恥 : 大昔のマネジメント失敗談
ふと、マネジメントについて考える機会があったので昔を思い出したり、ちょっと考えたり、そのアウトプット。
僕のマネジメントのイメージはパズル。いろんなピース(人)を集めて、一枚の絵(成果、価値)を作り上げる。そんなイメージ。
1. いろんな性格、考え方、スキル、経験を持ったメンバーがいる
2. そのメンバーを組み合わせて全体で成果をあげる
これがマネジメントの特性とするなら、必要なことがいくつかあるのではないか、と思う。
1. リーダは出来上がる絵を示す必要がある
2. リーダはメンバーを知る必要がある
できあがる絵を示す
これは具体的な絵ではなく、方向性とかポリシーといった抽象的なものでよいと思ってる。
具体例。前職時代、自分含めて3名になったタイミングでコーポレートIT部門のミッション、バリューを作った。これは昔勤めていた会社にかぶれていたからという理由笑。自分入れて3名なのでシンプルな英単語で1人1つずつ、合計3つを作ってバリューとした。今振り返るとめちゃくちゃ恥ずかしいし、たぶんメンバーにはこいつ意識高い系か?と思われてたとおもう。
ただ前職を辞めて1年ぐらい経ったあとに友人経由で前職の話を聞いた。
「12banさんの作った文化、いまも残ってます。この文化のおかげで方向が定まって物事の改善が進んでます」
意訳だけど。こんな感じの話を聞いて、短かった前職だけどなにかしら爪痕は残せたんだなぁと感じた。ただ、この方法がいいかどうかはわからないw
メンバーを知る
正直この項目は最近になって重要性をひしひしと感じているけど、マネジメントをやっていたときはあまり注力していなかった。いや、ほんと恥ずかしい。すまん。
いやー、メンバーにお前はマネジメントができてないって言われたこともありました。自分が思っている以上に多くの人はフォローを必要としているし、セルフマネジメント型でもないってことをしれた。
自分は相手をプロとして扱うという思いがあり、成果を出せば自由でいいよみたいな感覚でいた。要はお互いプロとしてやっていこうぜ、みたいな。このことが興味を持ってメンバーを知ることにつながらなかった。
これは本当に反省。海より深く反省。
今自分がメンバーを知るためにやるとしたら、こういうことだろうか。
1. 書類からメンバーの経験、スキルを知る
- 往々にして本人を低く見積もりがちなので人事から借りた書類(履歴書、経歴書)で確認する
2. 自分からの自己開示
- 趣味である人物撮影(ポートレート)の世界で笑顔をとりたかったら自分が笑顔になれ、という教えを受けた。これを流用すると相手に心を開いてもらいたかったら、自分から心を開け、になる
3. 1on1
- 使い古された手法。目的は相手の話を聞くことなので、場を設定することができれば形式は何でもいいと思う
4. キャリアを一緒に考える
- エンジニアの恐怖はずっと食っていけるか、だ。なのでそのフォローをしたい。キャリアの答えを出すことはできないけど、考えることはデキるし、人事とのハブ程度でもいい
リーダのタイプ
リーダのタイプは大きく2種類いるのではないか、と思ってる。1つは社外に出ていくのが得意なタイプ。もう1つは中で管理することが得意なタイプ。
昔いた会社は圧倒的に前者タイプが多かった。このタイプは内部の細かい調整が不得意(というか不要だと思ってる?)なことか。いろんな経験がふつふつと思い出される...
自分はたぶん、前者のタイプかな?と思ってる。表に出ていくのは好きというのもあるが、これも自分の場合は相手をプロ、大人として扱う、というのが前提に来ている。今ではこの前提が間違いだっていうのがわかるけど当時はわからなかった。
リーダに必要そうなこと
最後にリーダに必要だなって個人的に思ってることを書いて終わる。
1. 感情のコントロール
2. 黙って話を聞くスキル
3. 海より広く深い心
4. 実務能力(エンジニアの場合)
どこかで修正しよう。おわり。
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