見出し画像

想いと想いの掛け間違い

みなさんは仲が良かった友人やパートナーとぶつかった経験はありますか?
その問題は解決しましたか?
それとも解決できずに縁を切っちゃいましたか?
もしかしたらその時に感じていた問題は、本当の問題ではなかったかもしれません。!!
今日は人間関係に生じる本当の問題は何かという視点でキッカケの種を蒔いていきたいと想います。


【想いと想いの掛け間違い】

「すべての悩みは対人関係の悩みである」

心理学の三大巨頭の一人、アドラー

ここでいう対人関係の問題とは
実はちょっとした「想いという名のボタンのかけ間違い」が起きているだけなんだと思います。

掛け間違えというのは
私はこうだと思っていたという「想い」と相手自身はこうだと思っていたという「想い」の誤差のことを表します。

どうしてこんな誤差が生まれるのか?
それは人の数だけ信じている正義、常識、答えがあるからです。
無意識のうちに、出来事に対して自分なりの意味付けをします。ただ、同じ答えになることはありません。それぞれの答えがあるからです。まずはその事実を知っているだけでも、掛け間違いを防ぐことができます。

みなさんは、コンビニのレジでお礼を伝えていますか?

先日奥さんにコンビニで会計を済ませた後「どうしてお礼を言わないの?」と聞かれました。そういえば奥さんはいつも、会計の後に店員さんに「有難うございました」とお礼を伝えていたことに気付きました。「逆にどうしてお礼を言う?」と僕が聞き返したら「レジをしてもらったんだらお礼をいうのは当たり前でしょ」と言われました。奥さんは10年以上もアパレル業界で働いていたので、提供する側の気持ちがわかっているみたいです。それまでの僕は、仕事してるから店員がレジを打つのが当たり前だと思っていました。どうやら奥さんは、昔からこの行為について、疑問を覚えていたみたいで、今回我慢ならずに行ったそうです。僕は言われて初めて氣付きました。


人間関係でも同じです。自分が正しいと思っていることを相手がやらないと疑問が生まれます。ただ、それを伝えなければ相手も気付きません。伝えていないのに相手が自分の「あたりまえ」をやらないことで、憤りを覚えるようになります。憤りを覚えるとその感情に見合った態度で接するため、相手もその態度だけを切り抜いて、不快に感じます。こうやって、想いと想いのボタンの掛け間違いによって関係が悪化して、最悪の場合、縁を切ってしまう関係が数なくありません。

「想いは思っているだけでは伝わりません」


それでも仲が良い友人に対して疑問を持ってしまったら?
その友人に「有難う」を伝えた時のエピソードを思い出してください。
サプライズしてもらったなーとか、困ってるときに全力で話を聞いてくれたなーとか。たくさん嬉しかったエピソードが思い出してくるはずです。嬉しい感情や喜びの感情が出てくると、怒っている自分が馬鹿馬鹿しくなります。

あなたが疑問や憤りを感じている相手は、その人自身ではありません。
想いと想いの掛け間違いという関係性に疑問や憤りを感じてるのです。


つまり、その人自身の問題ではなく、自分と相手の掛け間違えている想いという「関係性」に問題が起きているのです。その「関係性」にどんな問題が起きているかが明らかになれば、解決するのは簡単です。だってあなたがずっと信頼を置いてた相手ですよ?問題の正体がわかれば、一緒に協力して乗り越えられますよね?


ちょっとした疑問で相手を嫌いにならないでほしい、、、
一時的な感情を理由に縁を嫌いにならないでほしい、、、

問題は自分でも相手でもない「関係性」です

もし、今あなた自身が大切な人に対して疑問を感じているなら話してみてください。一方的に想いを伝えるだけではなく、お互いの答えはそれぞれ正しいと前提した状態で話してみてください。そして、関係性を良くしていきたいというあなたの想いを素直に伝えてみてください。想いを届きます。

一つだけわかっていることは、伝えなければ想いは届かないという事実です


ひとりでも多くの人が笑顔になれるきっかけが見つかりますように。
と願いを込めて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?