時間とアウトプット
「時間が足りない」と嘆くのはただの言い訳だ
あらゆる起業家の発言や様々なビジネス書でそういう言葉を目にする。その起業家や著者の人生や生活がどう成り立っているかはわからないが、少なくとも自分の生活スタイルの上では今、物凄く「時間が足りない」
正直に話すと、ここ最近はギターを弾く時間がかなり減ってしまったし、音楽を漁るルーティンもだいぶ疎かになった。別にライブが無いからとか音楽に対するモチベーション云々の話では全く無いことは先に言っておこう。俺はいつだって音楽やギターが大好きです。
何故そうなったのか。それは今の自分にとって本を読んだり、考え事をする時間が何よりも愛おしく優先度が上がっているからだ。新しい考え方や知識に触れることが楽しい。久しく数年単位でこういう感覚にはならなかったし、なれなかった。
色々なインプットを蓄積して日々の生活や仕事にアウトプットしたいと、きっと誰しも1回は思うはず。もちろん自分だってそうだ。でも、何をもってアウトプットできたのかなんてわからない。
前の職場にいた頃はそのアウトプットの実感が全くないまま自信だけが無くなり、自分の経てきた経験や実績が信じられなくなった。いつしか書籍や勉強を通してインプットすることを拒むようになった。
その拒絶が一番酷かった頃は音楽以外には興味が持てなかったし、それこそ病的に毎日のように新しい音楽を漁り続けていた。仕事を通じて得られないインプットを新しい音楽をひたすら聴き続けることで相殺していたのかもしれないと今、振り返ると思う。
転職して新しい環境になって早2ヶ月。
ずっと拒んでいたはずのインプット欲が湧き出し、自ら調べて学んで考えることを物凄く求めるようになった。近しい人間の考えていることややり方を真似して盗みたくなるような感覚に近い。初心にかえるとはまさにこういうことなのだろう。
そんなわけで今夜もハイボールを飲みつつ、本を読み耽っている。そしてもうすぐ1日が終わってしまう。足りない時間の中で沢山吸収して、明日からの自分に繋げたい。
いい加減ちゃんと時間作って「ギターを練習して上手くなれ」という話をしたかったのだが、結局だらだらと言い訳を書き連ねてしまった。
自分らしいというか、何というか。
不器用だけど悪い気はしないね。