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20240510 hahen

「破損した時、破片が鋭利なかけら又は細片となって激しく飛散することがあります」
そういうふうに生きれたら、そういうふうにいなくなれたらと思った。傷付けられるほどそばにいてくれたら、どんなによかっただろう。あなたの破片ばかり俺は集めて、手のひらを血でぐしゃぐしゃにして、その果てで捨てた気になっている、それでも引っ掻いていった痕はうっすらとのこっている。俺の破片があなたに刺さらなかったことが、また破片になって薄皮を裂く。

それにしても、五月の冗長さは驚嘆に値する。

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