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Automatorを使ってMacBookをもっと使いやすくする話、その1。

こんにちはこんばんは。おはようございます。今日からは僕がAutomatorを使って実行している作業の効率化について書いていきます。

Automatorをご存知ない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。Mac OSには標準装備されているソフトながら、変なアイコンだし、予備知識なしで起動しても何に使えるかさっぱりわからない。なかなかに手を出しづらいアプリです。

毎日のように画像を100枚リサイズするとか、MacBookを開くときは必ず起動するソフトがあるとか、特定のサイトで調べ物を1日500回はするとか、今まで手順を踏んで何度も繰り返し行なっていたこんな仕事を自動化してくれるアプリ、とでも言いましょうか。作業効率化には欠かせないアプリ、というわけですね。

Appleの公式サイトでも丁寧な説明がありました。ここを読めばひととおりのことはできるはず。

でも、Automatorは、こういう便利ツールにありがちな「いろいろできすぎるので逆に何をやっていいかわからないから何もしない」状態になることもしばしば。なので「noteを書くときにも便利に使ってます」というサンプルをいくつかご紹介したいと思います。

起動して最初に出会う画面。それぞれ役割のちがうアイコンが8つ並んでます。なかでもワークフローとアプリケーション、クイックアクションは使用頻度が多いので覚えておくと良いと思います。

スクリーンショット 2020-06-19 21.51.17_1920

今回Automatorにさせたい仕事は「画像の横幅を1920pxに瞬時にリサイズ」です。なぜかと言うとnoteで画像をより綺麗に表示させるおすすめサイズが 1920 x 1006だから。

ここでは「クイックアクション」を選びます。Automatorがある意味やっかいなのは、融通が聞かないこと。コンピュータなので忖度とか行間を読む、とかそう言うことが一切ない世界です。

段取りよく、ていねいに手順を踏んで指示をしないと思い通りの動作をしてくれなかったりすることも。そうはなりたくいので「画像の横幅を1920pxにリサイズ」といったざっくりした指示だけではなく、

1. オリジナルのファイルをコピー
2.名前にテキスト(_1920)を追加
3.ファイルをコピーするとファイル名に「のコピー」がついてしまうので削除
4.画像を1920pxにリサイズ

くらいまで細かく指示を出してやるのが良いです。単純にファイルのリサイズだけを指示すると、オリジナルのファイルなくなっちゃいますからね。

Automatorは左側に指示するためのアクションがびっしりと並び、それを右側のスペースに順番に並べていく手順でワークフローをつくります。今回の目的を達成するにはこんな感じでアクションを並べてみました。

前提情報として、画面右側の上部で

・ワークフローが受け取る現在の項目:イメージファイル
・検索対象:すべてのアプリケーション
・イメージ:アクション
・カラー:ブラック *好みでOK

と記入しておきます。

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1.Finder項目をコピー
保存先を指定します。場所はデスクトップがわかりやすいかと

2.Finder項目の名前を変更:テキストを追加
6種類の中から「テキストを追加」を選んでファイル名の末尾に「_1920」と追加

3.Finder項目の名前を変更:テキストを置き換える
このままだと「ファイル名のコピー_1920」になってしまうので、「のコピー_1920」を「_1920」と上書きして整える

4.イメージをサイズ調整
サイズを指定して「1920」と入力

これでOK。完成したワークフローには名前をつけて保存します。例えば「Resizeto1920.workflow」と名付けます。

画像ファイルにカーソルを重ねて、副クリックの内容を見てみると...ある!Resizeto1920という項目があるじゃないですか!

これを選択してやると、オリジナルの画像を残したまま、横幅のサイズは1920pxになった画像が新しくデスクトップ上に生まれているはず。

スクリーンショット 2020-06-19 22.48.15_1920

アクションが複数のファイルにも同時に効くのもメリットです。リサイズが必要なファイルが10個あったら10個全部を選択して、副クリックでResizeto1920を選んであげるだけで、まとめて一瞬でリサイズが可能です。

noteで使うためには、完成した画像をプレビュー.appで開き、ちょこちょこっとカスタマイズして出来上がり。プレビュー.appもかなり使えるアプリなので、またいつか使い方について触れることもあるでしょう。

でも今のところは、しばらくAutomatorについてのnoteを続けたいですね。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。「スキ」ボタン押すひと手間をかけてくださるととても嬉しいです。