精神を安定させたいとき1

例えば、立ち直るのに数年は見なければいけないほどの苦しみが自分を襲うとき。例えば、死ななければその痛苦が自分の内から消えないような気がするとき。私はいつも退屈していた。何ヶ月間も涙を流し続けることに飽きた。ずっと死について考えることに飽きた。時が経って、あの頃は一体何だったのかと考えられるようになるまで、どうやって過ごそうか考えていた。

友人のツイートを見て、私がいつも精神を安定させたいときにしていることを書こうと思った。個人的にいつもしていることなので、誰かの役に立って欲しいというよりは、こういう人もいるのか程度に思って欲しい。今回は自分の中だけで出来ること編。次回、生活習慣・行動編にする。

<消したい記憶があるとき>
私が涙を流すときはいつも明確な原因があった。だから、泣いているときはずっと記憶喪失になりたいと思い続けていた。
消したい記憶を脳裏に思い浮かべて、車に乗せて遠くに運ぶ想像をする。自分はその場にとどまって、車(安全上自動運転)だけ発車し、遠くの方で車ごと爆発する(爆発はしてもしなくてもいい)のをぼんやり見る。それを何十回も横たえながら脳内で再生する。あ、これで遠くに行ったんだ。もう思い出さなくて良いんだと意識的に思うようにする。

<トラウマティックな怖い記憶があるとき>
明るいBGMをつけて再生しなおしたり、安心できる状況に書き換えて思い出しなおしたりする。あ、意外と私平気かもしれないと思えるようになるまでする。無理な日は無理しないこと。

<急に強い感情が押し寄せてくるとき、消したい記憶があるとき>
「3,2,1」と頭の中で数える。目を閉じて、3で消したい記憶や感情を頭に強く思い浮かべて、2でそれを一瞬で無(私誰だっけ、今まで何してたっけと思うくらいまで)にする。1で目を開ける。それを大丈夫になるまでずっと繰り返す。涙が止まらないときや一時的な強い感情を抑えたいときはよくするし、上達したと思う。

<心が空虚なとき>
無理矢理口角を上げ続ける。すぐには良くならないけれど、何もしないより空虚感が早く消える。

<自己理解を深めたいとき>
自分の生育歴や親から遺伝したと考えられることを調査して、自分なりに仮説を立てる。自分を変えたい場合は今後は逆にどう生きていったら変えられるかそこから考える。私が両親に聞いたことの例として
・幼少期の私の性格を表すような出来事
・私は他の兄弟姉妹とどこが違うと思うか
・自分のどこが私に似ている(遺伝した)と思うか
・両親の馴れ初め、何故子どもを作ろうと思ったか
・両親の過去(恋愛、家族との関係、今までで一番つらかったこと、どう立ち直ったか、そのとき感じていたこと、子どもの頃の性格)
・自分の人生に後悔していること
・自分の子どもにどうなってほしいか
などあげればきりがないけれど、気になることは全部聞いて自己理解の参考にした。

<自己愛が足りないと思うとき>
希死念慮をまったく感じたことがなかった頃の写真を見る。私の場合は3~5歳頃。そのときの感覚で思い出せるものがあれば思い出す。それから母や父、祖母、祖父(家族の中で自分のことを好いてくれている人に限る)とできるだけ1対1で映っている写真を見る。できれば相手が心の底から笑っている写真を見る。写真の中の相手の気持ちを想像する。
頭の中に小さい頃の自分を思い浮かべる。その自分に当時して欲しかったことを話させ、会話する。小さい女の子を抱きしめる。

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