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22-23シーズン ドルトムント展望

はじめに

どうも僕です。
いやはや...しばらくぶりですね。
総括上げたあとそれなりに忙しく、選手評価記事を上げられずにいました。
記事自体は書いているので、もしかしたら出すかもしれません。
そんな今日は新シーズンの展望をサクッと書いていくゾ!

お前は今まで食ってきたパンの枚数を覚えているのか?

「ーーーーーーお前は今まで切ってきた監督の首の数を覚えているのか?」  by ディオ・ブランドー

言うとりますけども。
何度目かの監督途中離脱を迎え、舞い戻ったのはジョセフ・ジョースターでは無くエディン・テルジッチ。
帰還に際して複数年契約と、BVB史上過去最高に金をかけたスカッドだと言っても過言では無い、普通に強そうな選手たちが与えられました。

彼の帰還は、過去のポカール制覇やCLベスト8の結果を踏まえると、非常にポジティブなものとなった事でしょう。
今回はそんな彼が今季のスカッドで、どんなサッカーを展開していくのかを筆者なりに考えていきます。

( 1 ) セバスティアン・アレの離脱による影響

シーズン開幕前、突然の悲報として告げられたアレの離脱により、ドルトムントはNo.9を失った状況でのシーズンインが確定しました。
完治時期も不明なので、下手すれば1シーズン無駄になる可能性も考えられます。
それを踏まえてドルトムントはどう動くのか。

個人的には報道通り補強による穴埋めが第一に優先される事でしょう。
その中で新加入選手と既存の選手達の相性を見つつ、チームをもう少しいじるのではと考えています。
今回は移籍有力候補のモデストで考えてみましょう。

モデストは前線からの守備に不安を抱えており、年齢も含めて、そこまで縦横無尽に動き回る様な選手ではありません。
そのため4-4-2を軸にしてモデスト+トップ下orアタッカーという構図になるのではと予想します。
4-3-3の可能性は後述する中盤の兼ね合いもありますが、中々選択肢に入って来にくいのかなと感じています。
理想はモデスト+ムココやアデイェミなのですが、ロイス様が居るので実現しにくいのが現実でしょうか。
一気に前線が老化して、先行きが不安でしょうがありません(おおわらい)

( 2 )中盤の数それ本当に足りてますか?

タイトル通りなのですが、今シーズンのドルトムントはヴィツェルの退団後にケルンからサリフ・エズジャンを獲得しました。
そんなNo.6候補と言われる彼ですが、所属元のケルンでは4-2-3-1の中盤セントラルで開花したという現実。
この事に加えて、ドルトムントは中盤逆三角形の底、所謂アンカーと呼ばれるポジションの選手が、一応出来るよねレベルのダフード以外にいません。
え?ジャンジャン兄弟のエムレ・ジャンが居る?彼もまた後述する最終ラインとの兼ね合いもありますが、中盤の頭数にテルジッチが入れているのか怪しい部分があります。

以上の事を踏まえても、4-3-3の選択肢自体があまり現実的なものでは無くなるので、インスタントテルジッチシーズン(クソださネーミングセンス)の様に、4-1-4-1で階層を増やした迎撃守備を行える駒が不足しているのもあり、4-4-2を軸にしたフォーメーションが増えるのかなと。

(3)え?最終ラインはシンプルに足りてないよ?

これもタイトル通りなのですが、最終ラインは絶対足りていません。
PSM(プレシーズンマッチ)(これはスタイリッシュ)で小出しにした、3-4-2-1のシステムでは、ズーレ、フンメルス、シュロッターベックのドイツ代表CBを3枚も並べる豪華っぷり。
しかしこれにより控えのラインナップが、下部年代で頑張っているクリバリのみになるという変態プレイ。
この事実もあり、ジャンの中盤起用で最終ラインの駒を削るような事をするのかが怪しいという事です。

これと中盤事情を合わせて考えると、やはり中盤逆三角形のアンカーを使ったフォーメーションよりも、中盤セントラル2枚を並べた、3-4-2-1や4-4-2派生のフォーメーションが使いやすいのかなと感じます。

リセットされているようでされてないスタート地点

テルジッチは一応出戻りみたいな感覚になるので、スタート地点はリセットされているようでされていないのが現状です。
もっと分かりやすく言うなら、新加入組のスタート地点はネームバリュー関係無く横一線だけど、既存メンバーは能力も分かってるから、以前の待遇から変わる事はほぼ無いよって所さんでしょうか。

テルジッチのフットボールは、強く攻めて、強く守り、強く走る事を要求されます。
例外として許されるのはロイスだけで、それ以外の選手にはハードワークだけでなく、ブンデスリーガーであるなら物理的にも強くあれというスタイルです。
筆者はこのスタイル嫌いじゃないんですが、選手を選んでしまうため、昨シーズン想像以上にチームを救ったブラントですらも、ベンチが既定路線になっていくであろう事が予想されます。

ドルトムントのアイデンティティであるトランジションゲームで、戦える選手をどんどん使っていくことによって、クラブ全体の目標を明確にする事が出来ると、ユース年代まで一貫した育成にシフト出来ることも含めて+だろうなと感じますし、それはケールのユース年代の選手をトップチームに増やすという目標も達成されるため、基本的に変わる事は無いのだろうと思われます。

正直、この転換によるデメリットは多く予想出来ますが、ここで書いてもしょうが無いので省きます。
ブラントの様なケースは、見ていてかわいそうだなと思ってしまいますし、だったら売ったれよというのが本音ですが、それ含めてチームが変わろうとする際の痛みなのかなと思います。

我慢しようね。

まとめ

トップチームの監督経験がほぼ無いテルジッチに、クラブの運命託しすぎだろ!と思うのは、ドルトムントというクラブを愛しているからこそなのか…。
戦術の大幅アップデートや、革新的なアクションが起こせるかどうかはPSMを見た感じ分からないですし、サクッと崩壊する未来も十分有り得る、そんな道を選んだドルトムントさん。
クラブ、ファン両方に過去最大の忍耐が要求されますので、ライトファンになる準備は必要な事かなと、最近ドルトムントを追い始めた方には声を大にして言いたいです。
やべえよクロップ期以上かもよ?

さいごに

噂ではライプツィヒがシャレにならない補強をしているようで、テデスコにボコられるのだけは...と最近は毎夜毎夜祈る日々です。
気付けばバイエルンもガッツリ補強しており、レヴァークーゼンやフライブルクも成熟度を更に上げて臨んでくる新シーズン。
呪詛とかやっちゃおうかな。
言ったよ?ドルトムントのためなら何でもするって。
と心の中のメンヘラも見てる中、ドルトムントはこのブンデスリーガを勝ち抜けるのか!
あと順位予想置いときます。

22-23シーズン ブンデスリーガ順位予想

1 バイエルン
2 ライプツィヒ
3 ドルトムント
4 レヴァークーゼン
5 フライブルク
6 ウニオン・ベルリン
7 ホッフェンハイム
8 ケルン
9 フランクフルト
10 マインツ
11 ボーフム
12 グラートバッハ
13 シュツットガルト
14 ヴォルフスブルク
15 ブレーメン
16 ヘルタ
17 アウクスブルク
18 シャ(文字数制限

                                      〜完〜

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