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せちがらい。

世知辛い世の中だこと。


そう思った理由は1つ。

職場の近くに喫煙所がない。

職場のビルはコロナウイルス感染拡大防止のために使用禁止になっていて、ビルを出なければいけない。そして一番近くの喫煙所まで徒歩8分。往復16分。貴重な昼休憩、たった1本のタバコを吸うために休憩時間に16分も歩きたくない。

私が小さい時は、お父さんは歩きながらタバコを吸っていたし、ファミリーレストランはタバコの匂いがしていた。

それがいいとは思わないけど、むしろ煙たくて嫌だったし、「タバコなんてなんで吸うの!」って思ってた。大学3年生の春頃までそう思ってた。

大学3年生の時、友達が喫煙者だったせいでしょっちゅう喫煙所へ連れて行かれた。そのたびに、1口(?)もらってはむせてた。こんな不味いし、健康に害があるなんて…なんでこんなものがあるんだ…って本当にそう思ってた。

そんな私がタバコの良さを感じたのは就活時代。

就活なかなか決まらなくて、イライラしていた時期。ついでに卒論も…なんてなっていよいよパンク寸前だったとき、ついつい手が伸びたのがタバコだった。

はじめて、ニコチンを感じた瞬間。


まぁ、1回ハマったらずるずる。

最初の頃は「2週間くらい吸わなくても!」だったのが「1週間に1回は吸う」、「3日に1回は吸う」、「1日1本は吸う」…ずるずる増える喫煙回数。

いまどき珍しい!なんて、おじさま方にはチヤホヤされる。ほんと珍しいよね。いまどき同年代の男子もタバコ吸わないよ。

吸えない世の中だもんね。タバコは高いし、喫煙所は減るし、喫煙者は煙たがられる(喫煙だけに)からね。でも別に、喫煙所で吸って、ヤニ臭くなければ良くない?それはまじ、許して。休憩時間に1本吸わせて。(切実)

ほんと、出社が始まって、人とコミュニケーションとれるのは嬉しい。

けど1本吸わせて。(切実)

2年前までは「タバコ臭い!最悪!二次会は禁煙のとこいこ!!!」とか言ってたのに。すみませんほんと。自分が吸うようになってわかりました。すみません。

とりあえず、職場の近く、歩いて5分以内のところに、喫煙所ください。

ほんと、せちがらいこと。禁煙したいわ。(終)

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