まいにち日記 #1

以前こちらのnoteで投稿していてことがありましたが、少し日が空き、状況が色々変わったことから"まいにち日記"を始めてみようかなと思います。


改めまして、フリーデザイナーの おおくぼ と申します。まずは簡単なプロフィールからみてください。

2016年4月 三重→愛知に就職。
2018年10月 ブランドにハマり散財。
2019年10月 負債総額400万円越え。任意整理をする。
2020年8月 運転中に横から追突される。これを機に前から考えていたフリーランスになることを決意。会社を辞めると同時に個人再生の手続きを始める。

まとめると、
①クレカ、ローンの負債が400万円を越えている。
②任意整理をするものの生活はきつくなる一方。
③事故を機に、会社退職と個人再生を行った。
現在、フリーデザイナーとしての活動と個人再生手続き、交通事故の保険等手続きの3つを同時に進行中。
会社辞めてフリーランスになりたいけど借金があるからできない方への情報提供のためにnoteを新たに初めた。
まだ手続き途中で私が成功する当てもないが少しでも悩んでいる人の役に立てればなと思います。


では今から2016年〜2020年の会社員時代の話を少ししますね。



私は高校時代からパチスロにハマっていて、高校生でありながら休みはパチンコ屋に友達と行くほどでした。
就職してからもたまにスロットを打ちに行く程度でしたがそこまでハマることはありませんでした。

給料は一体どこに消えていくのか。それは少しずつ使うか無駄遣いの積み重ねであることが分かりました。
ついついコンビニに行ってしまう。トレーディングカードゲーム(開封が好きだった)のパックを買ってしまう…etc.
しかしそれが楽しかった。好きなことをしてのんびり過ごすそんな毎日が楽しかった。

そんな中、ローンで車を購入。旅行に行くことが増え、少し贅沢なご飯を食べることが多くなった。
車を持つと色々お金がかかってくる。任意保険料やガソリン代、定期的に車検なんかもやってくる。
就職して1.2年の話だからそんなに給料は上がりません。でもまだ普通に生活出来るぐらいの余裕は合った。

こうして時が流れ、なんだかんだ迎えた成人式…の2ヶ月ほど前の話。友達がブランド物(GUCCI)の財布を買ったと見せてきた。
当時、ブランドは愚かファッションにすら興味がなかったが、「格好をつける」ということを初めて知り、友達の押しもあってルイヴィトンの財布を買った。
その時に初めてブランドの良さを知ってしまった。価格は高いがそれなりに作りがよく知名度も高い。「格好をつける」には最適なアイテムだった。

それからだった。私がブランド物にのめり込んでしまったのは。
当時手取り13~4万円の私が毎月のように8~10万円のアイテムを買っていては生活が成り立たない。しかしそれを使ってしまった。

お金が無くなればクレジットカードを使えばいい。
クレジットカードが使えなければローンを組めばいい。

そんな身分不相応なお金の使い方をしていた結果、クレジットカードとローンの残債で軽く400万円は超えていた。ピーク時の月々の支払いは約13万円。
月々の給料が手取り平均16万円程度。自分でまいた種とはいえ、支払い額が多すぎて手元に残るのはたったの3万円。
寮暮らしでほとんどお金は掛かりませんが、1ヶ月分の食費や医療費、ガソリン代などを考えるとどう考えても足らない金額でした。

「これではまずい」と考えた私がとった行動は「任意整理」でした。いわゆる借金の減額ですね。

任意整理は利息カット、借入分だけを月々返済していく形になる。その代償としてクレジットカード使えなくなるどころか新規に作ることもできない。そしてローンも組めなくなります(いわゆるブラックリスト)。

この手続きには借入(クレカ契約枚数やローン件数)件数にもよりますが、だいたい10~12万円ぐらいかかります。

そんなお金どうやって払うんだよ!って人もいるかと思いますが、弁護士に任意整理を依頼したその月から一旦全ての支払いがストップします。要はクレジットカードの利用料金もローンの月々の返済も一旦する必要がなくなります。
そして2ヶ月に分けてその弁護士費用を支払うわけです。依頼者も確実に支払うことができるし、これなら弁護士側も取りっぱぐれない上手く出来た構造です。

この2ヶ月間で全ての手続きを弁護士に委任することで、任意整理はあっさりと終わります。

任意整理後の月々の支払いですが、例えば利息を含めた総返済額が400万円だとすると、だいたい300万円近くまで減額されます。
そしてそれぞれの借入業者の借入金額を60回(5年)で割ります。そして全ての月々の返済額を足した金額が月々の総支払い額になります。

ちなみに業者ごとに返済日は決まっており、だいたい25,27,31日に振り分けられます(大体が27日)。そして今までみたく引き落とし設定することは出来ず、自分で各業者の口座に返済額を振り込まなければなりません。
これを滞ってしまうと最悪の場合、借入金額の一括返済を求められるケースもあります(同意書にもそう書いてあります)。


こうして任意整理が終えしばらく返済する日々を送っていましたが、新型コロナウイルスの影響で、残業が減り給料も減ってしまいました。以前は残業手当も含めて月々17万円ほどの手取りがあったのに、残業が減ってから月々最低12万円まで落ちてしまいました。残業手当ありきの生活はいつか破綻するとはまさにこのことです。

任意整理して順調に返済していけると思っていた矢先、まさか支払えなくなるなんて思いもよらない出来事でした。

私は元々「このまま会社で一生過ごすのか?」「他にやりたいことはないのか」など会社員であることに疑問?というか不満を持っていました。いつか会社を辞めて起業したいと思ってはいたものの、「会社員」という根拠のない安定感にすがってなかなか行動できずにいました。

そして自分の作った借金のせいで生活が回らなくなっていき、どうしようか悩んでいた末に出した結論は「個人再生」でした。個人再生とは自己破産の一歩手前の手続きで、借入総額500万円以下の場合約100万円(1/5)まで減額できるというものです。この手続きは裁判所を通して行うため、手続きがより複雑になりかかる時間も半年から一年以上になるケースもあります。そしてかかる費用は毎月4万円を弁護士指定の口座に入金、継続期間は個人再生の認可がおり、今後の再生計画が確定するまでです。

仮に個人再生認可が下りるまでの見込み日数が1年(12ヶ月)だとすると、12ヶ月×4万円=48万円ということになります。

※毎月4万円という金額はあくまで私が依頼した弁護士事務所で決められた価格であって保証するものではありません。あくまで参考程度にお考えください。

個人再生は金銭的メリットの方が大きいですが、もちろんデメリットもそれなりにあります。

①車の名義がローン会社の場合は100%回収されるます。車のローンを組む際、連帯保証人をつけている場合は手続きを開始した数日後に連帯保証人もとに連絡+請求がいきます(基本的にローン残債総額の一括請求です)。

②初めて借金減額の手続きをする場合は今後しばらくはクレジットカードの契約はおろか、ローンすら組めません(俗にいうブラックリスト入り)。今回の私のように一度任意整理しているのであれば変わらずブラックです。

③家系の状況を細かく弁護士に提出しなければなりません。あとは毎月の弁護士費用(私の場合4万円)の積み立ては必須です。この弁護士費用の積み立てというのが特に重要で、ただ費用を分割で払っているだけでなく仮に認可がおりた場合個人再生計画通りに支払っていく能力があるかどうかも問われているからです。この積み立てを忘れてしまうと弁護士側から依頼を放棄されることになりますので十分注意が必要です。

今まで通り会社員を継続していくなら個人再生は比較的早く手続きが進み、認可がおりやすいそうです。なぜなら今後もアンテ逸した収入があると見込めるから。でも私は少し状況が違います。

そう、会社を辞めました。フリーでデザイナーをしていこうと決めたのです。

ということは、安定した収入が見込めないのでそれを証明しなければなりません。その証明に約6ヶ月かかります。だから長くなるんですね。

ざっとこんな感じですが、2020.8月ごろ(つい数ヶ月前)に手続きし始めて、現在も手続きを進めている段階です。まだ個人再生の手続きを始めて3ヶ月ほどしか経っていないのでなんとも言えませんが今後も随時更新していく予定です。

何か借金減額についてわからないことがありましたら気軽にお問い合わせください。

そして今後の生活ぶりも随時更新して行こうかなと思っています。

もしよろしければいいねとフォローお待ちしております!

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