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滅ばざる城

劇団☆龍(Dragon)童子produce『OBOROおぼろ』観劇に寄せて。

日常の中で渦巻く喜怒哀楽、大人になるとそのまま感情を出すわけにもいかず飲み込んだり我慢したり感情を隠して過ごさなければいけないことが多いのですが。今回観劇した舞台はそんな日常から少し離れて、たくさんの笑いとたくさんの涙を溢れさせてくれました。1人でも多くの方に知ってもらいたい、観てもらいたい、という気持ちを書き連ねたいと思います。

初回公演を観劇したときと物語の真実を知った上で観劇した2日目以降では、あらゆる場面で捉え方が変わって冒頭3分で泣き始めました……。初日にして、もう終わってほしくない、と心から思う舞台。あと1000回観たい。目に飛び込んでくるアクション、コミカルで笑顔になれる場面、様々な心情が入り乱れる怒涛の展開。

大蛇丸復活の序章、ここから物語が始まっていく……!と示唆するオープニング。でも真実を知ってから観ると、このオープニングは時を遡り、報われなかった想いを掬い上げる物語の始まりでもある、と捉えました。魔女達の佇まい、常に笑顔なのも妖艶さと恐ろしさを感じさせる。そして可愛い。魔女2、3のお2人が寝っ転がって頬杖つくところめちゃくちゃ好きでした!女郎蜘蛛の雰囲気がシリアスになりすぎないとても良いエッセンスになっていて、この時点でキャラや立ち位置が解りやすいのも本編への導入になっていたと思います。

続くオープニングアクト、総キャスト入り乱れの場面展開。ここでは物語の伏線になる様々な場面が乱れ咲き、これも真実を知ってから観ると全部が繋がって、涙が止まらなかった。ブログの見出し画像はこのオープニングアクトのラストシーンなのですが(ワンシーン再現イベントの撮影OK、SNS掲載OK許可有)、大蛇丸がおぼろに眼差しを向ける刹那、初回は敵対する悪!という印象だったのに、2回目以降は全く感じ方が変わってここでも涙。

場面が変わって、盗賊としての陽、金蓮、流の登場シーン。この3人めちゃくちゃかっこいいんです。アクションも心意気も!おぼろとあやめのシーンでは、ここでのやり取りが物語のラストに繋がるというとてつもない泣きポイントになります。底抜けに明るいあやめ姉さん、一人っ子の私はこんなお姉ちゃん欲しかった……。あやめ姉さんがいてくれたから、おぼろも孤独を感じずに幸せでいられたんだなぁ。日常の中のちょっとした会話も、数年後に思い返すと泣けるほどに愛おしいと思えることがある。この場面はまさにそれでした。

『想うことは誰にでも許された権利なんだよ』

ここテストに出ます。(泣きながら)

リンの登場シーンも勢いがあって思わず笑顔になっちゃう。独特な訛り、方言も可愛らしくてクセになる。おぼろへの淡い想いが垣間見えて、でもおぼろはなーんにも気付いてなくて……というもどかしい感じ。小さい頃から花街で育ったリンは外の世界に憧れがあり、おぼろに連れて行ってほしいとお願いするけど曖昧な返事のおぼろ。冗談っぽく会話を終わらせたけど、外の世界に連れ出してほしい、という願いは本当だったんだろうなあ。リンちゃんは美味しいご飯食べて幸せでいてほしい。このあと、そんな孤独につけ込まれて姫子(女郎蜘蛛)の術にかかってしまうのでした。

百華樓開店のシーン、ここ賑やかで華やかで遊女達のダンスがめちゃくちゃ素敵!みんな可愛い!色っぽい!(ショートの印象が強い千磨子さんのロングヘアーとても好き)そして絶世の美男子!加賀美さまの登場!待ってましたっ!遊女達が加賀美さまのイケメンオーラに次々と薙ぎ倒されていくところ大好きw 客席にも同じく薙ぎ倒されていた人がいたはず(自分含む)。奥座敷へと向かう途中、振り向いておぼろへ眼差しを向ける加賀美さま。冒頭の大蛇丸が振り向いて……の場面とリンクするんですよね……。あやめが加賀美に惹かれていると悟ったおぼろ、悔しさと姉さんへの憤り、ちょっと拗ねた感じの一場面であやめへの想いが垣間見えるのも可愛い。おぼろも美味しいご飯食べて幸せになってほしい。

再び盗賊の3人が登場し、おぼろと初絡み。腕の痣を確認して去っていく場面、何を探していたのか少しずつ見えてきます。玄庵のこの場面での言葉、真実を知ってから聞くと次々と嘘ついててきぃぃぃ!ってなります!!おぼろ!気付いて!

奥座敷での加賀美率いる妖達の一場面。児雷也の血がここで登場して、物語の核心に迫っていくところ。加賀美=大蛇丸の『人間への復讐、世界を闇に』という野望が語られる裏では、まだ記憶が戻っていない大蛇丸のこの言葉にも物語の大切な想いが隠されていて……。余談ですが、普段お酒が弱いと仰っている長谷川聖さんがお酒を飲むシーン、っていうのがたまらなく良かったです。とても良かったです。

旅芸人としての演舞の場面、ここもダンスや剣舞などなど華やかでとても楽しい!ダンサーの方達のブルーのエキゾチックな衣装もめちゃくちゃ可愛い!流の剣舞、陽のアクロバティックなダンス、見所たくさんでした。おぼろが陽達に初めて会う(実際は痣を確認するために盗賊として接触あり)場面。義賊のアジトではアラシとヒデリのショートコントw から、樹とのやり取りまでとても和やか。お頭である陽が戻ってくると、尻尾振ったワンコのように飛びつくアラシも可愛い。この場面で大蛇丸が復活しようとしていること、20年前の大蛇丸封印のときのこと等が明かされます。児雷也の子が自分であると告げる陽、綱手の子がおぼろであることを伝えるシーン。ここから大きく物語が動いていきます。

奥座敷であやめを呼び出した楼主(土蜘蛛)、リン、加賀美(大蛇丸)。疲れに効くと言って児雷也の血をあやめに差し出す大蛇丸、息をするように嘘を吐く。このときの話し方、チャラさが出ててとても良き……!『迷惑だったかな?』と言われたら、いいえ、と返すしかない。(頬を染めながら)そして計画通りあやめに児雷也の血を飲ませ、倒れ込むあやめを抱きかかえて着物を剥ぐ大蛇丸、袋とじレベルの色気でしたね……!Oh!スキャンダル!(玄庵)あやめの背中、とても綺麗でした……。

陽がおぼろへ共に戦ってほしいと話す場面、ここで深雪は言葉が話せないことを知る。血の繋がりはないけど深雪は俺の妹だ、と話す陽は、完全にお兄ちゃん。義賊のみんながお頭である陽を慕っていて、深雪のことも大切に扱っているのが伝わります。

花街炎上から、場面は綱手の場面へ。おぼろがお腹にいるときの懐かしく温かい回想であり、幻想。おぼろが見ていた夢だった、という流れになるけど、この場面はおぼろ視点で、物語の終盤でも同じ回想シーンが出てきます。そこへ繋がると思うと、2回目以降は涙が止まりませんでした。

『(男の子と女の子)どっちだと思う?』
『この子……男の子だ』
『泣いてるの?もう、泣き虫ね。私も男の子だと思う』

ここテストに出ます。(泣きながら)

目が覚めたおぼろと深雪のシーン。言葉が話せない深雪は、身振り手振りと表情で伝えてくれてとても可愛い。アラシとヒデリの2人も身振り手振りが大きくて、テンポ良くてめちゃくちゃ良いコンビ。金蓮の姐御な感じもかっこいい。

血の反発に負けたと思っていたあやめが、何故か生きていたという場面。ここで登場するあやめ、お着物の青と赤のコントラストがめちゃくちゃ綺麗です。最初に着ていた着物の青と、悪に染められていく過程の赤、対になっているようで……。加賀美が徐々に大蛇丸の様に変化していくのもゾクゾクしました。『もう守るものなどない、人を憎め』とあやめに伝える大蛇丸の心情……このときはまだ記憶が完全に戻っていないけれど、人間への恨みや憎しみが溢れていて、悲しくも恐ろしい一場面。『闇は良い、暗黒こそ安らぎなのだ』という一言に、胸が苦しくなる。

街外れの貧民街、ねずみ登場。貧民1〜3の中に、さっきまで大蛇丸だった方が混ざってましたねw 大根を分け与えられて、「苦い!苦い!酵素!酵素!」と大騒ぎしながらハケていくの最高だったw 脅威の身体能力で、逆立ちみたいな体勢になってたときもありましたw

お待ちかねのお蘭登場!バックダンサーを従えたダンスシーンも軽快で楽しい!長時間座りっぱなしの客席に配慮のお声かけ、ありがとうございました!このときほんとに座り直したりお蘭体操やったりで一息つけましたw お蘭と精霊がおぼろを助けてくれる場面、ここからも物語の核心に迫っていきます。

幼少期の陽と児雷也の回想シーン。ここで託された想い、約束。玄庵の裏切りへと物語が進んでいく中で、それぞれの視点と想いが交差して、つらい。大蛇丸が蘇り、でも心が闇に覆われているのが何故か、まだ辿り着けず苦悩する場面。大蛇丸の頭にかかる薄靄。

20年前の大蛇丸封印の場面、生まれたばかりのおぼろを抱えてお蘭に託すところ、『大丈夫、この子はあの人に似て強いから』。このあとに、大蛇丸封印へ向かう綱手の想いがつらくてつらくて……。『死んだってついていくからね!』というシルフの綱手に対する忠誠にも涙。

児雷也と陽の最後の戦い。尾形の当主、お頭としての陽の最後の戦い。それを見守る金蓮。自分の手で児雷也を倒さなければいけないという決意、『あなたを倒すのは何一つ特別な力を持たない、影武者の俺だ!』。この言葉で、陽は影武者として生きてきた、本当の児雷也の子は深雪であることが明らかに。斬りかかっても敵わない、それでも何度も何度も立ち向かう陽の姿と、機械的にそれを薙ぎ倒す児雷也。数分にも及ぶこの心情のぶつけ合い、涙が止まらなかった。児雷也の刀が陽に刺さり、封印が解けた深雪が止めに入る場面。深雪の言葉に、操られていた児雷也の自我が一瞬蘇る。陽との約束、『俺にもしものことがあったら、娘の深雪を守ってくれ』。幼少期に交わしたこの約束を守るために生きてきた陽。『いい子だ』と告げ、自らの腹に日輪の刀を刺す児雷也。魔女の登場で、人間の命で仕組まれたことだという真実が発覚。

泣き叫ぶ深雪に『泣くな深雪!』と一喝する陽は、お兄ちゃんそのものでした。大蛇丸のもとへ向かう深雪が金蓮に伝えた一言、『陽を、兄をお願いします』。影武者などではなく兄と妹だった、そうやって過ごしてきた日々に嘘はなかった。最後まで児雷也が亡くなる前に『俺の息子、陽を頼む』と託された金蓮。血の繋がりなどなくても家族としてずっと過ごしてきた証。死ぬのが怖いと零す陽の姿に、『もう逃げてもいいのです、生きてください』と告げる金蓮。息を引き取る陽に、『しっかりしなさい!あなたは尾形の当主でしょ!』と告げる金蓮、ここでも最後まで当主として向き合っていた気持ちが伝わる、本当に胸を打つ場面でした。

おぼろ達が大蛇丸のもとへ、あやめとおぼろが斬り合うところでは、目が見えなくなっていても20年ずっと一緒にいた気配だとあやめに伝えるおぼろ。夢や希望を持て、想うことは自由だと話していたあやめに、刀を捨ててあやめを抱き締めるおぼろ。姉さんと一緒にいることが自分の想いだと告げ、この言葉を聞いたあやめは自らに刀を突き刺す。大蛇丸を裏切り、刀を大蛇丸へ。自分の幸せを望みなさい、とおぼろへ告げるあやめが玄庵に背後から斬りつけられてしまい……ここからの展開が怒涛すぎて息を呑む。

倒れ込んで動かなくなっていた大蛇丸に、あやめの血を注ぐ玄庵。その瞬間大蛇丸の体が大きく跳ね上がり、ゆっくりと仰け反りながら起き上がる様が本当に恐ろしく……目が離せなかった。そして大きな魅せ場、大蛇丸のワイヤーアクション!視覚に飛び込んでくる勢いと迫力がとてつもなくて息を呑んだ。初日から千秋楽まで、安全第一で無事あの場面を魅せてくださったすべての方へ感謝でいっぱい。大好きな役者さんが舞台の空間を上下左右からの奥へ飛び回る姿を観ることができて、記憶に強く刻まれました。回転するときもワイヤーで飛び回りながら斬り付けるときも、指先から足先までめちゃくちゃ所作が綺麗。着地のときの体勢も。体全体で魅せるアクション、本当に素晴らしかった。

シルフがおぼろに渡した月影の刀を見た大蛇丸が明らかに動揺し、目線も月影の刀しか見ていなくて、その姿が悲しくて……。攻撃を受けていく大蛇丸に斬りかかろうとするおぼろを止めたのは、綱手に仕えていたシルフ。『大蛇丸を助けて!』という言葉に動きが止まるおぼろ。お蘭の口から告げられる、大蛇丸とおぼろが親子であるという真実。20年前に仕組まれたことが明らかになり、ようやく大蛇丸が悪ではないと理解できた場面。

『血の繋がりが何だ、私と関わったせいで綱手が死んだ事実は変わらぬ!綱手を守れなかった己と、欲望のために綱手を死に追いやった人間を憎んでいる』。自分を倒さねば憎しみは消えぬ、平穏など訪れないと叫ぶ大蛇丸に斬りかかろうとするおぼろ。でも斬ることができず、『甘いな、お前も……』と言う大蛇丸の言葉は、おぼろに対してだけではなく、綱手に対しての言葉にも聞こえた。記憶が戻った大蛇丸の心情、守りたいものを守れなかった無念と人間への憎しみが大蛇丸の叫びから伝わってきて、ここでも苦しくてたまらなかった。

軍隊に取り囲まれ、おぼろを突き飛ばして銃弾から守った大蛇丸。玄庵の正体が明らかになり、失意のまま戦おうとするおぼろの姿に胸が痛む……。20年前の真実が語られ、愛する人を封じなければならない綱手と、人間を憎みながら封じられた大蛇丸。おぼろを煽る水野に向かっていこうとするおぼろ。それを止めたのは大蛇丸……。立ち上がり、おぼろを抱き締めながら伝えた一言が、この演目の中で一番刺さった。

『お前は甘いままでいい。人間なのだから』

おぼろに言っている場面だけど綱手に対しての言葉にも感じた。ここから先は俺の役目だと。そこから始まる大立ち回り。体勢を低く構えるあの場面、気迫の塊。斬るときの所作はもちろん、撃たれ方、斬られ方も本気。和太鼓がその心情を表しているように聴こえた。大蛇丸最後の大立ち回りは、『刀で語る』。撃たれて斬られて倒れてボロボロになりながらも絶対に目の前の敵を薙ぎ倒す、守りたいものを守るという強い意志。その姿に涙なしでは観れなかった。倒れ込んだときに大きく一刺しされたのに、もう一度敵の首筋に刀を振りかざす大蛇丸。まだ終われない、まだ死ねない、という本気の気迫がものすごかった。最後の一振りの前に大きく振りかぶるところでは、刀の柄を持ち直す所作がとても凛々しかった。指を1本ずつ、はらはらと。1人残らず薙ぎ倒した後、綱手の想いである月影の刀を大切に抱いて立ち去る姿にも涙。長谷川さんの本気の役者魂に、心が大きく動かされました。

シルフが持っていた本物の月影の刀、これを使えば大蛇丸を永遠に封じることができると知るおぼろ。偽物の月影の刀では大蛇丸を封じることができないから、20年前のあのときも綱手は大蛇丸を封じる気はなかったと。本物の月影の刀をおぼろに渡したシルフ、『真実が歪んだまま渡せなかった』という言葉に、綱手の意志を継いでいることが解る。どちらの刀を使うかはおぼろに決めさせたお蘭。2つの刀を抱えて立ち去ったおぼろが、どちらの刀を使ったのか?その後の場面では、墓跡の前に置かれた偽物の月影の刀、おぼろがその横に本物の月影の刀を添える姿がありました。

おぼろがお腹にいるときの懐かしく温かい回想シーンが再び。おぼろが見たあの景色を今度は大蛇丸が見ている。綱手が想いを込めて作った偽物の月影の刀を大切に抱え込みながら。

『(男の子と女の子)どっちだと思う?』という綱手の問いに、『威勢のいい……男の子だったよ』と声を詰まらせて応える大蛇丸。

『泣いてるの?もう、泣き虫ね。私も男の子だと思う』

おぼろに会えたよ、と報告するように綱手に話す大蛇丸の姿に、ここでも涙が止まらず。『ようやく霧が晴れた』と告げる大蛇丸に、一緒にいこうと手を差し伸べる綱手。手を伸ばす大蛇丸の姿に、やっと2人は安らかに眠れるのだと、ホッとできました。この場面から、おぼろがどちらの刀を使ったのか?と考えたときに、綱手と共に手を取り合って向かった=永遠に封じたという解釈をしました。でも、そうではない結末もきっとある。守りたいもの、信じたいものがそれぞれにあって、敵とか味方とか正義とか悪とか、そういう括りでは語れない。全員が主役で、視点が山ほどある物語。

最後の場面ではおぼろの前にあやめが現れ『夢とか希望とかないの?想うことは誰にでも許された権利なんだよ』と告げ、『僕の想いは……さ』と晴れやかな笑顔で返すおぼろ。このあとに続く言葉が何か、受け取った方それぞれの中で生まれるもので、自分自身の想いや、夢とか希望って何だろう?と思い描くキッカケになったのではないかと思います。

大蛇丸を含め、妖の巣食う象徴とされたのは『滅びの塔』ですが、長谷川聖さんが稽古中にツイートされていたこの言葉がとても印象に残っていました。


限られた期間の中で創り上げ、本番を迎え、閉幕。またそれぞれの場所へ戻っていくことになるけれど、この場所で材料から全員で創り上げられたお城は決して滅びることなく、そこから見えた景色には何度でも出会い直せると思うのです。心が動き、たくさんの人の記憶に深く深く刻まれたから。どんな結末だとしても、受け取った人の捉え方次第で幾重にも物語は紡がれていきます。それが演劇の面白さだと教えてもらいました。何年経っても思い出すだろうなぁっていう瞬間がたくさんあった。

劇団☆龍(Dragon)童子さんは旗揚げから10周年!おめでとうございます!またひとつ大好きなカンパニー、大好きな演目に出会うことができたのは、劇団☆龍(Dragon)童子さんが活動を続けてきてくれたからです。公演があるその日だけではなく、一つの舞台が創り上げられるまでの様々な準備、調整、稽古の積み重ね……。観に行く私達もその日だけ空けておけば良いわけではないし、その日その場所に行くために色々なことを乗り越えたり調整したり準備したり。それでもこの舞台を観たい!という想いひとつで会場へ向かいます。今回のOBOROからは、その期待を大きく上回るものをたくさんいただきました。継続することが何よりも大変だと思うので、これからも愛溢れる劇団☆龍(Dragon)童子さんを応援していきます!個性豊かで1人1人が輝いている魅力たっぷりな役者の皆さま、舞台に関わる全ての皆さまに最大級の感謝を。素敵な物語を魅せていただき、ありがとうございました!

千秋楽公演の配信チケットが発売されていたのですが、現在は購入期間が終了しているので、是非映像化をお待ちください!まだ出会っていない方、もう一度観たい方、是非1人でも多くの方に知っていただきたいです。記憶の中に刻まれたお城には、何度でも出会い直せます。是非、物語の続きを紡ぎましょう!

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