人生は夢だらけ



 どうしても今、熱が冷めやらない内に言語化しておかないと後悔するだろうなと思い、久しぶりにnoteを開いた次第です。

 2020年11月21日、土曜日、午後7時。応援している声優さんが主演として出演されると聞いて、楽しみにしていた舞台。それが【ヘリオガバルスの薔薇】でした。今月はこの日のために頑張ってきたと言っても過言ではないくらい。

 初めてポスターを見た瞬間に、あまりの煌びやかさに圧倒されたことを思い出します。写っているのが本当に葉山さんだと信じられなくて5回ほど見返してから、すぐオタクの友人各位に「応援してる声優さんがすごい舞台に出る……」と思わず触れ回ってしまうくらいには衝撃でした。
 というか、「出ます!」と言われてからも、正直初めのうちは実感がさっぱり湧かず(笑)、とりあえずチケットだけは買っておこう……という感じでした。
 別のところでお稽古のお話を聞いたり、舞台のために高さのあるブーツを履いていたり、本番に向けてのお話を聞くたびに、努力家で誠実に作品に向き合う葉山さんのお姿が垣間見えて、より一層、彼のことを好きになった気がします。

そして観劇後。

 事前のインタビューでの「帰っても寝られないと思います」というお言葉通りでした。約二時間半の舞台、圧倒的な映像と話に引き込まれているうちに終わってしまい、呆然としていました。作中様々なシーンで思わず叫んでしまったり(ご近所の方、本当にすみません……笑)、ハラハラしながらクッションを抱きしめたり、息を呑んで見守ったり、そうしているうちに終わりが来てしまい……。
 終わった後は心地よい疲れが一気になだれ込んできて、頭が回らないまま深夜に二周目を。次の日に三周目、四周目、五周目……と、三連休はヘリ薔薇漬けでした。本来やる作業があったんですがそれも一旦横に置いて、ずっと画面にかじりつく生活を過ごしました。かなりハイカロリーな舞台で、人に話を聞いてもらったりTwitterで吐き出したりしてもまだ消化しきれず、それだけの作品を拝見出来たこと、葉山さんのおかげでこの舞台に出会えたこと、とても嬉しく思います。

ここすき
 真面目な感想も書きたいのは山々なんですが、結局わたしには箇条書きが一番向いている気がするので箇条書きでまとめておくことにしました。あくまで自分用備忘録として。

・ヘリオガバルス帝、とにかく美しい
 元々とてもお綺麗なんですけどあまりにも美しくてびっくりしました……どの角度でいつ寄られても100%美しいの、いっそ恐怖を覚えますね……。
 ただ男の娘皇帝としての可愛らしさがあるだけではなく、爪先や指先までの所作ひとつひとつが丁寧で美しく見惚れましたし、お身体のラインもすごく綺麗でした。ヴォーグダンスを習っていて、指先までのしなやかさが求められている、というお話をされていたので思い出しながら観ていましたが、こういうことだったんだ……と噛み締めました。

・美しさと可愛らしさの中にある男性性
 上記の通り、とても美しくて可愛らしいヘリオガバルス帝、もとい葉山さんだったのですが、だからこそいっそう際立つ男性らしさの部分も美しく、素晴らしかったです。
 透けた衣装から覗く筋肉のライン、女性を抱え上げる姿、何よりも一番グッときたのが女性の腰を抱いて側頭部に口付けるシーンなんですが、抱き寄せてからゆっくり優しく口付けを落とすシーン、観ているこちらが恥ずかしくなってしまうほど男前で……あと手! 手が女性と並ぶとすごく大きく感じて、可愛らしさとのギャップで眩暈がすごかったです。
 普段は葉山さんのこと可愛いとばかり思いながら見ていたので、今回こういう一面が見られてとてもよかったです。

・下ネタのオンパレード
 下ネタというか、そもそも史実上のヘリオガバルス帝のやっていることも少し調べてはみたんですけど大概えげつなかったのでその通りではあるんでしょうが、二十五年生きてきて好きな声優さんの声であんな言葉やこんな言葉を聞くことになるとは思っておらず、途中つい笑ってしまうシーンも多かったです。一生分のアレを見た気がします……(笑)
 あんな勢いの良さで規制入りそうなセリフが大好きな声優さんの声でたくさん聞けること、もうないと思います! 本当にありがとうございました! 楽しかったです!

最後に
 まだまだたくさん書きたいことはありますが、これ以上は盛大なネタバレになってしまいそうなのでこのあまりで止めておきます! グッズも購入したので届くのが今から楽しみですし、円盤を待つという生きる理由が出来ました。最高の延命処置をありがとうございました!

 明日からもう少しだけ、当事者の自分も胸を張って生きようと思いました。おわり。

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