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日曜日、みつからない携帯電話


日曜日、この日はとくにこれといって何もしなかった。

部屋のソファベットをベットからソファにかえて、持ってきた本を読んでいた。瑠衣さんは刺繍の練習をずっとしていた。本にも飽きてきたので、1人で散歩にでかけることに。外は久し振りに青空が広がっている。

散歩がてら、海外で使える携帯電話をさがすことに。パリで購入したfreeのsimが、なぜだか瑠衣さんの電話にはまったく反応しなかったからだ。電話はつながるのだけれど、ネットが全くつながらない(一ヶ月100Gもつかえるプランだというのに)。これじゃあ1GBも、1MBも減っていかない。

ということで、きちんと繋ぐことができる携帯電話を探す。しかしまた、日曜日ということで、だいたいのお店はしまっていて、空いたとしていても期待していたものはみつからない。結果的にはやっぱり見つからなかったのだけれども、3件もの、わざわざ(ほとんどのお店はしまっている)開けてくれている携帯ショップにいって、『これはマイクロシムが入りるのか?そして何ユーロですか?』と片言のフランス語できいてはまわった。上出来だと思う。

ひと仕事終えたので(と言い聞かせて)、散歩の途中にみつけたカフェでビールをのんだ。ここもよくあるパリのカフェというスタイルで、飲んでいる人、賭けごとに夢中になる人、タバコを買う人、という感じでとてもにぎわっていた。賭けごとをするひとたちはお酒には手を出さず、コーヒーでその場をすごしている。ここは中国人のオーナーが切り盛りしているらしく、アジア人のお客もとても多かった。レフというベルギーの生ビールがとてもおいしい。

ビールを飲み、みつからない携帯電話を探した日曜日だった。

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