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誰かの1部になるということ

大好きなアーティストはよく言う

誰かの1部になりたい

それは根源的な寂しさ・飢えからきている感情なのだと思う。

可視化できないだけで、人の感情の60%くらいは寂しさからできているんじゃないかと最近考える。

誰かの1部になること

今の自分の1部になっている人は誰なのだろうと考える。

好きな音楽・好きな小説

その程度なのかもしれない

大好きな友達は自分の1部なのかと問われれば、簡単に首肯できない自分がいる。

恋人がいた時期、彼女は自分の1部だったかと問われれば、そうだったような気がする。

今でも人生の片隅にはいるわけだし。

では自分は誰かの1部になれているかと問われれば、誰の1部にもなれていないのだろうなと感じる。

だって誰も自分の1部になれていないのだから、自分が誰かの1部になれるわけがない。

では、誰かの1部になりたいかと問われればもちろんなりたい。思えばその欲求はずっと昔からあったような気がする。

10%じゃなくていい

1%もなくていい

むしろ1%なんておこがましすぎる

ほんの僅かでいい。

地球に対して砂1粒くらいの割合でいいから誰かの1部になれるのなら、なりたい。なれない。

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