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2020.06.23

6月23日は私にとって特別な日だ。
星野源の歌手ソロデビュー日、そして私の誕生日。
今年、2020年は源さんが10周年、私が16歳になる。

月日が流れるのはあっという間だ。私はどちらかと言うと忙しい状況が好きなタイプなので、夜寝る前に今日も忙しかったな、早かったなと思って眠りにつくのが幸せだったりする。そんな私と比べ物にならないくらい忙しいであろう源さん。源さんにとってのソロの音楽家としての10年はどうだったのだろう。私には想像することしか出来ないし、ここ最近の数年しかリアルタイムで追うことができていないが、過去の曲を聴いたり、映像を見たり、話を聴いたり読んだりして、10年前も今も変わらない「星野源」という1人の音楽家としての芯があると思った。
1stアルバム「ばかのうた」に収録されている「ばらばら」という曲。

「世界はひとつじゃない ああそのままばらばらのまま」
「本物はあなた わたしは偽物」

この曲を初めて聴いた時は何が何だか分からなかった。
私自身が年を重ね、何度も何度もこの曲や源さんの曲を聴いて気がついた。小さな頃から世の中は「世界は同じただ1つ」と声を揃えて言っているような気がしていた。私とあなたはどこが違うの?私はどうしたらあなたになれるの?と自問自答をして足りない部分を見つめた。正解が出なくて悩んだ。悩んで苦しんで疲れた。当たり前だ。その問いに正解なんてない。私はわたしだ。あなたの偽物はわたしで、私の偽物はあなただ。そんな当たり前なことが見えなくなっている無惨なこの世の中で、どこまで自分を保てるか。消費されるくらいなら消費してやろうというハングリー精神でこの世の中を這いつくばっていけるのか。自分らしく生きることの難しさをひしひしと感じるこの世の小さな答えは10年前に歌手としての星野源が声をあげたと同時に世の中に響いていたのだ。そしてそれは10年経った今も変わらずに響いている。変わらないどころか進化を続け、多くの人に寄り添っている。私の16年の人生の中でも短い期間ではあるが色濃く私の人生を彩り、寄り添ってくれている。

そして私は度々語っている気がするが、星野源の「言葉選び」がとても好きだ。一つ一つが美しく丁寧で、並ぶとまた新しい美しさを見せてくれる。時に愛を、時に怒りを様々な折り合いをつけながら届けてくれる。音に乗せて響かせてくれる。日常の中の温かさや煌めきや悲しみが表れた詞を耳で聴き、目で読んだ時 「あぁやっぱり星野源も普通の人だ。」と安心する。あまりにもかけ離れた上の存在である星野源がこんなに近くに感じられるのだ。それは星野源自身の視野の広さ、誰も置いていかず全ての人に手を差し伸べる聖母のような星野源の芯の表れであると思う。

10年前、憧れだった細野晴臣さんに歌ってみないかと声をかけられ始めた歌手活動。10年の月日を経て、星野源の響かせる曲は多く評価されるようになり、様々な賞を受賞した。5大ドームツアーや4都市ワールドツアーを刊行し、日本中に、世界中に星野源の思いを、愛を、響かせている。きっと星野源はどこまででも行ける。私たちに多くの美しい世界を見せてくれる。私はそう信じて止まない。

星野源さん、私に音楽を届けてくれて有難う。

「音楽家星野源」が生まれた6/23に生まれた私もなんでもできるという感覚になってくる。同じ日だ。条件は変わらないはずだ。と無理やりな自己暗示を掛けてでも私は自分を貫き生きていく。いつだって星野源の音楽が傍で響いているから。忙しい毎日を星野源の方が忙しいぞ。と言い聞かせながら生きていくのだ。

(40分で書き上げたこの文章。どうかこの文脈の乱れた文章をお許し下さい。そしてこれからも星野源に憧れたからという理由で綴る私の文章をお暇な時に覗いて下さい。ここまでお読み頂き有難う御座いました。)

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