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2020/12/16 Wed

ただただ圧倒される写真ばかりだった。構図だとか、撮影技法だとかは一切介在しない天体写真。当然と言えば当然、ハッブル宇宙望遠鏡は作品として撮影しているわけではないのだから。それでも見るものに感銘を与える写真の数々は、印刷サイズやプリントの影響だけではない。被写体そのものの美しさ、それのみによってこの写真展は成立している。

作為的な何かがあったとしか思えない色、形。これをハッブルは可視光で捉えた(展示されている作品の中には赤外線で撮影されたものなどもあるが)。つまり宇宙に行って超望遠レンズを覗けば、スケールは小さくとも同じような星々が見えるはずなのだ。何とロマンのある話だろう。

つい写真集を2種類買ってしまった。金額よりも重量がきついが、今日買わなければいつ手に入るか分からない。何よりこういうものは熱量が下がる前に買った方が良い。

会場はスマホでの撮影が可能だったので、余すことなく撮りながら回った。光沢紙だったので映り込みが惜しいけど、これは半光沢じゃダメだ。あの美しさは光沢があってこそ格別のものになる。

上司に時間休のことを伝えるのは当日になってしまったが、理由も聞かず許可してくれたことに感謝する他ない。これを見れたのは2月の松島と同じか、それ以上の収穫と言える。

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