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  • Lowerside ghost

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20240505 何にだってなれない

ライブ終えて帰ってきたらめちゃくちゃ落ち込むというか傷付くことがあり、洗面所で蹲ってひたすら落ち込んだ時用のプレイリストを聴く。なんかもうあまりなにも言いたくない、インターネットでお喋りな人間というのは良くも悪くも本当にすごいと思う。 俺はいつになったらバンプのディアマンを聴いて泣かずにいられるんだろう。ひとがくれたプラスよりもマイナスを大きく受け取りすぎるから基本俺はひとりでいたいのかもしれないな、とひとしきり泣いた後で思った。

    • 「grad(u)ation」「deadstock.EP」リリースによせて

      ロワーサイドゴーストという屋号で音楽を発表することをはじめました。4月末からシングル1枚とEP1枚を配信しています。 まずこの場を借りて(?)この文言をしたためていることについて。 創作物と文章というものは当然違う性質の二者であり、程度はさておきそれらを出力する場を同一にするのには抵抗があった、ということを最初にことわっておきます。 きっと自分が読み手であれば、そうした部分でのわかりやすさや棲み分けを無意識に求めてしまう部分があるだろうというのが正直なところです。 一方で

        • 『deadstock.EP』Lyric page

          𝘓𝘰𝘸𝘦𝘳𝘴𝘪𝘥𝘦 𝘨𝘩𝘰𝘴𝘵 deadstock.EP(15:16) 1.March(ing) (4:53) 2.nevermore (3:37) 3.grad(u)ation (2:21) 4.氷解 (4:25) 2024.04.28、リリースしました https://big-up.style/RGh3O0nCbF * 1. March(ing) 見惚れてしまった合間に過ぎ去る 瞬きのように疾く 自惚れてしまった間に消え去る 振り向きざまに気付く 疎遠の足

        20240505 何にだってなれない

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          2本

        記事

          20240425 eve(ry)eve

          大切にしようとしたことも、大切にできなかったことも、結局あんまり残らなかったけど、でももう大丈夫なんだ。こういうふうにしかやっていけないんだから。 そんなふうに諦めることが、ほんとうのほんとうに芯から諦めることがあって、そうしてなしくずされて時間は勝手に進んでいく。いつもなにかの途中で、それは途絶えるまでずっとだ。近づいて、離れて、名残惜しいなら滲んでしまうまで手を振る。その間にも時間は進んでいく。 憑き物が落ちた心地で起きる朝もあれば、魂が抜け出そうなほど激情を抱える夜も

          20240425 eve(ry)eve

          20240416 化石と幽霊のための

          読み返しては忘れる一節に、忘れてもまた読み返す一節に、遠く存在しない過去が映っている。 晴れた日の室外機。水溜まり。朝10:05の忙しなさ。おはよう、と文字を打っていた毎日さえも、なんだか子供の頃のように思える。自転車の3段変速ギア。あの子に笑われた鮮やかな水色のシャツ。延々とタイムトリップしている。透ける白いシャツ。白い肌にそばかす。どうにもならないことを知っているのはこれがタイムトリップだからだ。 読み返しては忘れる一節が、忘れてもまた読み返す一節とまったくちがう形をとっ

          20240416 化石と幽霊のための

          20240404 glad u

          4/4 新社会人になりました、というけれど、社会人というのは誰だって社会人なはずで、だからその言い方はあまり好きではない。 なにはともあれ、新入社員になれた。多分まだまだこれからだし、迂闊にやっていけそうとかやっていけなさそうとか吐き出して自分を鎖に繋ぎたくないし、だからほんのすこしぼんやりとしたまま毎日を送っている。内定式ぶりに会った同期も聡明でユーモアを解する、とても良いひとたちで安心した。同世代はやはり喋っていて気が楽というか、なんとなく同じ時代観を共有している気がする

          20240404 glad u

          20240327 虚しくない

          生きてるだけで誰かを傷付けてるし邪魔してるし絶望させてるおそれがあることを、大袈裟だけど、忘れたくない。だいたいが誰かの加害者で、償い合えないからせめて赦すしかない。 結局赦すしかないのではないか、ということと、そういう思考に至った自分の(恵まれた)境遇のことを数年間ずっとなんとなく考えている。信じる宗教はないけど、赦すという行為については他の事物より関心がある。 だれもが多かれ少なかれ、自分を正当化するために生きている。よくやった、と仕方なかった、のふたつの曲線を、これ

          20240327 虚しくない

          20240324 粛々祝々

          卒業した。 コロナで潰れた一年間を思うといまひとつ四年間をやりきったという実感は湧かないが、それでも感慨深いものがある。自分としてはこの二年くらいで急に成長したような気がしていて、それは自分ってこういう生き物なんだなあという理解が深まった心境のタームが現在に繋がっているからだと思う。 そういう建前でもなんでもなく、心の底から自分の好きにしたらいいんだ、ということを身をもって知った。 ことあるごとに幽霊部員だからと逃げてきたサークルにも最後の最後でしゃしゃり出て、なんだか一番

          20240324 粛々祝々

          20240310 いい歳して

          もう3月10日であることにビビっている。今日はずっと前から好きなバンドのライブを観てきた。喰らった、という言葉さえ不適合なまでにボコボコにされて帰ってきた。でも燃えている。俺だってもっと先に進みたい、烏滸がましくも並びたい、超えたい、そのくらいの気概でいたい。そうじゃなきゃ今よりもっと遥か彼方へ行ってしまいそうだった。 MCで「自分の人生に納得したい」と話していたあのひとと、まったく同じことをここ数ヶ月ずっと考えていた。納得したい。後悔がない、ように生きても絶えることはない。

          20240310 いい歳して

          stopmotion - たちつくす

          十一月だったか、十二月だったかはもうよく覚えていない。無意識に想起されることをあまりに多く繰り返したからか、別れる、という契約を結んだ電話の記憶は意識的に思い出すことができなくなってしまっている。その瞬間からこの人生は静止画のようになってしまって、ワンシーンだけがずっと薄く引き延ばされているような感覚が拭えない。 予約するはずだったバスも、行こうとしていた場所も、言うべきだった言葉も、すべてが無に帰してしまい、でもまだそれがよくわかっていない。無に帰すというより、最初からなか

          stopmotion - たちつくす

          20240302 日々是口実

          あっという間に三月になってしまった。往く一月、逃げる二月などというが今年は閏年で29日があったせいか、例年よりも「そうかあもう二月も終わりかあ」と、いつもよりちゃんと噛み締めてから三月に来た気がする。「俺終わっちゃいますよ!? いいですね!?」という念押しのあと、内部から光が漏れて爆散するさまが目に浮かぶ。逃げるというより、爆散する二月だった。ククク、二月がやられたか……奴は一年の中でも最短……。 友人のおすすめで「A GHOST STORY」を観た。途中からラストの予想

          20240302 日々是口実

          20240226

          結構落ち込むことがあって落ち込む。悲しさを思い出さないようにしても、どうでもよくなるまではどうでもよくないことのままだ。俺の生活はドラマのように整理整頓された作品ではない。

          20240218

          きょうの思念:わからないことに、無理に頷く必要はない。けれどもわからないことに首を横に振る必要もまた、ない。わからないことはわからないままにしておけばよい。いつかわかるかもしれないし、わからないかもしれない。そして、わからないままだったとしてなにか恥じることはない。ややこしいがそんなことを思う。読んだことのない物語が本棚に置かれていることでさえ、なにもおかしいことではないのだから。