趣味とピロウズとぼく
音楽は素晴らしい
ぼくは趣味として音楽が好きなんだけど、
趣味というのは捉え方も人それぞれで、
暇潰しに始まり、生き甲斐、ライフワークへと発展、人生の使命へ昇華する方々もちらほら。
仮にぼくが家庭菜園でトマトを育てるのを至高の趣味とする。趣味の内訳を分類してみると、
①「動機」トマトを好きになり、身近なものとする
②「消費」習慣的に摂取する、所謂ハマるということ
③「蓄積」トマトの栄養価、調理法、生育についての見聞、知識を広げる
④「実践」自らトマトを育て、試行錯誤すること
⑤「制作」収穫したトマトを他者に与えること
⑥「創作」対価(金銭や時間)を得てトマトを提供
以上はぼくの勝手な分類なので異論を挟む余地はありますw
特に発展段階を競うことではないし、一生「消費」のままでも誰かに咎められる事では無いです。
その人の生き甲斐を感じてみるなら結果を吟味することが近道。上段の家庭菜園が趣味ならトマトを味わってみるより他はない。
お口に合えば良し、そうでなくとも文句を言う義理は対価を払った時のみ有るだろう。
一体ぼくは、何の話をしているのだろうか?
元々、趣味としてギターを弾くのが好きな僕は、1997年にハイブリッドレインボウに出会って以来 the pillowsの楽曲を愛し、「動機」〜「実践」までをヒッソリと行ってきた。
SNSでバスターズとの繋がりが増えてから、多種多様なピロウズ愛を表す方々に刺激され、
ぼくなりのピロウズ愛とは...? と考えた末、2021年にツイキャスでピロウズの弾き語りを開始する事となる。
やがて「制作」の領域に移ったのだった。
昨年末、ピロウズのコピーバンド
「Funny Chubby」を組む流れとなり、今はスタジオリハーサルは勿論、ライブ、セッションを心から楽しんでいる。
バンドを組むとなるとアレですよ。集大成である「ライブ」を行うのにそれなりの会場が必要になるわけでして、
その会場を使うのはタダではないわけでして、
来られる方々から対価を得て練習の成果をお披露目するわけでして、生半可なトマトでは他人は勿論、自分が一番許せないわけでして。
決してオリジナルソングをやってる訳でもなく、本当の意味での創作活動ではない。偉大なる山中さわおさんに憧れ、ピロウズの楽曲を練習して自分なりに表現してるだけでして!!
いえ!そんな!
さわおさんの立派なトマト(意味深)みたいではなくて!
僕らのミニトマト(意味深)なんて!比較にならないですから!!
さまざまな葛藤を背景にお金と時間を少しだけいただく「創作」というステージに入り込んでしまった。
あれ?ぼくはベランダにプランターを幾つか並べて好きにトマトを育てているだけだったのに。
今や共同製作者(バンドメンバー)と一緒に土地を借りてトマトを畑作することになるなんて。
以上はネガティブな心持ちを表したのではなく、趣味の領域がどう転がっていくのか予想がつかないという話をしているだけ。
いや、前段修正。
結局心の奥底ではぼくもこうなる事を願っていたのかもしれない。
三月に初ライブを、五月にオンラインライブを行い、幾人かの好き者たちがぼくたちのトマトをねぶり味わい(意味深)、次回の収穫時期を楽しみにしてる方々がいる事に驚きと感動を隠しきれないのであります。
ぼくがピロウズを愛し、
同じような想いを持つ方々との繋がりについては、次回に筆を改めようと思います。
長文のほど、お許しくださいまし。
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