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読書感想 降伏論「できない自分」を受け入れる 高森勇旗

降伏論読みました。
書いてて思ったんですけど、幸福論でもあるということを、
隠語として使ってるんでしょうね。

さて、自己啓発本ですが、
久々にガツンと自分の中に突き刺さる本でした。

最初から、結構ガツンときます。
未完了のものが自分の中にあると、
気持ち的にも時間的にも進まないから、
まずはその未完了のものを完了させる。

これは、仕事でよく直面することです。
なーんか、色々仕事が進んでないなーと思うと、
この状態。

to do list上には、closedになっていない案件が山積み。
でも、進んでいるんです。。。
進んでいて、それぞれがちょいちょい進んでいるイメージですが、
そういうものを見ると、一気にcloseさせたくなる。

これ、どうなってる?と部下に聞いて、
どんどんcloseしていく、野球でいうところのcloserとなり、
finisherでもあります。

自分の家でも散らかっていると、思考がクリアにならないのと同じで、
何かをやろうとする時、まずは簡単な掃除からブァーとやっちゃいます。
だから、この最初の項目は、とても腑に落ちる内容でした。

その後の項目についても、

考えずにやる
具体的にやる
価値の本質に気づく
言葉を変える
相手を勝たせる
自分を働かせる
自分の「在り方」を決める
自分の「状態」を高める

と続きますが、どれも具体的でイメージしやすく、
自己啓発マニアとしては、あー分かるーとかそうだよねー、と
共感できることが多かったです。

最後の自分の状態についてのパートが真骨頂ですね。
ここだけ読めば良い、というものでもありませんが、他の項目も全てこの項目があってこそ成り立ちます。

そもそも思考も感情も自分のものではない、
ということに、ハッとさせられます。

今思っていることや感じていることは、
生まれて、これまで積み上げてきた経験と知識により、
そう思わされているだけで、自分でそのように考えようとか、
感じようとしているものは何一つない、というのは、
まさにその通りだな、と思いました。

この点、忘れがちなんですよね。

自分のおかげだ、とか自分のせいだ、と思って、
落ち込んだり、喜んだりしますが、
それに至っても、そういう環境になっただけで、
そこから相対的にそう感じたり、思っているのは、
それまでのあなたの人生の色々な経験、体験からそうなっているだけだ、と。

じゃあ、どうしたら良いのさ、って話なんですけど、
この結論の所も、自分が去年入院して、人生短いんだな、と
覚悟を決めてからというか、開き直ってから感じて実践していることと
同じで、この人達観してるなーと思いました。

結局、どんなことをやっても正解がないから、
自分を満たすってことなんですよねー。

簡単にいうと、自分が好きなこと、直感的に良いと思うことをやって、
その結果が、良くても悪くても、
自分の興味が赴くことをやり続けなさいよ、ってことですね。

やったやらないで後で考えてやらなくてよかった、と思うことは、
実はあまりありません、私の人生でも。

どちらかというと、やって失敗して良かった、と思うことが多いです。
それはやったことに対しての、正当化なんじゃないか?と思うことがあるのですが、やらないで、あれやってたらどうなってたんだろう、っていう気持ちの未完了が残る方が、気持ち悪いんです。

なので、この本を読んで、私の考え方や行動がどう変わるか、っていうと、今まで未完了にしてて気持ち悪いな、って思って官僚にしてきた行動に対して、アクセルがかかり、どんどんと完了にしていく所が強化されたな、と思います。

あとは、自分をご機嫌に保とうと思うことが増えました。
機嫌良く過ごしてるだけで、幸せ度は増しますからね。

この著者の公演があったら、聞きに行ってみたいなーと思います。
それでは、良い読書ライフを🎵

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