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Mr.Childrenの“SOUNDTRACKS”から英語を学ぶ

英語学習デザイナーのTake-sea.Kです!

Mr.Childrenのニューアルバム“SOUNDTRACKS” が12月2日に発売されました。もう毎日リピート&リピートです。

ミスチルファン歴25年のTake-sea.Kが、アルバム収録曲の歌詞から英語を学ぼう!という個人の嗜好が強いnoteを書いてみようと思います。

紹介する楽曲はこちら


・DANCING SHOES

無様な状況でもとにかく踊ってしまえ!やってまえ!Do it! という力強いメッセージの1曲目。

サビの歌詞を見てみましょう。

Hey guys, come on. Let you wear the dancing shoes.
お前達来いよ。ダンシングシューズを履かせてあげるから。


使役動詞のletが使われています。使役とは「~させる」という表現のことを言います。

let + 人 + 動詞  /「人に動詞をさせる」

I will let you go home tonight. / 今夜は君を帰してあげるよ。
Please let me talk to you. / あなたと話をさせて下さい。

使役動詞では他に、have, get, makeがありますね。話すと長くなるので、ぜひ調べてみて下さい!

さぁ Use it, use it, use it use it!!



Brand new planet 

消えかけの可能星を探しにいこう


可能性が可能という星となっており、そこから曲名の“Brand new planet”へ繋がったと思われます。

そしてこの“brand new”とふつうの“new”の違い気になりませんか?「新しい」という意味では同じですが、brand newの定義は

completely new, especially not yet used 
完璧に新しく、まだ使われていない。

つまり、車を買ったとしても、

I bought a new car. / 新しい車を買った。

これだと中古の車もありえます。


I bought a brand new car. / 新しい車(新品)を買った。

この文だと真っ新な新品になります。


この曲Brand new planet は「自分の手で飼い殺した憧れ」のメタファーとして使われてます。全く手付かずの新しい星(理想の自分)への出発を奮起させる曲なんですね。

新しい「欲しい」までもうすぐ!


・turn over? 

デビューの頃から脈々と流れている、ミスチルらしい甘酸っぱい恋愛ソングです。

turn over

これは句動詞と呼ばれるものです。句動詞とは動詞にもうひと単語プラスしたフレーズです。Take out(テイクアウト)なんかはそれですね。

このturn over はかなりたくさんの意味がありますが、歌詞とタイトルの相関性を考えると、「ひっくり返る」がいいと思います。

キミは今どう思っているの?すれ違いの日々を

だからさ、よく考えて機嫌直してよ


何かしら問題が起こっているカップル。最愛の恋人の機嫌がひっくり返ってほしい→turn over? という流れだと推測します。

I hope I can turn over her mood soon. / 早く彼女のムードをひっくり返したいなぁ。


・others

君の指に触れ 唇に触れ 時間(とき)が止まった


CMでもこのサビはよく流れていましたが、フルで聞くとこの曲の良さが倍増します。他に男がいる女性との一夜が切り取られた歌です。自分は彼女にとって単なるothers(他のひとたち)。

another, other, the other の使い分けを紹介しましょう。

another = 他のひとつ(不特定)
I want to see another car. / 他の車(1台)も見たいなぁ。


other = 他のいくつか(不特定)
I want to see other cars. / 他の車(複数台)も見たいなぁ。


the other /他のもうひとつ(特定)
I want to see the other car. / 他のもう一台の車も見たいなぁ。


でも改めて歌詞を見ると考えが変わってきました。

この情事は他の男と住んでいるであろう女の家で起こっています。そしてその部屋にはその男のモノが見え隠れするわけです。

テーブルの上の灰皿
アメリカ史紐解く文庫本
ベッドで聞いてたブルース


これらは俺の知らない誰かのモノだよね?→others(他のもの)だよね?

25時の首都高から月を見たくなる歌です。

 

・Documentary film

誰の目にも触れないドキュメンタリーフィルムを 今日も独り回しつづける


桜井さん自身がインタビューでも「終わりを意識する」と言っておりました。音楽家として、そしてひとりの人間としての終わり。

そんな残された時間を記録するためにフィルムを回しつづける。そのような終末を思わせるような曲です。そうです。どんな映画にも必ず終わりがあります。


filmとmovieの違い。同じ映画という意味ですが、

film =イギリスで主に使われる
movie = アメリカで主に使われる

またfilmとmovieには下記の違いもあります。

film = 記録資料
movie = 大衆娯楽

I watched the film about the First World War. / 第一次世界大戦の映画を見たよ。*記録資料
The movie I watched yesterday was amazing! / 昨日観た映画サイコーだった!*大衆娯楽

ある時は悲しみが
多くのものを奪い去っても
次のシーンを笑って迎えるための
演出だって思えばいい


僕らはあとどれくらいMr.Chilldrenと共に生きていけるのでしょうか。


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