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“知念慶”大分の新たな救世主となるか

はじめに

こんにちは。Kaiです。サッカーのない週末、いかがお過ごしでしょうか。私は、普段サッカーを観て過ごしているので、とても時間があきました。どこか外出しようにもこのご時世ですので家に籠もって、Netflixで映画をみたりして過ごしています。

では、本題に。

まだ、大分での知念のプレーは第1節のプレーしかみてませんが(スカパーを契約してないので、ルヴァンの試合はみてません!)今回は彼にフォーカスしてみます。

2019シーズン、片野坂監督は試合後の会見等で何度も口にした。

“最後の質が足りない”

2019シーズンの大分の得点数は35。これは、J1の中で5番目に少ないもの。大分の得点不足は明らかであった。
さらに、昨シーズンの得点源であった藤本、オナイウ阿道はいない。

前者は、シーズン途中の8月7日に神戸へと電撃移籍。
後者は、代表にも選出され1年のレンタル期間を終え、赤いチームへ戻ることなく2019年王者へとステップアップを果たした。

大分は2人のエースに代わる選手を見つけなければならなかったが、彼らの代わりを見つけるのはそう簡単なことではない。新シーズンへの不安は隠せずにはいられなかった。

その不安はある一報により払拭される。
12月20日、大分は川崎フロンターレで、小林、レアンドロダミアンという高い壁により、出場機械に飢えていた知念慶をオナイウ阿道と同様、1年間のレンタルという形で獲得したことを発表した。

1年間のレンタルという形ではあるが、このビックサプライズには大分サポーターは歓喜したであろう。

大分の資金力はJ1最低レベルだ。これは周知の事実である。
大分はまた、J2オールスターズと揶揄された昨シーズン同様、J2のクラブからチームの色にあった選手、得点力不足を解決する選手を探すのだと思っていた。

まさか、J1から名のあるビックプレイヤーがくるとは、予想出来なかったことだ。ましてや、川崎フロンターレという、大分と似たカラーのクラブで将来を嘱望されているスーパーな選手だ。

片野坂監督も、知念獲得の背景についてこう語っている。

『絶対的なストライカーが欲しいという中で、外国人籍の選手も含めていろんなリストがあった。その中で知念慶は1番手にリストアップした選手で来てくれたことは非常に大きい』

それに、片野坂監督自ら知念を口説いた話は有名で、片野坂監督が喉から手が出るほど欲しかった選手なのだ。

先述したエピソードもあって、知念がきたことには歓喜せずにいられなかった。

知念は大分で新たな救世主となるか

J1リーグ開幕戦であった、C大阪戦で知念はスターティングメンバーに名を連ねた。
時計の針は進み、3'25知念は前線からプレスをかけ、高い位置で瀬古からボールを奪うと、迷わずにシュートまで持っていった。シュートは惜しくも、キムジンヒョンのスーパーなセーブに阻まれるも、この1プレーには彼の気概を感じた。

知念はこの試合で、安定したポストプレー、JリーグNo. 1とも、呼び声高いマテイヨニッチと白熱したマッチアップをし、エアバトルでは何度か勝利した。
そして、試合終盤には、エリア外から逆足である左でシュートを打ったが惜しくもポストを叩き、笛が鳴った。
笛がなった瞬間、知念はピッチに倒れ込み悔しさを露わにした。
これは、紛れもなく大分の選手として最後まで戦った証拠であり、サポーターからすればとても嬉しいことであった。

この試合も、ルヴァンに続き無得点で終えたが、まだシーズンは始まったばかりだ。この試合で彼はスーパーな選手であることを証明し、今シーズンの不安を払拭するには十分であった。





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