見出し画像

自分のこと

こんにちは。高良です。

自分のことばかりを考えているということと、自己にベクトルを向けるというのは、同じようで全く違うような気がしてなりません。

自分にベクトルを向けることが大事であり、それが人間力の向上につながっていくのはいわずもがなのことだと思います。が、自分のことを考えているというのは言い換えれば自己中心的となり、ベクトルの向きは外に向いているのではないかと思うんです。

GIVEの話でも近いものがありましたが、自己中心では「自分に周りがどういう影響を与えてくれるか」が思考の中にあるので真の意味での自分のことを考えるということではないと言えます。

利害関係に関してはめちゃめちゃ考えていますが、ベクトルの向きは常に自分ではないどこかにあると思います。

ーーー

自己中心と自分に対してベクトルを向けることの一番の違いは、その責任の所在がどこにあるかに詰まっているのでは無いかと思います。

自分にベクトルを向けることの責任の所在は常に自分にあるのに対して、自分中心では、責任の所在は自分ではないどこかです。

スポーツで失点してしまった時にミスをなすりつけあうみたいなことが起こるのはまさしくそれで、自分中心とは責任の所在を自分に対して向けられないことだと言えます。

しかし、それは自分にとっても周囲にとっても悪手でしかありません。

責任の所在を自分に置くことは確かに苦しいことではありますが、一瞬の痛みを我慢することによってそれ以上のものが得られるというのもまた確かです。

自分にベクトルを向けるということは、自分自身が責任を取るという意識を持ち適切な内省を行うことによって周囲との関わりの中で生かされているという感覚を持つことではないでしょうか。



自分のことしか考えていないというのは、その方向性が本当に正しい所に向いていなければ本当に自分のことを考えているとは言えないと思います。

自分のことを考えているようで自分ではないどこかへ責任の所在をすり替えないように、ベクトルの向きは常に自分に向けるようにしていたいなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?