外出する際に音楽を聴くのをやめてみた

外を歩く時には、スマホで音楽を聴いたり、タイムフリーでラジオの番組を聞いたりすることが多い。

最近では、会社の行き帰りの時間を、お気に入りのYouTubeチャネルを聞くことにあてている。何も考えずにただ歩くのではなく、空き時間を有効に使っている、という満足感に浸っていた。

 家族からは、(大音量で音楽を聴き続けると)耳も遠くなるし、歩きながら聞くのは、聴覚が遮断されて危険だからやめた方がいいと言われていたけど、やめられなかった。

 しかし、先日、イヤホンを家に置き忘れて外出した時に発見があった。歩いているだけでは、時間がもったいないと思ったけど、さすがにスマホを耳に当ててまで何かを聞くつもりもなかったので、久しぶりに何も聞かずに歩き続けた。

 そうしたところ、いろんな考えが浮かんできた。特に夜だったことも関係していたのではないだろうか。昼間だと、周りの景色とか、歩いている人を見てしまうので、視覚が優位になりアイデアが出るという感じにはならないが、夜の場合、昼間ほど視覚の刺激が少ないせいか、断片的な考えがつながるような感覚を持った。

 その考えは、大抵はつまらないものだったけれど、いくつかは、「ちょっとおもしろいかも」と思えるようなものもあり、忘れるのがもったいないので、家に帰ってすぐにメモした。(スマホで録音しても良かったのかも)

 アイデア出しや考えをまとめるのには、歩くことが良いと言われていることが分かったような気がした。歩くときに音楽を聴いたりするのは、時間の有効利用ではなく、創造的なアイデア出しの時間をつぶしていたわけで、ずいぶんもったいないことをしていたわけだ。とはいえ、好きな音楽を聴きながら歩くのも楽しい。これからは音楽を聴きながらの散歩とアイデア出しの散歩を使い分けていこうと思う。

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