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【NYx鳥】やっと会えた歌声の主~Carolina Wren(ミソサザイ)

バーディングを始めてから、3ヶ月以上、よく響く鳴き声を毎週のように耳にしているのに、なぜかまだ一度も姿を見れていない鳥がいました。

庭で…

散歩道で…

参加したバーディングで…

毎週土曜に送り迎えする子どもの日本語補習校の前で…

早朝ぼんやり目覚めたベットの上でも…

このレパートリーがオンリピートで聞こえる!それも大音量。
(↓YouTube動画拝借)


絶対すぐそこにいるのに、何かのカルマかと思うくらい全く姿を見れない!

その鳥は、Carolina Wren(カロライナ・レン/チャバラマユミソサザイ)。

(和名がイメージと合わなすぎ🥲英名で続けます…)

日本にも1種だけ生息するミソサザイ(Wren/レン)の仲間は、アメリカ大陸に何十種類も生息しているそうで、その中でも、カロライナ・レンはニューヨーク郊外でもよく見られる種。

先日いつも行くMarshland(湿地保護区)で、ようやく姿を見ることができました!

森の中に響くこの声・・・。

とりあえず声だけでもと思って録画をしていたら、枯れ枝の先に止まっているカロライナ・レンを発見!

ついに見れた!背中のシナモンブラウンに眉の白ストライプがかわいらしい。しばらく歌うとさっと飛んでしまった。
再び地面の枯れ葉の上に発見。しっぽをピンと立てたポーズがなんともキュート。茂みの中や林床を好むので、よく声を聴くわりには、目にする機会が少ないんだそうです。


帰り道、再び見つけたカロライナ・レン。目の前のフェンスの上に止まり、声を張り上げて歌い始めました!

この鳴き声、英語ではtea-kettle(ティー・ケトル/やかん)"tea-kettle, tea-kettle, tea-kettle"と覚えるそうです。確かに、ハイピッチでそんな風に聞こえるかも?

小さな体に見合わぬ声量。
至近距離。尻尾をピンと持ち上げるのがWren(レン)の特徴。かわいいポーズです。
ぴょこっとこちらを向いた。長くて先が湾曲したくちばしも特徴。虫が主食。


会えない時はぱったり会えないのに、突然目の前に現れて歌い出すこともあるんですね。

バードウォッチングは、広い世界をひとつひとつ知っていく旅のよう。

その旅路に、一種一種の鳥との出会いがあり、それにまつわる思い出が積み重なっていくのが、何にも代え難いです。

主役は鳥のようであって、追い求める人間側でもあるのでしょうね。

どれも忙しくしてるとすぐに忘れ去ってしまいそうなささやかな思い出ばかりなので、noteで記録し、共有することにして本当によかったと思います。

こらからまた、アメリカにいる他のレンや、日本のミソサザイにも会ってみたいです。

最後まで見ていただき、ありがとうございます。

※7月初旬は不在にするため、しばらく記事をお休みします。


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