジェーン・フォスター博士もめちゃくちゃかっこいい。
ダーシー・ルイスが大好きなので久しぶりに見れてとても良かったです。セルヴィグ博士も健在なようで何より…。
ストームブレイカーがかわいかったです。
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