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バースレビューというものを知って

とても久しぶりになりましたが
バースレビューというものを知って
noteにつづることにしました。

バースレビューについての話題の中で
第二子を出産したときの
私と第一子の長女とのことを思い出しました。

長男を出産した日
病室にパパと私の父母とともにやってきた長女は、私の姿を見て、扉の前から動かなかった。
部屋に入ってるか入ってないかのギリギリのところで固まっていて。

帝王切開だった私は、尿管をつなぎ、点滴をして(点滴姿だけでもインパクト大で怖かったのかな。)全身麻酔があけて、よろよろしていて弱々しく見えたのかな。
そんな私を見た娘は、私の母、おばあちゃんの手を握って離さなかった。

その表情や態度から、どうしたんだろう?
なんて思わなくて、

私のママが違う人になってしまった
とられてしまった
なんか見たことない姿だ、怖い
と感じているとすぐわかって

母の手前、わたしは泣けなかったけど
すごく、ものすごく悲しかった。


長男の誕生は、もちろん嬉しいのは大前提、
ただ早くお姉ちゃんになってしまった娘の気持ちと、ママーってかけよれない、固まって動かない今の娘の心と、娘と二人きりで過ごした、もう戻らない幸せな時間が、うわぁーーーっとこみあげて、ごめんねっていう気持ちが溢れました。

私よりもはるかにショックを受けていたのは、きっと娘の方で、娘自身も、その感情に気づいていたかどうかはわからないけど、とにかくすぐに手を握って頼れるのが、母親の私じゃなく、おばあちゃんだった。それにも、悲しかった。辛かった。

その日は最後までいつもの笑顔は見られず、帰り際に静かに、ママバイバイって帰宅していった。

堪えていたけど泣けてきて、泣けてきて
退院したら、とにかく娘を優先に、
"下の子が生まれたら、とにかく上の子を優先してあげて"って、どんな育児書にも書いてある通り、
きーちゃんきーちゃんっていっぱい名前を呼んで、いっぱいおしゃべりを聞いて、相づちをうって、公園へ行って、おやつを食べて、たくさん笑って、
今まで通りの生活を取り戻そう!って身体の回復に努めました。

でも退院した私を待っていたのは、嫉妬でした。

傷口がまだ痛くて走り回れない私の代わりに、私が娘としたいって強く思ってたこと、したいことを全部してのける私の母。
おばあちゃんにばかりくっついて、私のところへこない娘。

母にも、そして娘にまでも苛立ち、その怒りを娘にぶつけるようになった。テレビばっかり見てないで!今おやつ食べる時間じゃない!!おもちゃ片付けなさい!!意地悪な言い方だった、最低だったな。

あんまり近づいてこなくても、私のことを欲してるはずだったし、それに気づきながらも、自分から歩み寄れなかったり、今思い出しても、ほんとに胸が苦しい。

このままじゃあかん!!と、実家から早めに帰宅して、きーちゃんとママの時間をたくさんとろうと思った。

私が入っているオンラインサロンのインスタライブを見て、バースレビューという言葉を初めて知った。今回のわたしの話はバースレビューとは少しずれてしまうけれど、私の出産を振り返ったときに思い出されて、心のしこりになってるのは、あの時のこと。
娘に、私が後悔していて、でも辛くて蓋をしたあの頃の事を、昨夜、いっぱい話したんだ。

話しても覚えてないだろうとも思ったけど、心のお勉強をしていると、覚えてないと思うような、よちよち歩きの頃の、大好きなママから引き離される不安感、それが心の中で、題名もなく残り続けて、なんかわかんないけど不安、うまく説明できないけど不安、なんか寂しい、とかって存在していて、それが突然、現れてくるかもしれない。

これについて話すなら、今日だなって思った。

きーちゃんは覚えてないかもしれないけど、ママときーちゃんの話をしてもいい?3人の弟と妹がいて、寂しい気持ちになったことも、可愛い、大好きっていう気持ちになったこともあるよね。
きーちゃんがママとパパと3人だけだった時は、こんなふうに毎日過ごしていたんだよ、本当に可愛くて幸せで特別な時間があった。あったの。

小さなきーちゃんを育てながら、
自分が今日まで元気に生きてこられたのが、本気ですごいことに思った。

それがもしや幸運だったのだとしたら、これからのママの幸運を、全部この子にあげてくださいって願ってみたり、いやいや、成長する姿を見て、一緒にいっぱい過ごしたいから、わたしの幸運もなくならないまま、この子にも沢山の幸運をくださいとかね、考えてたんだよね。
やった事ないのにさ、寝る前にありがとうと、明日もよろしくお願いしますとか祈ってみたり、やった事ないことをなんでもやりたいくらい、大切な存在なんだよ。

かんちゃんが生まれたとき、ママと引き離されたとか、ママが違う人に思えたとか、まだまだ小さなきーちゃんには、衝撃な事があったと思うの。あの日のことや、産後のことを正直に話しました。

きーちゃん、一番にお母さんのところに産まれてきてくれて、ほんっとにありがとうね、大好きだよ。私はもちろん泣けてきて、長女はあの頃の記憶ではなくて、今現在も、一番上のお姉さんである事でおそらく日々感じることがある。モヤモヤすることだって、我慢だってあるけど、ママと特別な時間を過ごしたこと、ママが私を大好きで、大切に思っていることを言葉で改めて聞いて、泣いていたんだと思う。お互いを抱きしめながら、しばらく泣いたよね。それを見てパパは笑っていて←おい。

気にしていないようで、ずっと多分お互いの心にあった塊を出せたようで、私たちまた一歩進んだかな。かっこつけて、いいお母さんに思われたくて、自分の嫌なところに蓋をしていたりした、それを一個ずつ、少しずつ開けて、手放す。
それも自己肯定感を学んだからなんだろう。
またいつだってこうして、心の中のモヤモヤを出し合える親子でいたいな。


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