カウカモの成長戦略を牽引し、「好みの住まいを手軽に」を追求するデマンドサイド事業部長
本シリーズでは、テクノロジーとデザインを活用し、より良い住まいの流通を実現するcowcamo（カウカモ）の企画・開発・運営を行っているマネージャー陣をご紹介いたします。
高松 宏行（たかまつ ひろゆき）
cowcamoデマンドサイド事業部長 / 執行役員
Web制作会社、マーケティングエージェンシーで、様々なインターネットサービスの立ち上げ・リニューアルを経験。その後、Amazon JapanのEC事業にて、マーケティング、新規サービスの立ち上げなどに従事。2019年よりcowcamoプラットフォーム事業部プロダクトマネージャーとしてツクルバに参画。サービス／マーケティング責任者などを経て、2021年8月より現職。2021年11月に執行役員就任。
「最もクールだ」と感じたサービスの成長に貢献したい
私は、カウカモで自宅を購入したことがきっかけでツクルバを知りました。購入体験を通して、カウカモは、気軽に参加できるイベントやセミナーが充実していたり、不動産業者としては一見不利になりそうな情報もユーザーにちゃんと伝えるなど、顧客と事業者のあいだでオープンな立ち位置を取り、ユーザーの悩みや期待に寄り添ってエスコートしてくれる印象を強く受けました。実際に利用して、「最もクールだ」と感じたサービスの成長に自分も貢献したいと思い、入社を決めました。
現在は、cowcamoデマンドサイド事業部長として、「誰もが自分にフィットする住まいを、心地よくスムーズに手に入れられるようにすること」をミッションに、不動産購入者に対して物件探しから契約に至るまでの包括的な事業を推進する役割を担っています。
私がサービスを利用した時に感じた「体験」をより強固にするために、「見立てられた多くの選択肢」「手軽な検討プロセス」「顧客理解に基づく提案」「親しみやすいインターフェース」という4つのキーワードを、我々が大事にすべき提供価値として社内で掲げています。カウカモの購入サービスに関わる全てのチームで共通の認識とし、この4つの提供価値を「根っこ」にして、アプリの機能や接客サービスなど実際にお客様に触れるタッチポイントを「幹」として育てることで、オンラインとオフラインで一貫して顧客価値の高いサービス設計ができるように心がけています。
魅力的なソリューションを増やし、「好みの住まいを手軽に」を追求する
今後カウカモを成長させるためのアプローチのひとつとして、提供できるソリューションの幅を増やしていきたいと考えています。私が入社する以前は、基本的にリノベーション済み物件の掲載・仲介がメインでしたが、今では自社で企画プロデュースした物件の開発や、定額制のリノベーションパッケージなどの商材も提供できるようになりました。さらに、これらのサービスをアプリやWebサイト上でも展開し、今まで提供できていなかった情報や体験をより多くの方に届けるべく、プロダクトのリニューアルも進めています。これらの取り組みは、すべて「好みの住まいを手軽に」を実現するために行っています。最終的には、「カウカモに任せておけば全部いい感じにコーディネートしてくれる」サービスにしていきたいですね。
私は前職のAmazon Japanでマーケティングやサービス開発の仕事をしていました。Amazonは外から見ると、一見デジタルに特化したIT事業者に見えますが、中身は「骨太な小売業」といった側面もあり、顧客価値を追求するための流通改革を積極的に行っていました。「好みの住まいを手軽に」というミッションの背景には、不動産業界においてEnd-to-Endの摩擦をいかに最小化できるかというテーマも含まれていると思っていて、前職を通して得られた経験がカウカモの未来を考える上でも役立っています。
「中古・リノベーションと言えばカウカモ」をあたりまえに
「カウカモって見ていて楽しい」という声をしばしば頂くことがあるのですが、サービスの入り口の体験談として非常に嬉しく感じます。新しい住まいを想像することは期待に満ちたイベントで、なおかつ不動産は検討してから契約するまでのプロセスが長いため、購入体験を単に作業をこなす感覚ではなく、楽しくワクワクするものにしたいです。安心・便利であることは当然のことながら、そうしたポジティブな体験が、不動産サービスにおいてもスタンダードになっていけばいいですよね。
また、カウカモのメディアに物件を掲載して頂いたお客様からは、「他社では内見の申込がほとんど来なかったのに、カウカモに載せたとたんに多くの問合せがきた」という反応を数多く頂きます。楽しい・ワクワクするという感情的な価値だけでなく、このような機能的な価値もものすごく大事で、今のカウカモは売り手と買い手を繋ぐマッチングプラットフォームとしても非常に魅力的だなと感じています。
これからどんどん中古住宅が住まい選びの中心になっていく社会がやってきますが、カウカモはその中でも特徴的なポジションを築けていると思います。買うのも売るのも「中古・リノベーションと言えばカウカモ」があたりまえになるように、これからもクールで価値の高いサービスとして成長させていきたいと思います。
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