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2022年に買って良かったもの

年越しまでにある程度書き溜めてはいたものの、最後の最後にGFX100Sを買ったり大阪旅行をしたり、仕事がたてこんだりして脱稿には至っていなかった。
年始にダラダラしてたんならそこでやれよ、と思うがアニメ一気見で忙しかったので遅れたのもしょうがない。

GF120mmF4 R LM OIS WR Macro

使用感や作例は以前の記事に譲る。

細部まで写し切る精細な描写とラージフォーマットセンサーのトリミング耐性によって等倍以上に拡大しても問題なく使える写真が撮れる。

GFX100Sを買ってもこのレンズを付けることはないだろう。ボディ内手ぶれ補正は50S IIの方が上だし、5000万画素で不足するような状況がない。
それほどまでにパーフェクトな写りだ。

F4, SS 1/160, ISO100

レンズ全長はそこそこあるのでどうしてもバッグを選ぶが、近所の花を撮るときは肩掛けで持ち出すこともある。ボディと合わせても2kgを切るので通勤時でもなければ持ち出すのが億劫にはならない。

最近の悩みはXF90mmF2Rの出番が減っていることで、サイズも開放も全く違うのに出番を食ってしまっている。

MacBook Pro '14(2021)

以前使っていたのは同じくMacBook Proの13インチ、2018年モデル。Apple公式でスペックを盛って注文するのがお決まりになっていて、2018は全て最上位にしていた。

M1 Proを搭載している2021年モデルはCPUとメモリを1ランク上げ、SSDを4TBにしているがこれで2018とほぼ同額なのだから恐れ入る。スペックに何ら不満はなく、Lightroomでの読み込み完了やルーペ表示中の画像切り替えなどで待たされることがなくなった。

ブートキャンプが無くなったことは少々残念だが、持ち帰った仕事を片付けるのに便利ということくらいでWindowsが使えるメリットはそこまで大きくない。故にこのデメリットは無視できる。
ディスプレイのリフレッシュレートは60ヘルツに固定して、True Toneも切っていることもあってかバッテリーもProとは思えないくらいよく持つ。

キーボードも2018から大変素晴らしいものに変わった。LightroomのショートカットをTouch Barに登録していたので、それが使えないのが不便といえば不便だが他のメリットが帳消しどころか大幅なプラスになっている。
おかげでiPad ProとMagic Keyboard folioを持ち出す機会がほぼ無くなってしまった。

GF20-35mmF4 R WR

(今のところ)2022年最後の大きな買い物が待ちに待ったGFX用超広角ズームだ。これも詳細は以下に譲ることとしよう。

昨年のX Summitでモックアップを見たときは「よくてF4通しか……」とガッカリしたが、作例やMTF曲線を見て考えを改め予約開始と同時に購入ボタンをクリックした。

GFX100Sを買ったらこいつを付けっぱなしにすると決めてはいるのだが、50S IIでの画質に不満があるわけではない。星景撮影でのノイズの出方がより細かくなって後処理が楽だから、というのが全てだ。
あれ?スタック面倒だし地上部分が破綻しやすいから微妙と思っていたのに100Sで星景を撮る意味って……。

F4, SS '15, ISO3200

実際スタックで星景写真を作るのは非常に手間がかかる。この写真でも円周状に色ムラが出てしまった。フィルターを使っていることも要因だとは思うが、そうすると地上が明るすぎてラージフォーマットでも輝度差が厳しい。

GFXというシステムはそういう意味でもプロ向けなのだと実感させてくれたレンズだ。

Profoto A1X

型落ちなっていたところに出会った憧れのProfoto製ストロボ(メーカーはスタジオライトと呼んでいる)。以前使っていたNissinは小型軽量で、単3電池が使えるという手軽さが良かったのだがeneloop proでも発光ムラがあったのが難点だった。
専用の外部バッテリーを使えば解決するのかもしれないが、手軽さはなくなる。そちらの方が痛かったのでProfotoに手を出した。

調光の考え方がストロボと違うらしく、ディスプレイに表示される数値をまだ直感的に理解できてはいない。それでも発光ムラはなく、自然な色味で撮れるので価格に見合った性能を持っている。
コスパという意味では良くも悪くもないが、歩留まりを少しでも上げるのであればProfoto製品は有力候補だろう。

今は1灯かつオンカメラでしか使えない状態だが、それで困っていないので当分は買い足しをせずに運用する予定だ。

GFX100S(追記)

下書きでProfotoまで書き終えてから滑り込みセーフでエントリーしてきたのがこの子。最後とは何だったのか。

年末には魔物が潜む、とはKOTYが発祥だったか。冬のボーナスとGFレンズ群に出番を奪われていたXF90mmとXF18mmF1.4を下取りに出すことでGFX50S IIとほぼ同額で入手できると分かり即カートに突っ込んでしまった。

GF20-35mmのところでも書いたが、高感度耐性の比較でGF120mmを一度つけたくらいで基本は20-35mmをつけっぱなしにしている。
外装は50S IIと全く同じ(サイドのロゴだけ違う)なので手にした時の感動はやや薄めだったが、出てきた画は全くの別物。特に高感度耐性は期待以上だった。

そして位相差AFの有無が地味ながら大きな差だと感じるようになってしまった。AF速度を期待するようなカメラではないが、50S IIでは散々迷って合焦しないことが割とある。それが我慢できないほどかと言われればMFに切り替えればいいだけなので困りはしない。
しかし快適とは程遠いのも事実。

予言しておこう。来年50S IIを下取りに出して2台目の100Sをお迎えすると。

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