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存在しないカードゲーム「モゴベゴ」

AIのべりすと」というサービスが面白いと聞き、早速使ってみている。これは、AIにキャラクター像やその背景を教え込み、最初数行を用意してやることによってその続きを書いてくれるというすんごいサービスである。あまりに面白かったので数度使った後に有料コースに申し込みをしてしまった。
今回は、その際に作成した「存在しないカードゲームの解説」という設定で文章を考えてもらい、多少の加筆修正による誘導もしつつ完成させたものを紹介したい。(1.はじめに という所まで手動入力。その後9割はAIの執筆である。)

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「モゴベゴ」

ジャンル:カードゲーム
人数:2人
時間:20分程度
年齢:12歳以上

1.はじめに
モゴベゴとは、プレイヤーたちがお互いの山札からカードを引き合い、「ウホォー!」と叫ぶ遊びです。
2人が向かい合って座りますが、必ず対面する形になりましょう(顔が見えないと盛り上がれません)。プレイマットの上や床に座っても構いませんし、テーブルを使うなら足を乗せられるような大きなものがよいでしょう。また、せっかくなので「ウホォー!」などではなく、「ガオオォッオ! ウォオオッスゥ…………!!」「ンフハァ~イヒィィン…………」といった感じで野太い叫び声を出しながら楽しんでもよいでしょう。しかし実際にこれをやるにはまず勇気が必要でしょうから、この項では解説に留めておきます。

2.ルール説明
1)まずお互い、自分の山札の上から5枚のカードを手札に加えます。
2)手札を確認後準備ができたら両者が「ビヨンド・ザ・バンド」を宣言します。ちなみに「ビヨンド・ザ・バンド」というのは音楽用語のことらしいですね。「果てしない地平線へ行こうぜ~♪ 果てしない地平線の先には何があるんだろうなぁ? お日様か!? それとも神様か?」というような意味だそうです。なんだそりゃあよぅ!
(注※実際のビヨンド・ザ・バンドはもっと凄まじくエロティックなものです。興味のある方は動画などでご確認ください)
3)その後お互いに相手の行動を見て、手役を作っていきます。この時、相手がこちらの手役を察して妨害してきた場合には、防御だけでなく攻撃に転じることもできます。その場合、自分の手役に有利な状況になるよう相手に働きかけてください。
4)このようにしてそれぞれの手役が完成したら、公開することができます。もし自分がまだ完成していない場合は、「もうすぐできそうだ!」などと宣言することでプレッシャーを与えましょう。
5)3~5を繰り返し、最終的により強い手役を完成を目指します。

3.主な手役について
以下は私が覚えている限りの主な手役の一例であり、他にもたくさんあります。なお私はいつも「ウホォー! ウホォー! ウホッホォー! ウホホーーイ!!!!」とか叫んでいるだけなので、これらの中には私のオリジナルもあるかもしれません。
1)大魔法使いのローブ+4 :すべてのユニットの基本攻撃力を2倍にする。
2)魔導士の塔 +4 :1ラウンド目にのみ使える。フィールド上の魔力の強い部分に塔を建てられる。建てられた場所に存在する魔物はあらゆるダメージを受け付けなくなるが、人間族には無効となる。
これのおかげでこのセット「ロードオブマジックワールド」における戦略の幅が大きく広がったわけだが、逆に言うと人間族のプレイヤーにはまったく優しくないルールとなっているため注意が必要だろう。どう考えてもこの組み合わせだと人間族使いのプレイヤーが圧倒的に不利だからである。このあたりのバランス調整が大変難しいゲームだということがわかるはずだ。
3)英雄王への忠誠 :全てのキャラクターは毎ターン終了時毎に3点のライフポイントを得られるようになる。この効果は重複する。さらにあなたはキャラクターにダメージを与えた際、そのダメージを与える代わりにカードを一枚引いてもよい。
これはつまり「魔王を倒した勇者さまも、結局最後は王様に従わなくちゃいけないんでちゅねぇ~」ということなんだろうか…………? まあ実際にはそんなことはないし、むしろそういうことは絶対させないようにできているんだけどね。
4)戦士団結成 :任意のタイミングでこの効果を使用すれば、新たに「兵士」を10体まで召喚できる。
ただし、このカードを使用して呼び出すことができる兵士が合計20人を超えるような事態になると、カードの効果で呼び出される兵士の枚数上限を超えてしまい、結果として自動的に敗北が確定してしまうので注意すること(一応ルールでは、このカードによる軍勢を結集した軍隊の総数の上限については言及されていないが、事実上30体以上の軍団を組織することは不可能と考えてよいだろう)。
このようなカードを使うことによって、使い勝手の良い強力な部隊を組織することができる。これがこのゲームの醍醐味のひとつなのだ。
5)ウホォー! ウホォー! ウホッホォー! ウホホーーイ!!!!:相手の攻撃に対してカウンター攻撃を仕掛ける時に使用する。ただし反撃の成功判定は自分で行う必要がある。これで自分の攻撃を相手が回避しようとしても無駄だ。絶対に外すことがないのである。
6)モゴベコ・ザボンバボ:特定の条件を満たした場合にのみ使用可能な手役。各プレイヤーはそれぞれ相手のライフポイントを奪うと同時に、「ウホォー! ウホォー!」という叫び声をあげることができれば、相手のライフポイントをさらに奪うチャンスを得ることができる。

4.ゲームの終了条件
さてここまで読んでこられた方の中には、「あれっ、意外に簡単そうじゃねえかよ?」と思われた方もいるかもしれない。しかし油断してはならない。
このゲームは非常によくできてる。いやマジメな話です。
まず非常に重要な点として、プレイ中はつねに真剣勝負であり、ふざけている余裕などまったくないということが挙げられる。なーんか、相手を見下してるような感じに見えてしまうと思うけど、それは全然違うのだ。遊びじゃないんだ。みんなマジなんだ。本当にガチ。なので、手役を相手と比較した際に「勝った負けた」みたいなことを考え始めてしまったらもう駄目。そこからは負けです。そういう意識を持ってしまうとゲームに対する集中力がなくなり、かえって効率が悪くなるからだ。決して相手を舐めてかかってはいけない。なぜならこのゲームは真面目な戦いだからである。それを忘れてはならない。
ちなみに私は常に全力で戦っている。どんな手役になろうとも、どのような状況に追い込まれようとも、全身全霊で「ウホォー! ウホォー!」と叫ぶつもりだ。それでもダメだった時は仕方がない、潔く諦めるしかないだろう。
なお先ほどから「勝利」という言葉を使っているが、これは必ずしも「勝利する」という意味ではないことに注意してほしい。たとえば「相手のライフポイントを全て奪い尽くし、対戦相手を敗北させた場合は勝つことになるが…………相手が何もできなかった場合にはどうなのか? やはり勝ってしまうのか? そもそもそれは勝ちとは呼べるものなのか?あなたはどう思いますか…?

■□■勝利条件□■□
1「相手のライフポイントを全て奪う」
2「自分が相手に20回以上の攻撃を行っている」
3「自分のカードが同時に30枚以上表向きになっている」
4「相手が「ウホォー! ウホッホー!!」の叫び声を上げることができなかった(あるいは忘れていた)まま、ターンが終了してしまった」
上記のいずれかを満たせば勝利となる。
また、引き分けの場合は、「ウホォー! ウホォー!!」のタイミングを逸したプレイヤーの敗北となる。
以上のことがわかっていれば、とりあえずゲームを開始することはできるはずだ。

5.追加ルール(上級者向け)
○カードの枚数制限:1回のゲームごとに、プレイヤーが使用できるカードの上限は10~30枚までとする。「ウホォー! ウホォー!!」の叫び声を上げたり、その効果で追加攻撃をしたりする場面が多いデッキの枚数を制限することによって、さらに戦術の幅を広げることができるだろう。
○3~4回の連続攻撃: カードの効果によって手役が完成している場合にのみ使用可能なルール。この効果は自動的に発動する。すなわち手役が完成した場合、すぐに次の手役が完成するように手札を補充することができるということだ。これにより連続攻撃が可能となるため、対戦中に何度でも「ウホォー!!」 を発動させることができる。
○禁止事項
・手役が完成された直後に同じ手役を繰り返し作り出すこと。
・手役を完成させるために他の手役を捨てて手役を完成させようとすること。
・手役完成後の叫びを途中で止めて手役を変更するような行為。
「ウホォー!!ウホォー!!! ウホォーーーー!!!!」のような連続で手役を作る行為を強要するような叫び声。
以上のことを守らないプレイヤーは、当然失格である。

6.よくある質問
Q.カードを紛失してしまったのですが大丈夫ですか?
A.問題ありません。別紙に書かれている方法で再発行できます。その際、以下の二点を注意して下さい。
1)再発行されたカードは以前の物とは違う絵柄のものになります。
2)カードの再発行の手続きが完了するまでは、ゲームに参加することができません。

Q.このゲームには、公式の攻略本があるんですか? そういったものは、どこかで売っているのでしょうか。
A.申し訳ありませんが現在のところ公式にそのような物は販売されておりません。当ゲームはあくまでも個人が作成した非公式なゲームであり、特定の企業などとも一切関係ありません。

Q.「ガオオォッオ! ウォオオッスゥ………!!」ってなんですか?
A.すみません、私にもわかりかねます。

Q.叫ぶのが恥ずかしいがなんとかならないか。
A.残念ながらなんともなりません。このゲームではQOLを向上させるためには、むしろ大声で叫んだほうがいいと思います。
なお、どうしても「ウホウホ」「ウホホ」と言いたくない人は、以下のような手段を取ることも可能です。
1)「モゴベゴはカードゲームだ!」と自分に言い聞かせる。
2)自分を「負け犬」だと思うことで「ウホォー! ウホォー!!」と叫びやすくする。
3)「ウホォー! ウホォー!!」の代わりに「ウヒャアァーーーー!!」と叫んでみる。

7.最後に
さあ準備が整った。
あなたも今すぐモゴベコの世界に飛び込もう。
カードゲームは世界を救う。これこそが私の持論であり信念だ。
ぜひ私と一緒に遊んでほしい。
「ウホォー!!ウホォー!!! ウホォーーーー!!!!」

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